『FAITH - フェイス』新要素“覚醒”や新バトルコンテンツ“次元の隙間”実装!1周年記念アップデートは11月20日より
2019-11-01 20:11
2018-11-02 12:00 投稿
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FAITH - フェイス
ネクソンより配信予定のフィールドバトルアクションゲーム『FAITH – フェイス』(以下、『FAITH』)。
ふたつの勢力による抗争をテーマに、最大150名のプレイヤーが参加するPvPコンテンツや、広大なオープンフィールドでのPK(プレイヤーキル)などの要素が用意されており、配信前にもかかわらず国内のMMOユーザーから熱い眼差しが向けられている作品だ。
本記事では、そんな『FAITH』の開発に携わっているNEXON REDのお三方へのインタビューの模様をお届け。開発陣が考える『FAITH』の魅力や本作が生まれるまでの経緯、韓国版と日本版の違いについても詳しく紹介していこう。
・キム・デフォン氏(文中、キム)
NEXON RED 代表取締役社長 『FAITH – フェイス』総括プロデューサー
・シム・キフン氏(文中、シム)
『FAITH』開発ディレクター
・チャン・ゼヨン氏(文中、チャン)
『FAITH』企画リーダー
▼先行プレイ記事はこちら
――本日はよろしくお願いします。まずは、NEXON REDという会社について、そして皆さんの役割について教えていただけますか?
キム NEXON REDは、NEXON内の開発スタジオのひとつです。『FAITH』のようなRPGや、シューティングゲームなどを担当している部署ですね。私はNEXON REDの代表取締役を務めており、『FAITH』の総括プロデューサーもしています。
シム 『FAITH』の開発ディレクターとして、韓国版と日本版を両方とも担当しています。
チャン 私は『FAITH』の企画リーダーと、加えてNEXON REDの顔という役割もあります(笑)。
――『FAITH』以外にもさまざまなタイトルを作成していますが、開発に関わっている人数はどのくらいになるのでしょうか?
キム NEXON RED全体だと350人ほど、その中で『FAITH』に関わっているのは110人ほどですね。
――『FAITH』だけでも相当な人数ですね……! シム氏の開発ディレクターとしての役割は、どういった内容になるのでしょうか?
シム 私の『FAITH』での役割は、日本市場に合わせて変更する内容と、その方向性を考えることですね。ある程度まとまった内容を企画チームに伝えて、最終的な調整をするのが主な役割です。
チャン 方向性が決まって企画が出てきたら、私のほうで日本のメンバーと構想を練って、より完成度を高めていきます。韓国からの目線だけでは、真に日本のユーザーが楽しめるコンテンツにするには抜け落ちてしまう視点もあるので、日本のメンバーと話し合って最終的な調整をしていきます。
――『FAITH』を開発することになったキッカケを教えてください。
キム スマートフォンアプリは、カジュアルな内容のゲームからはじまり、本格的なゲームへと広がりを見せています。技術の進歩に合わせて、つぎの世代は“スマートフォンで多くのユーザーといっしょにアクションRPGを遊ぶこと”が重要だと思いました。そういった考えから、ハイクオリティのゲームを目指して制作したのが『FAITH』というタイトルです。
――『FAITH』で特徴的なのは、ふたつの勢力に分かれて戦う対立の構造だと思いますが、これはどういったところから生まれたのでしょうか?
キム PCゲームの時代から、対立構造というのは多くありました。ただ、ほとんどのゲームでの対立は種族間(天使と悪魔など)での争いだったので、『FAITH』では、同じ人間ではあるものの信条の違う抗争を描くことでより没入しやすい世界設定にしています。
――Twitterでも、勢力ごとにアカウントを用意するおもしろい試みをしていますよね。
キム 実験的にスタートしたものですが、今後も継続して運営していきたいと思います。ただ、両勢力で不公平感が出ないように調整する必要はありますが……。
はじめまして。帝国ダルカン広報です!
今冬に勇士様がいらっしゃるという知らせを聞いて、Twitterを開設いたしました☺
偉大なるベヌブ様の加護の元、我が帝国の素晴らしさをお伝えしてく所存です。
勇士様、粗野なガラノスにはどうか耳を傾けないでください…!ダルカンに栄光あれ! #フェイス_帝国— 帝国ダルカン広報 (@FAITH_DARKHAAN) 2018年10月1日
おっす!私は 連合ガラノス広報です。
今年の冬頃に勇士の皆がくるって話を聞いたからTwitterを開設したぞ!ベネブの復活を阻止するぞ!#フェイス #フェイス_連合— 連合ガラノス広報 (@FAITH_GALANOS) 2018年10月1日
――勢力でわかれて争うというのは、アプリゲームだと珍しいですよね。韓国ではすでに配信がスタートしていますが、開発自体はいつごろから始まったのでしょうか?
キム 開発自体は、2015年にスタートしました。韓国では去年リリースが開始され、日本でも今年中には配信予定です。
――ちなみに、詳細な配信時期というのは……?
キム 開発自体はほぼ完了しているので、なるべく早くにご提供できるようにしたいです。詳細な日程については、もう少々お待ちいただければと。
――わかりました、楽しみに待っていますね。韓国では配信がスタートしているとのことでしたが、韓国ユーザーの反響はいかがでしたか?
キム 韓国では、配信から1年経ったいまも多くのユーザーにプレイしていただいております。開発メンバーのほとんどが『メイプルストーリー』などのPCゲームを開発していた人間だったので、韓国で『FAITH』の運営をしていく中でPCゲームのノウハウを落とし込みつつ、スマホユーザー向けの運用方法を学んできました。日本版では、韓国で配信した際の経験を活かして運営を進めていきます。
――日本でも多くのユーザーが配信を心待ちにしていると思いますが、『FAITH』の注目ポイントはどこでしょうか?
シム ひとつは“見た目の楽しさ”ですね。コンシューマーゲームのようなグラフィックや、それを際立たせる綺麗なアクションが魅力です。もうひとつが、“勢力同士の対立”ですね。PvPコンテンツは上位ユーザー向けという印象がありますが、『FAITH』ではライトユーザーも遊べるような内容になっています。
――勢力同士の対立もポイントとのことですが、選んだ勢力によって変化する内容はあるのでしょうか?
シム 勢力ごとにキャラクターが固定されており、6キャラクターそれぞれにストーリーが用意されています。PvPでは敵対勢力と戦うことになるので、お好きなほうを選んでいただければと。
――『FAITH』は最大150人での対戦が魅力のひとつだと思いますが、それだけの人数で対戦することに技術的な問題はなかったのでしょうか?
チャン じつは、韓国版では15VS15での対戦からスタートしました。ユーザー数が増えた段階で、より多くの方に遊んでいただけるように開発で力を入れて、いまは150人まで増えています。
――なるほど、韓国版では最初から150人での対戦が売りというわけではなかったんですね。日本版では最初から注目されている点ですが、150人対戦はゲームを進めないと遊べないコンテンツになるのでしょうか?
チャン 最初はだれでも参加できるコンテンツとして開放予定です。アップデートでレベルの区間を分けることになりますが、ライト、ミドル、ヘビーユーザーで参加メンバーを分けて、多くの方に遊んでいただけるコンテンツにしていきます。メインクエストを後半まで進めていただく必要はありますが、参加自体はどんなユーザーでもできるようにしたいですね。
――『FAITH』はアクション要素にも注力しているそうですが、開発時にこだわったポイントはありますか?
シム キャラクターごとに個性を活かした動きにするように気をつけました。パワータイプのキャラクターであれば重みを感じられる動きにしています。
――いちばんモーションを作るのに苦労したのはどのキャラクターでしょうか?
シム アーチャーですね。日本版のアーチャーは、韓国版とはモデルからチェンジして、最初から作り直されているんですよ。もとが大人の女性に合わせた動きだったので、幼い外見のアーチャー用にアクションも作成しました。
――モデルから作り直したんですか? それはかなりの工数が発生していますね。
シム 両勢力のキャラクターを見比べた際に、帝国にはメイジという幼いキャラクターがいるのに対し、連合側は全員大人のキャラクターだけだったんです。バランスを取るためにも、アーチャーは作り直す必要がありました。韓国では基本的にキャラクターの年齢は高いほうが需要があるのですが、日本では外見が幼いキャラクターも人気がありますからね。
――日本向けのカルチャライズを実施したということですね。ほかにも、日本向けに調整された内容はあるのでしょうか?
シム 最初から作り直したのはアーチャーだけですが、ほかのキャラクターも身長やグラフィックを調整しています。
――キャラクターモデル以外にも、日本向けに調整した内容などはありますか?
キム 日本のユーザーになじみのあるコンテンツを入れたほか、一部コンテンツは配置なども遊びやすいように変更しました。キャラクターの成長要素も、日本独自のバランスで調整を進めているところです。韓国版と見た目こそ類似しているものの、遊んでいただくとべつのゲームの感覚を味わえるかと。
チャン キャラクターの育成要素についても、韓国版では最適解がひとつだけという状況でしたが、日本版では好みに合わせて変えていただく幅広い形になっています。
――韓国版で実施されたゲーム内イベントが、日本版でも実装されていくのでしょうか?
シム 一部は韓国で配信したイベントを利用しますが、日本独自のイベントも用意していますよ。
――日本版オリジナルの要素はうれしいですね。ほかにも、そういった要素があれば教えてください。
シム たとえば、キャラクターごとの個別シナリオを用意しているのですが、これは韓国版にはない要素です。日本版では、キャラクターの背景まで知れるのがポイントですね。ほかにも、スキルのオプションを選べたり、アバターについても日本専用に新規で作成している最中です。
――お話を聞くかぎり、まだまだ韓国版と日本版で違う点がありそうですね。
シム 自分で指定したエリアをオートで周回してくれる“偵察”というシステムも日本独自に用意しました。多くのユーザーに遊んでいただくために、オートでの補助も充実させています。
――オート機能が充実しているようですが、手動で操作する要素はあるのでしょうか?
キム 韓国版よりも、手動で遊んでいただく要素は増えています。面倒なポイントはオートで済ませつつ、手動で遊んでいただけるような要素も用意していますよ。
――手動でのプレイとなると、アクション性も重視されるのでしょうか?
キム 本作はフィールドが広く、表示領域に限界があります。PvPでも狙った敵を攻撃できないことがあるので、ターゲティングシステムによるアシスタントなどは用意しています。ある程度はオートで補助しつつ、攻略面では手動で遊んでいただく方向性で進めているところです。
――本当に多くの内容が韓国版とは異なっているんですね。なにかカルチャライズする上で意識した点はありますか?
シム キャラクターの外見やコスチュームについては、日本のスタッフの意見を取り入れました。私たちだけでは日本の方に受け入れてもらえる内容か判別がつかないこともありますので。また、キャラクターのボイスについても、日本でも人気の高い声優の方にお願いしています。
――日本のユーザーには、どんな風に『FAITH』を遊んでほしいですか?
キム 先ほどお伝えした通り、『FAITH』はローカライズではなく日本のユーザーに合わせたカルチャライズをしています。日本ではPvP以外の要素やストーリーも重視されていますので、その点も調整をしております。お好みのコンテンツを見つけていただければと。
――余談ですが、みなさんはお気に入りのキャラクターはいますか?
キム 私はバーサーカーが好きですね。韓国版ではメイジを使用していますが、筋骨隆々のキャラクターも好きです。
シム 個人的にゲームを遊ぶ際は遠距離タイプを使っているので、韓国版ではメイジでプレイしています。
チャン 私はブレイダー押しです。外見がタイプなので(笑)。
――本日はありがとうございました。最後に、日本での配信を待っているユーザーに向けてコメントをお願いします。
チャン 日本の方々に遊んでいただけるように、開発を進めていますので配信を楽しみにお待ちいただけると幸いです。
シム 私にとっては、4年ぶりに日本でローンチするタイトルになります。これまでの経験を活かして調整をしていますので、楽しんでいただけるとうれしいです。
キム リリースだけでなく、配信後の運用も大切だと考えています。リリースで終わらせず、その後も鋭意努力を続けますので、末永く楽しんでいただければ幸いです。
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
メーカー | ネクソン |
公式サイト | http://mobile.nexon.co.jp/faith |
公式Twitter | https://twitter.com/FAITH_NEXON |
配信日 | 配信終了 |
コピーライト | © 2018 NEXON Korea Corp. & NEXON RED Corp. & NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved. |
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