『クトゥルフと夢の階段TRPG』タピオカミルクティにパクチー!? 地下75Fの“神殿イベント”に到達【プレイ日記第9回】
2020-06-30 15:03
2020-04-19 11:00 投稿
この記事に関連するゲーム ゲーム詳細
クトゥルフと夢の階段TRPG
深い夢の片隅で発見したのは薄気味悪い下り階段。あなたの本能はそれを“人の意識が来ていい場所ではない”と悟るのだが……。
本記事で紹介する『クトゥルフと夢の階段TRPG』は、奇抜なアプローチで話題を集めたアプリゲーム『群馬ファンタジーTRPG』のクリエイターが手掛ける最新作。
進むたびに変化する異空間を舞台で多彩なカードを集め、死に戻りをくり返してチカラを蓄え最深部を目指していくホラーと小ネタが入り交じるローグライクRPGだ。
ゲームの見どころ
●SAN値を保ち冒険するおひとり様も安心のTRPG体験
●おぞましくも愉快な世界の死に戻り育成システム
夢の中で発見した地下への階段が終わりなき旅の始まり。
引き返すことも許されない異空間は潜るたびに変化する不思議な場所。プレイヤーは数々の奇妙なイベントに触れ、正気度を表すSAN値を保ちながら1フロアでも下層を目指していく。
本作は“1人でもTRPGができたなら”というテーマのもと開発された作品。一方的でこちらの言い分を伝えることはできないが、さまざまなシチュエーションで登場する選択肢は没入感を高めるのに十分な効果を発揮している。
また、カードを収集してデッキを構築、行く手を阻む魔物や野蛮な人々を相手に挑むバトルは、カードゲームが苦手という人でもスムーズに楽しめる。
毎ターン行動できるエネルギーとカードの数値を参考に攻撃や防御といったアクションを設定するだけ。
画面左上に並ぶ基礎ステータスと選択したカードの数値。2つを合わせた効果の変動を探りながらのバトルは、プレイヤーシートを片手に「これならどうだ!?」と、ゲームマスター相手に駆け引きをしている気分を少しだけ味わえてよかった。
クトゥルフをベースにした本作はホラーテイストなビジュアルが目立つが、その中にはオマージと思われる演出や制作当時の時事ネタも多く、怖いという感覚は早々に吹き飛んでしまう。
直球ホラーを期待した人は残念に感じるだろうが、本作が『群馬ファンタジーTRPG』を開発したクリエイターと知っている人であれば納得、もしくは期待通りの世界観といっていい。
また、プレイヤーキャラクターの育成は死に戻りをくり返し集めたポイントで基礎ステータスを強化。カードデッキの構築も溢れた際の整理とリスタート時に前回分から1枚だけ引き継ぐといった感じで難しいことはない。
筆者はカードゲームに対する苦手意識が強いのだが、それでも何も迷うことなく楽しむことができた。
限られたエネルギーをどう活かすか、ときには防御系のカードを多めに使って身を固め、持久戦に持ち込んででも戦わざるをえない強敵も登場する。
敗北は終わりではなく次への大いなるバトンタッチ。周回プレイで基礎ステータスを育てて夢からの脱出方法を探し出してもらいたい!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG |
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配信日 | 配信中 |
コピーライト | © Scarlet Box LLC. |
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