【先行プレイ】ハイクオリティなのにノスタルジック！フジゲームス×マーベラスの『オーディナル ストラータ』が大作の予感

美しく、懐かしく、切ない

フジゲームスとマーベラスが共同開発する、2018年1月9日に配信予定の新作スマートフォン向けRPG『ORDINAL STRATA -オーディナル ストラータ』（以下、『オデスト』）。

(※1月9日　配信が開始されました)

本作は、時空を超えて旅をしながら、仲間たちとの絆を紡いでいくドラマチックファンタジーRPGだ。

Toshl氏（X JAPAN）が、本作の世界観をモチーフにしたテーマソングである『CRYSTAL MEMORIES』を手掛けるなど、かねてより注目が集まっていた。

そんな本作を、ひと足先に遊ぶことができたので、本記事ではそのインプレッションをみなさんにお届けしていこう。

良質な3Dモデルとアニメで展開する時空を超えるストーリー

まずは本作の世界観とストーリーをご紹介。

物語では、この世界の神である“レスティア”が、神殺しと呼ばれる“魔術師ネロ”の手にかかり息絶えてしまうところから始まる。レスティアの魂のクリスタルは、粉々に砕け散り、時空を超えてさまざまな場所へ散らばってしまう。

ネロは、砕け散った神の魂を受け入れるための“器”……“うつろいもの”を連れてきた。それこそが、主人公であり、プレイヤー自身である。

レスティアに仕える本作のヒロイン、アスセナは、この惨劇を見てネロに襲い掛かるが、主人公はネロをかばってアスセナに斬られてしまう。そして、レスティアの魂の一部が“うつろいもの”の中に入る。

レスティアの魂を宿していること、そしてネロと一緒にいた主人公が、重要な手がかりになると考えたアスセナは、自身にとって彼（彼女）が敵か味方が分からないながらも、主人公を連れて旅に出ることに。

本作の大きな特徴は、ストーリーシーンの演出にある。

ストーリーは、スマホゲームによくありがちな、一枚絵を背景にし、キャラが差分の表情のみを変えて動く、いわゆる“紙芝居”と呼ばれるシナリオ形式ではなく、3Dとアニメーションが融合されて、ドラマが描かれていくのだ。

通常はデフォルメされた3Dキャラが表情豊かに動き、大きなイベントシーンでは、アニメーションが挿入される。

ストーリーがフルボイスということも相まって、まるでアニメ映画を観ているような気分になる。

ハイクオリティなアニメーションで紡がれる、壮大なストーリー。壮大ながらも、“時空を旅する”というテーマで描かれたドラマは、どこか懐かしい雰囲気もある。そんなファンタジーストーリーを、ぜひ心ゆくまで堪能してほしい！

タップで誰でも簡単に楽しめるアクティブオートバトル

バトルはアクティブオートバトルとなっている。通常攻撃はオートで進み、プレイヤーはキャラが持つスキルを駆使して戦っていく。

持っているスキルはキャラクターのアイコンの下に並ぶ縦のラインで表示されている。スキルがたくさんある場合、スクロールをすることでさらに下を見ることができる。

スキルは大きく分けて、アクションスキル、バースト、精霊スキルの3種類がある。

まずは、アクションスキル。キャラクターや、主人公のジョブに紐づくスキルとなっており、攻撃タイプのものや、ステータスをアップさせるものなど、キャラクターによってさまざまな技を所有している。なお、スキルはいちど発動すると、リキャストタイム（いわゆるクールタイム）が発生する。

つづいて、バースト。これは装備している武器固有の必殺技であり、SP消費が多いが、通常スキルよりも強力なものが多い。

発動する際のエフェクトなど、見た目もかなり迫力がある。

3つ目は精霊スキル。これは、キャラクターに“精霊”を装備させることで、バトル中に1回だけ呼び出すことができる、ここぞというときに使いたい、とても強力な技だ。

強敵と戦う際には、“ブレイク”というシステムにも注目しておきたい。

敵を攻撃していくことで敵のブレイクゲージが上昇していき、100％になるとブレイク状態になる。ブレイク状態では、敵が弱体化するため、大ダメージを与えることができるようになる。

さらに、敵がブレイク中にバーストスキルを連続でつなげていくとダメージ量がアップしていく“スマッシュバースト”が発動可能になる。ブレイクまでSPを温存しておくことで、スキルのダメージが効率よく入っていくようになるぞ。

SPは自動回復ではあるが、無計画にスキルを使っていくと、回復が間に合わず強敵と出会ったときに苦戦してしまう。だからといってSPを温存しすぎると、敵の攻撃を多く受けてしまい、味方が倒れてしまいかねない。

いつ、どのタイミングで、何のスキルを発動していくか。それを考えることで、操作は簡単ながらも奥深いバトルが楽しめる。

スキルはどれも迫力満点で一見の価値あり。とくにHPが高いボス戦ではスマッシュバーストを決めやすくなるのでチームの4人が連続して出せるとかなり爽快だ。

スキルアイコンが大きくデザインもわかりやすいので、難しい操作は苦手という人でも問題なく楽しめるだろう。

キャラクターと絆を深められる個別エピソード

バトルにいっしょに連れていくキャラクターは、ストーリー上で仲間になったり、ガチャで入手することが可能。

お気に入りのキャラクターが見つかったら、ぜひ積極的にバトルに連れっていってみてほしい。

バトルにつれていくことで、キャラクターの親密度があげられる。なお、親密度は主人公とだけの親密度だけでなく、キャラ同士にも存在する。バトルに参加したメンバー同士も親密度が上がっていくのだ。

親密度を上げることで、個別のエピソードがプレイ可能となる。

ガチャで仲間になるキャラは、人となりがわからずにプレイしてしまいがちだが、この絆エピソードを見ることで、キャラクターの深い部分まで知ることができるだろう。

メインストーリーだけでなく絆エピソードのように、ボリュームのあるストーリーが楽しめるのも『オデスト』の魅力なのだ。

なお、仲間キャラクターは、ガチャやバトル報酬などで入手した武器や防具を装備し、さらに装備を強化していくことで、よりいっそう強くできる。

キャラクターごとに装備できる武器の種類が決まっているので、持っている強力な装武器に合わせてチームを編成していってもいい。また、いらない装備品をキャラクターと合成して強化することもできる。なお、防具は共通となる。

さらに主人公だけの特権として、ジョブシステムもある。

主人公には、ウォーリアやソーサラーといったさまざまなジョブをセットすることが可能。自分のバトルスタイルや、チームのバランスを考えながら臨機応変にジョブチェンジをしよう。

各種ジョブにも専用のスキルが用意されており、ウォーリアであれば攻撃スキル、ソーサラーであれば回復スキルといった、そのジョブ固有のスキルも存在する。

ジョブスキルの中には、ほかのジョブに就いても継承できる“継承スキル”が存在し、個別でセットすることも可能。継承できるスキルはジョブによって変わるが、ステータスがアップするようなスキルやバトル中に使えるスキルなどがある。

なお、主人公は以下のようにスキルボードが存在。ジョブレベルを上げることで獲得した専用スキルを確認したり継承スキルをセット可能だ。

ほかにも、曜日別イベントダンジョンや、他プレイヤーと協力して強大なボスを倒すレイドバトル、サポーターの力を借りず、自分のパーティーだけで塔を制覇する高難易度ダンジョンなど、やり込む要素は豊富。

しかし、それらにこだわらずとも、気軽に物語が楽しめる構造となっているので、あまり複雑なものは好まない人にもおすすめしたい一本だ。

音楽、ボイス、アニメーションがハイクオリティなだけでなく、ゲーム部分にも深みがあり、かなり力の入っていることがうかがえる本作。

リリースの際は、ぜひプレイして、『オデスト』の世界観を体験してほしいと思う。

ORDINAL STRATA -オーディナル ストラータ

対応機種	iOS／Android
価格	無料（アプリ内課金あり）

このゲームの詳細を見る

ジャンル	RPG
メーカー	マーベラス／フジゲームス
公式サイト	http://ordinal-strata.com/
公式Twitter	https://twitter.com/odesto_official
配信日	配信終了
コピーライト	(c)Fuji Games, Inc. / Marvelous Inc.