『サクラ革命』宇宙にいちばん近い“種子島” のお話【プレイ日記第14回】

2021-02-01 19:54 投稿

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サクラ革命 華咲く乙女たち

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皆さんこんにちは。ライターの松尾です。
期間限定イベント“宙の乙女と星の海”進めていらっしゃいますか?
私もとりあえず高難易度まで終了。宇宙を目指す乙女、星原そうかと砂集めに種子島を駆け巡っております。

今回はそんな種子島のお話をさせていただきたく思います。

宇宙にいちばん近い島

“サムライアンジュの九州武者修行”以来となる種子島。
再び現れたクマ機兵たちの謎を追い、華撃団の面々は宙組の星原そうかと遺跡を目指します。
開催期間がまだ1週間あるので、シナリオの細かな流れは言及しませんが、宇宙への想いと浪漫が溢れる素敵なストーリーでした。

星の海
再会

今回のイベントの舞台となった種子島
言わずと知れた、国内でも数少ないロケット発射場のある島です。
新海誠監督の『秒速5センチメートル』(『コスモナウト』)や、アドベンチャーゲーム『ROBOTICS;NOTES』の舞台としても有名ですね。

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“サムライアンジュの九州武者修行”でも登場しました。

現在国内にあるロケット発射場は2カ所。
この種子島宇宙センターと、鹿児島県にある内之浦宇宙空間観測所。そして最近の話題としては和歌山県にて民間のロケット発射場建設が計画されています。
星原そうかが最初に案内してくれる場所にもロケットブースターが展示されており、どれだけ種子島にとって宇宙開発事業が身近な存在かが伝わります。

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本編でもちょっとだけ触れられた、なぜ種子島にロケット発射場があるのか?
これが個人的に気になって、少し調べてみました。
どうやら種子島という場所は、人工衛星などを積んだロケットを国内で打ち上げるのに非常に適した場所のようです。

かなりレアな種子島の立地

種子島宇宙センターはこちらの暦では昭和41年に建設が始まりました。
立地の理由としては以下の理由が挙げられるそうです。

1:静止衛星を打上げる際には、地球の自転のエネルギーを利用するため、また極軌道衛星を打上げるため、東・南向けの発射に対して陸上、海上、航空の安全に支障がないこと。
2:日本領内で、できるだけ赤道に近いこと(種子島は北緯31度)。
3:沿岸漁業者との干渉ができるだけ少ないこと。
4:必要な用地面積が早期に入手でき、かつ土地造成が容易なこと。
5:通信、電力、水源が確保できること。
6:できるだけ交通が便利で、人員、資材、機材の輸送がしやすいこと。
7:人口の密集した地帯からなるべく遠いこと。

▼参考文献
宇宙航空研究開発機構 種子島宇宙センター「種子島宇宙センターの概要」第6版(平成17年12月)

民家や漁場から離れていて、しかも土地があって、かつ交通が便利で輸送がしやすい赤道に近い場所…!?
もの凄くきびしい条件ですね。しかし、これらの条件に当時もっとも適合するのが種子島でした。
ちなみに赤道に近い条件、というなら沖縄が選ばれそうなものですが、建設当時沖縄はまだ返還前。種子島に白羽の矢が立ったのはそういった時代背景もあったのです。

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以上のような条件のもとで選ばれた種子島。
以来、住民の協力もあり島は宇宙開発とともにありました。
この国でもっとも宇宙に近い場所で、星原そうかは生まれ育ったのです。

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“太正”コソコソ噂話:イベントでぐっと来たパロディ要素

今回のイベントは個人的に思わずクスっときてしまうパロディが気になりました。
こういったネタを掘り起こすのは無粋かもしれませんがちょっとだけ触れさせてください。

まずはこの星原そうかのセリフ。

ロケットドリル

ロケットとドリル!
まさに浪漫です。星原そうかの霊子ドレスのカラーリングにちょっとロケットとドリルの要素を感じていた人も多いのではないでしょうか。
そしてこの豊玉こがねさんのセリフ。

ドリル

まさに天を突くドリル。ちなみに今回のイベントの第四話のサブタイトルは、某ドリルアニメの最終話のサブタイトルと同じ元ネタでしたね。

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『天の光はすべて星』というSF小説。1950年代に書かれた、宇宙開発が途絶えてしまっている1997年を舞台にした物語です。
57歳になる元宇宙飛行士の男が、もう一度宇宙にいくために立ち上がります。この飽くなき宇宙への情熱は、星原そうかのキャラクターにもつながるところがあるかもしれません。

ということで、今回は期間限定イベント“宙の乙女と星の海”を進めて気になったことをお話させていただきました。
今後の宙組のさらなる活躍にも期待をしつつ、私は砂集めに戻ろうかと思います!

●『サクラ革命』プレイ日記
●『サクラ革命』登場キャラクター紹介

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対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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メーカーセガ
公式サイトhttps://sakura-kakumei.sega.jp/
配信日配信終了
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