新シーズン:マックス・アウト開幕
2016年7月のリリースから今年で8年目を迎えた『ポケモンGO』に、本家を象徴する魅力のひとつ“ダイマックス”がついに実装される。
本記事では2024年9月3日から12月3日まで開催される新シーズン“マックス・アウト”に先駆けて、メディア向けに行われた先行体験での手応えをリポート。
“ダイマックス”&“マックスバトル”
みんなのチカラが試される大迫力バトルに備えよう。
ビッグでマックスな新シーズンへ
今回実装される“ダイマックス”は2029年11月15日にリリースされた『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場した新要素。
ポケモンが発する特殊なパワーが空間を歪ませ巨大に見せる現象で、作中ではマグノリア博士が発見し研究していることが描かれている。
そんな魅惑の要素がついに『ポケモンGO』でも体験できるというわけだ。
ここからは体験会で確認できた基本的な流れ。
また、当日登壇した三室 大義氏(プロデューサー)と北畑 英氏(シニアゲームデザイナー)による質疑応答の内容も合わせてリポートしていく。
ちなみに、新シーズンは限界もしくは極限を超えて成長するという意味から“マックス・アウト”と命名。
トレーナー自身はもちろんポケモンたちにとっても大きな転機となるシーズンというわけだ。
マックスバトルの流れ
ここからはマックスバトルに参加するまでの下準備からダイマックス化したとき固有の3アクションについて。
ちょっと複雑なので実際に体験した手応えを合わせて段階的に解説していく。
【ステップ1:マックス粒子を250集めよう】
■2km歩く
新シーズンよりフィールドに“パワースポット”なるものが出現。
これはポケストップやジムとは異なるもの、つまり既存のものを上書くことなく新規のスポットとして扱われるようだ。
【ステップ2:マックスバトルに参加】
■各自持ち込めるダイマックスポケモンの数は3体まで
※ダイマックスポケモン1体から参加可能
このマックスバトルに参加できるのはダイマックスポケモンのみ。
従来のポケモンは対象外で、最初の1体目はチュートリアルを達成することで獲得できるようだ。
マックスバトルに参加するための“マックス粒子”はパワースポットにアクセスするほか、歩いて集めることができる点は周囲にパワースポットない環境にも配慮した設定だろう。
【ステップ3:マックスバトル開始】
→最大になるとダイマックス化することが可能
■狙われている対象の可視化
→ポケモンの頭上に3本線が出たら狙われている合図
※スワイプで回避できる
ダイマックス化するには画面上部の“マックスメーター”を最大まで上げる必要があり、攻撃もしくはときどき現れる“マックスチャージ(紫色のボタン)”に向かってスワイプすることでメーターが貯まる仕組みだ。
また、ダイマックス中に使える“マックスわざ”は個々に覚えさせる必要がある。
最初はチュートリアルで獲得するダイマックスポケモン1匹のみ。
“マックスわざ”も心もとない状況だけど、遠慮せずマックスバトルに参加して数と技を増やしていこう。
【ダイマックス状態時のアクション】
■ダイアタック
→強力なスペシャルアタック
※ノーマルアタックのタイプにより異なる
■ダイリカバリー(要アンロック)
→自分と仲間のHPを回復
■ダイウォール(要アンロック)
→相手からのダメージを軽減
【ステップ4:マックスバトル終了後】
■パワースポットにポケモンを配置
→ほかのポケモンやトレーナーのバトルをサポート
※帰ってくるときに助けた用途に応じて報酬が得られる
■ダイマックスポケモンの強化
→“マックスわざ”の強化にはマックス粒子と対象のアメが必要
※強化を行うとXPを取得できる
ちなみにこの“マックスバトル”を含む9月のイベント“ビッグにいこう!”中に出会えるダイマックスポケモンはフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ、ホシガリス、ウールー(それぞれ進化系あり)ということだ。
ガラル地方のポケモンがさらに追加
すでに公開されている通り、近日中ににめんポケモン“モルペコ”が本作では初“バトル特化フォルム”のポケモンとして登場する。
また、下記のポケモンが新たに実装されるようだ。
・サルノリ(進化系含む)
・ヒバニー(進化系含む)
・メッソン(進化系含む)
・バチンキー
・ゴリランダー
・ラビフット
・エースバーン
・ジメレオン
・インテレオン
・ドラメシヤ(進化系含む)
・ドロンチ
・ドラパルト
・ウールーの色違い
・ホシガリスの色違い
※7kmタマゴからさまざまなガラル地方のポケモン
【公式関連動画】
Some exciting BIG news is coming to#PokemonGO! 🫨 pic.twitter.com/VINiuj9lTe
— Pokémon GO (@PokemonGoApp) August 26, 2024
ダイマックス関連の質疑応答
ここからは当日行われた質疑応答の中から重要なものをピックアップ。
ポケモンの管理面が今後も大きな課題になりそうだ。
Q.登録される図鑑は従来のものですか?
A.専用の図鑑に登録されます。
Q.ダイマックスポケモンの保管場所は?
A.従来のポケモンボックス内になります。ダイマックスポケモン固有のアイコンが表記されるのでひと目で判別できるようになっています。
Q.1日に集められるマックス粒子の上限は?
A.800マックス粒子です。
Q.ダイマックス状態のポケモンをAR撮影できますか?
A.アイディアとしては検討中ですが現状はできません。
Q.マックス粒子はバトルに負けても消費する?
A.いいえ、勝利した瞬間に消費するようになってます。
Q.ダイマックスポケモンが色違いで出現することは?
A.従来通り、バトル中はそのまま。捕獲画面で色違いタイプになっていることがあります。
今回、とくに印象的だったのは既存のポケモンがダイマックス化できないという点だ。
これに対して「古くから遊んでいただいているトレーナーにも新しい体験をしてもらう」のがコンセプトのひとつなのだと回答があった。
トレーナー目線でいえば、厳選してきたポケモンも使いたいのが本音。
その気持ちは三室氏と北畑氏の両名に伝えておいた。
さて、これはあくまでもこれがスタートライン。
今後、どんどん数が増えていくし環境に応じて仕様も変化していくだろう。
まずは新しいコンテツを、これまでにない新たな環境が到来したことを思う存分楽しんでほしい。