『ヴイアライヴ』定点観測-62:デビュー後初の対外コラボはガチンコ“鉄拳”対決!レトラさんのとある才能にも注目【アイマス日記第325回】

by東響希

『ヴイアライヴ』定点観測-62:デビュー後初の対外コラボはガチンコ“鉄拳”対決!レトラさんのとある才能にも注目【アイマス日記第325回】
バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる“アイマス日記”。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』について記録していく。
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バンジーをかけたガチンコ対決!

VTuberにとって、話題性のある企画のひとつがコラボ配信である。企業などに所属しているVTuberにおいては同じ組織に所属するメンバーとのコラボはよく見られる光景だ。そこから、さらに注目が集まる企画が、別の事務所や個人のVTuberなど外部とのコラボである。VTuberだけに限らす、タレントや著名人、企業とのコラボは、互いを推しているファンからするとどのような化学反応が起きるのか、また新たなVTuberを知るいいきっかけにもなったりする。

ヴイアライヴ』においては、公式レッスン番組でさまざまな著名人とのコラボが行われており、メンバーを通してその存在を知ったという人もいるのではないだろうか。それこそ公式番組で司会を担当しているお笑い芸人・土佐兄弟は、芸能関係にある程度関心があれば常識レベルの知名度の高さではあるが、お笑いに一切興味がない人であれば知らなかった可能性もあるだろう。VTuber同士のコラボという点に関して言えば、昨年の東京ゲームショウにおいて大手VTuber事務所・ホロライブに所属する鷹嶺ルイさんとのコラボは大きなトピックだった。そのほかには、バーチャル配信特化のアプリ・“IRIAM”に期間限定参戦した際に、同アプリの配信で活躍しているさまざまな先輩VTuberとトークを広げており、未だにSNSで交流がある様子も見られている。

しかし、これらの外部コラボが行われていたのはメンバーが候補生時代だったときのことで、正式にアイドルデビューしてからの本格的コラボはまだ行われていなかった。そんな中で実現したのがレトラさんとVTuber・おだのぶさんとの『
鉄拳8』対戦コラボだ。

おだのぶさんは戦国武将の織田信長をモデル(歴史の教科書などでよくみられる絵が元となっている)として、2018年から活動しているベテランで、ゲーム実況を中心に活動している個人VTuberである。織田信長がモデルだが、歴史関係に詳しいというわけでもなく、親しみやすいトークで視聴者を楽しませるユニークなVTuberだ。コラボが実現したきっかけは、共通の知り合いの関係で、レトラさんが『
鉄拳8』をプレイしているVTuberを探していたところ、前作の『鉄拳7』をプレイしていたというおだのぶさんを紹介されたとのこと。

企画内容は、『
鉄拳8』での1ラウンド60秒の5ラウンド先取対戦で、敗者は勝者を神のように崇め奉り、ガチガチの敬語で接するというものだった。おだのぶさんは序盤から、ボコボコにする気満々でプロジェクトプロデューサーの勝股春樹氏からも許可を得たと発言しており、VTuberとしてまた『鉄拳』プレイヤーの先輩としてコラボを盛り上げていく。

対戦では、雑談を挟みつつ戦う流れで、いい勝負はしているもののおだのぶさんがややリード気味。終盤に差し掛かったところで、「負けたほうがバンジー」というコメントをきっかけにおだのぶさんが「やろう!」と反応すると、視聴者も「おだのぶ、頑張れ!」とレトラさんのバンジー観たさに一気に応援が集まる事態に発展。結果、おだのぶさんが勝利を収めることになるが、「土下座すれば再戦も…」とおだのぶさんが煽ると、「このジジイが…」とレトラさんが小声で呟くという返しで視聴者を笑わせる。しかも、ノリで流れた「負けたほうがバンジー」というルールが運営サイドからもOKとなってしまい、レトラさんがいよいよ追い詰められた。

このままでは終われないと再戦を提案し、レトラさんが勝った場合はおだのぶさんもいっしょにバンジーという流れになる。ちなみに、負けた場合はおだのぶさんが4人目の『
ヴイアライヴ』メンバーになるという、嘘か本当かわからないようなカオスな提案もされる中で対戦が再開。今度こそ負けないという意気込みで、レトラさんは途中でキャラを変更してみたり、練習で培ってきたテクニックで戦いを挑み、途中でかなり見所のある攻防も見せたが、結果は1勝しかできずおだのぶさんが圧勝。レトラさんのバンジーと、おだのぶさんの『ヴイアライヴ』加入(?)が決定してしまった。試合の内容としては負けてしまったが、度々白熱する部分もあり見応えは十分。そして、何より個人的に感じたのはレトラさんが持つ才能が垣間見れたことだ。

レトラさんの才能とはズバリ、絶妙な距離の取りかたである。相手がベテランのおだのぶさんだったこともあったが、対戦格闘でのコラボということで互いに相手を煽ったりする場面があり、プロレスで例えるなら受け身のうまさで楽しませてくれている。レトラさんの持つ陽気さや、天性のハムボイスからくり出されるユニークなワードセンス、相手の懐に違和感なく入る絶妙なタイミングなど、こういったコラボでは間違いなく有効だ。今回の配信自体も面白かったが、今後、他のVTuberやタレントと絡んだときにどういった化学反応が起きるかワクワクさせてくれる期待感も高まった。

ちなみに、おだのぶさんは直近で開催される『
Apex Legends』の大会『VTuber最協決定戦 SEASON6』への参加について触れており、その流れから、レトラさんも自分が力を入れている『VALORANT』の協力プレイもぜひいっしょにと提案を行っていた。レトラさんは、7月の目標としてeスポーツタイトルへの取り組みについても言及し、今後も力を入れていくようなので、難しいとは思うが他のVTuberと協力して何かしらの大きな大会で頑張る姿もいつか見てみたいと思った次第。
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    集計期間: 2024年10月05日00時〜2024年10月05日01時

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