◆キリンと言えば……あのコラムだな!w
年明けから俺のプレイ日記以上に、我が家のネコの体調を心配されているのではないかと確信しているのだが(苦笑)、ようやくその原因と詳細が判明したので、ネコ飼いの皆様の参考になればとの思いから共有させていただく。
我が愛猫、単行本にもなっているノルウェージャンフォレストキャットのるーさんは、1月2日からご飯をほとんど食べなくなり、しかも元気が完全に消失して、明らかに何らかの不調が身体の中で起こっていることを俺に伝えてきた。そこで俺はかわいそうなほどうろたえつつも、三が日でもやってくれていた近所の獣医に駆け込み、血液検査を始め可能な限りの調査を実施。が、根本的な原因を特定するに至らず、それから毎日点滴と注射をしてもらうためにその獣医さんに通うことになったのだ。
それでも、るーさんの様子はあまり改善しない……。しだいに俺は、
「見えない大病を患っていたらどうしよう……!!(泣)」
こんなネガティブなことばかり考えるようになっていたのである。
そんな、出口が見えない袋小路からるーさんを救ってくれたのは、1週間に1日だけ診察をしてくれる、その病院の院長先生であった(そこは大病院の分院なのだ)。
院長は、おとなしくされるがままのるーさんを一瞥するや、「ちょっと腸を触診しますね」と言い、長毛で覆われたその腹をガサゴソと探りながら確信の口調で言ったのだ。
「あー、これだ。腸に5センチほどの異物……おそらく毛玉がありますねー。長毛のネコちゃんは、よくこの“毛球症”に罹るんです。いい薬とサプリがあるので、2、3日で元に戻りますよ!」
それから……3日後!!
うっそだろ……。あんなにぐったりしていたのに、食欲は完全に戻ったし、元気も……ウザいほどあるんだけど!!ww 院長、すげえええええ!!!
ということで、いまや100%、以前のるーさんに戻りました!! ずっと生きた心地がしなかったけど……本当によかったです!!!><
さて、これにて今日の逆鱗日和Nowは終了~~~……というわけにもいかないので(あたりめーだ)、前回のネタの続きを書きたい。
そう、ついに『モンハンNow』にやってくるのだよ……!!
無印モンハンの時代から存在する、ラオシャンロンや黒龍と並ぶ伝説のモンスター、あの“キリン”が!!
なかでもよく覚えているのが……拙著『本日もニャンと!逆鱗日和』に収録されている“あの”一遍であろう。
数ある逆鱗日和のエッセイの中で、おそらくナンバーワンの人気を誇る会心の1本……!!
それは“幻獣チーズを捜せ!”のタイトルで、『ニャンと!逆鱗日和』の168~175ページに掲載されている。幻獣チーズってのは当然、幻獣・キリンの乳から精製されたチーズで(たぶんな)、ゲーム内で食事バフをかけるときに“黄金芋酒×幻獣チーズ”の取り合わせだと最強の効果が得られる……ってんで、『モンハンポータブル 2nd G』のときはクエストに出向くたびにコレを食していたのだ。で、この幻獣チーズってのはリアル世界だとどれになるのかねぇ……と、俺と編集担当の江野本ぎずもはある日思い、
「実際にあらゆるチーズを黄金芋酒と合わせて、角満公認幻獣チーズを決めちゃいましょう!」
ということで、そのときの様子を克明にまとめてみたのだ。それがまあ、何と言うか……酒飲み2名がぐでんぐでんになるまでチーズを喰いながら芋焼酎とワインをあおっているだけ……って内容なんだけど、不思議な疾走感とリズムをまとっていて、いまだ大人気エッセイとして“逆鱗日和史”に燦然と輝いているのだ。
もうネット上では読めないと思うので、その一部をちょっと抜粋してみる。続きを読みたい方はぜひとも『本日もニャンと!逆鱗日和』をご購入いただき、2月1日のキリン襲来に備えてもらえれば幸いであるwww
以下、“幻獣チーズを捜せ! その2”から抜粋。
◆◆◆
(前略)
しかしこのあたりから、俺も江野本もすっかり酔っ払ってきた。見ると、黄金芋酒の大ビンはほとんど空っぽ。次第にロレツも回らなくなってくる。
「えのっち、どうらった? どのちーずがいちばん、黄金芋酒になじみまひたか?」
グビグビと黄金芋酒をあおりながら、江野本が応じる。
「えーっとれすねえ、最初はみもれっとがいちばんよかったんれすけど、なんかお酒が回ってくるとぱるめじゃーのれっじゃあのの強さに惹かれてくるんれすよねー」
そうなのだ。じつは俺もさっきから、黄金芋酒と抜群に融和するミモレットよりも、口の中でガチガチと酒の香りとぶつかり合うパルメジャーノレッジャーノの“強さ”に惹かれ始めていたのだ。言うなれば、口の中で大喧嘩しているけど、じつはやっぱり仲がいい、って感じ。俺がそう感想を漏らすと、江野本は我が意を得たりとばかりにブンブンと首を縦に振り、「そうれす!! そのとおりれすよ!!」と激しく肯定した。
(中略)
このワインを見た江野本、目を真ん丸く見開いて驚愕の表情を作り、俺を睨みつけて声を荒げてきた。
「ちょっと!! いつの間に赤ワイン買ったんすか!!」
江野本、さらにキレまくる。
「あっしにもくださいよ!!!!!」
これを聞いた大塚角満、キレる江野本のさらに上をゆくブチ切れ状態となり、天の声とも言うべき威厳に満ちた声を轟かせた。
「これが赤ワインだとぉ……? ……未熟者め!!!」
わざとらしくひと呼吸置いてから、俺はトドメのひと言を江野本に浴びせた。
「これは赤ワインじゃねえ!! ブレスワインだ!!!」
『モンスターハンター』のワインと言えば、やっぱりブレスワインである。俺の発言を聞いて江野本はわざとらしくのけ反り、そのわりにはケロッとした顔でこんなことを言った。
「な、なるほど……。これはブレスワインだったのか! 言われてみれば確かに……。まあそれはどうでもいいです。早くあっしにもワインください」
◆◆◆
……こんな、わけのわからないエッセイを書かせてしまうパワーを、まもなくやってくるキリンは持っているのだ!!ww
いやでも、せっかくだから相方をたっちー先生にしたバージョンの“幻獣チーズを捜せ! 最新版”を書いてもいいかもなぁww
そんなことを考えながら、今日もコツコツと対キリン用装備制作を進めます。
続く。