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『FF15:新たなる王国』開発のトップに訊く、世界から見る昨今の日本スマホゲーム市場とは?【TGS2017】

2017-09-28 13:00 投稿

『FF15:新たなる王国』のMZ社のトップに訊いた

2017年9月21日から24日まで開催されていた東京ゲームショウ2017。スマートフォンゲームコーナーでひときわ目立つ大きなブースを構えていたのは、MZ社の子会社、Epic Action,LLCから配信中の『ファイナルファンタジー15:新たなる王国』(以下、『新たなる王国』)だ。

 TGS新たなる王国ブース1

MZ社は昨年11月、スクウェア・エニックスとパートナーシップ契約を結び、同社の『ファイナルファンタジーXV』を題材としたスマホアプリを開発。

▼MZ社(旧Machine Zone社)とスクエニ、パートナーシップ契約締結

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その後、会社名をそれまでのMachine ZoneからMZ社に変更し、今年の6月に子会社Epic Action,LLCから『新たなる王国』をリリースした。今回、このMZ社の代表であるガブリエル氏にインタビューをする機会が得られたので、その内容をお届けしよう。

ガブリエル氏
▲MZ社CEOのGabriel Lwydon(ガブリエル・レイドン氏)

※インタビューは2017年9月21日に行われたものです。

『新たなる王国』TGS出展の意図は?

――今回東京ゲームショウ(以下、TGS)に出展をしようと思ったきっかけを教えてください。

ガブリエル・レイドン氏(以下ガブリエル) 『新たなる王国』の題材となる『ファイナルファンタジー』は、日本で最大のIPのひとつです。だから日本で行われるTGSという場で、「日本でさらなる成功を納めるぞ」という強い意志を表明するという意味で、今回参加することに決めました。

――実際に今回のTGSをご覧になっての感想はいかがでしょうか?

ガブリエル ブースの規模がどんどん大きくなっていますよね。ただ、まだ今日はビジネスデイということで、一般日とはまた雰囲気は違うのだと思いますが、それでも各メーカーさんが非常に熱心に活動されている様子を見て感動しています。

TGS新たなる王国ブース2
▲スクウェア・エニックスの目の前に構えられた『新たなる王国』ブース。気合の入れようがうかがえる。

――今回のTGSでもCM発表会がありましたが、アレクシス・レンさんは、どういった経緯で本作の広告塔として採用されたのでしょう?

ガブリエル 我々は過去に、マライア・キャリー、アーノルド・シュワルツェネッガーといったセレブを起用していましたが、今回はフレッシュで大きくブレイクしそうな人を使おうということで、彼女を採用しました。

彼女は才能豊かで、彼女のインスタグラムは1000万を超えるということでかなりの人気を得ており、今回の来日の際には空港にファンが押しかけてくるほどでしたので、採用は成功したと思っています。また、本作のゲームを体現するのは女性のほうが適任であるという理由も、彼女を採用した理由のひとつですね。

――では、インスタグラマーという存在もまた、セレブ同様のプロモーション効果を発揮するというお考えをお持ちなのですね。

ガブリエル それはもちろん。彼女はインスタグラムでもツイッターでも最大級のフォロワーを持っており、影響力も大きいです。我々は、彼女のようなインスタグラマーには、セレブに匹敵するプロモーションタレントとしての価値があると考えています。

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▲SNSで世界中から大人気のアレクシス・レン。まだ20才という若さ。かつては日本に住んでいたこともあるのだとか。

▼CM発表会にはりゅうちぇる、ぺこらも登場

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『新たなる王国』の今後の展望

――『新たなる王国』は、『ファイナルファンタジーXV』(以下、『FFXV』)が発売される前に企画の発表、スクウェア・エニックスとパートナーシップ契約もされていましたが、あの時点で勝算があったのでしょうか?

ガブリエル はい。『FFXV』は発売前からムービーなどを出していたので、それを見て「すごい!」と思ってたというのもありますが、いちばんの要因は、私が子どものころから『FF』というIPが大好きだったという点にあります。ですから発売前であっても、『FFXV』はきっといいものができるという確信がありました。それもパートナーシップの理由となっています。

――では、今回のタイトルは子どものころからの夢が叶ったということになるわけですね。そういったIPを扱うことのプレッシャーは大きかったのではないでしょうか?

ガブリエル そうですね、プレッシャーは大きかったです。でも私は、自分たちのチームを信頼していました。

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▲『新たなる王国』新CM発表会にて、スクウェア・エニックスの松田社長とがっしり握手をするガブリエル・レイドン氏。

――『FF』シリーズは現時点でもたくさんの数があります。その中から『FFXV』を題材として選択した理由というのは?

ガブリエル やはり、ビジュアル的にベストだったというのがひとつ。そして、オープンワールドという要素がひとつのカギになります。我々のゲームはオープンワールドがベースとなっています。なので、それがあるというだけでも、『FFXV』と私たちが持っていた企画の親和性は高いと思い、数ある『FF』シリーズの中でも『FFXV』に決めました。

――『FFXV』はRPGですが、『新たなる王国』はシミュレーションゲームです。このジャンル差はファンの方には受け入れられるか難しいところだったかと思うのですが、その点に関してはいかがでしょう?

ガブリエル たしかにジャンルに違いはありますが、『新たなる王国』には、ワールドマップやレベルアップ、世界探索といった『FF』シリーズならではのものも入れています。こういったRPG的な要素を入れることで、RPGファンにも関心を持っていただけるようにしています。

▼新たなる王国ってどんなゲーム?

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――すでにリリースがされて1ヵ月ほどが経っていますが、手ごたえはいかがでしょうか?

ガブリエル ダウンロード数でいえば世界全体での数字となりますが、2000万DLを突破しました。これは想定以上の数字となりました。うれしい限りですね。

――ちなみに、日本だけでの数字というのはわかりますか?

ガブリエル 日本だけの具体的なDL数はわかりませんが、日本市場でのDL数がダントツで多いということはわかります。次いでアメリカ。このふたつが現時点での最大市場となっています。

――リリース1ヵ月で2000万というとかなりの伸びですが、その分ユーザーからの改善要望も多いかと存じます。ユーザーの声を受けて改善したいというポイントはありますか?

ガブリエル 何点かありますが、我々は現在、1週間に数回というペースでアップデートをしているので、改善したいポイントは積極的に修正を行っています。

――要望として、プレイヤーからは「ノクト以外のキャラや召喚獣を使いたい」という声が大きいと思うのですが、それらを実装する予定はありますか?

ガブリエル いまいちばん、プレイヤーの方から多い要望ですよね(笑)。しっかり把握していますし、じつは近いうちにそれらは実装する予定です。

――なんと!

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▲英雄のノクトのビジュアルが良いだけに、他の英雄キャラの実装も待ち遠しい気になるところだ。

――そのほかに本作に対してどのような展望をお持ちでしょうか?

ガブリエル トーナメントや大規模なイベントを考えていますが、具体的にはまた、のちほどアナウンスさせていただければと。

――今回の施策に限らず、『FF』シリーズ以外のIPとコラボをしていく予定はありますか?

ガブリエル もちろん、そういった考えはあります。

――ダメもとで聞きますけど、具体的には?

ガブリエル もちろん、それはいまは言えません(笑)。お伝えできるタイミングになりましたらお伝えしていくつもりです。

MZ社の目には日本市場はどのように映っている?

――日本のモバイルゲームのマーケットというのをどのようにとらえていますか?

ガブリエル 日本、中国、韓国のモバイルゲーム市場は健全に成長している市場ですが、日本の市場はとくに健全だと思います。

日本のユーザーには「新しいゲームを楽しみたい」という意気込みを持って、新しいゲームを模索しているという特徴が強いです。なので、新しい体験を貪欲に求めてくれているというのは、世界中の開発者にとっても非常にいい市場です。

――ですが「日本市場は特異な市場である」と語る海外メーカーも多いです。その点についてはどのように捉えていますか?

ガブリエル 確かに「日本人は対戦が好きではない、オンラインマルチプレイが嫌い、チャットも嫌い。好まれるのはシングルプレイのゲームで、ストーリーテリングが濃いものである」という印象がありましたが、それは都市伝説的な考えです。

現に私たちはそう言われている市場で『モバイルストライク』、『ゲーム・オブ・ウォー』を成功させており、それが都市伝説であるということを証明する、大きな意味のある成功だと思っています。

――たしかに、仰るとおりですね。失礼ながら、この2タイトルの成功は日本人である私たちにとっても驚きのものでした。

ガブリエル 「日本市場というものはそういうものだ」と、日本のメーカー様も信じていらっしゃると思います。ですが、日本の市場(ユーザー)にも変化、進化は確実に起きているのです。

ガブリエル氏2

――昨年、週刊ファミ通でインタビューさせていただいた際、「日本市場でNo.1を取りたい」ということで、投資も積極的に行っていくということを仰っていましたが、その後状況はいかがでしょうか?

ガブリエル 去年と変わらず、いまもNo.1になりたいと思っていますよ(笑)。『新たなる王国』はiOSのストアランキングでは13位になりましたが、さらなる高みを目指していきます。スクウェア・エニックスさんとのパートナーシップ契約も、そういった気持ちの表れです。

これまでは『モバイルストライク』や『ゲーム・オブ・ウォー』などの、アメリカ的なゲームに注力してきましたが、その中で日本の皆様にアピールする手法というものはしっかりと学び取れたので、今後はそれを活かした動きを見せていけたらなと思っています。

――ありがとうございました。

スクウェア・エニックスとのパートナーシップを締結してから、より進展を見せるMZ社。とくに今回のTGSでは、ブースの盛況ぶりからもその様子が覗える。日本市場における知見も確実に蓄積していることもほのめかされたため、今後もMZ社には注目していくべきだろう。

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TGS2017
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ファイナルファンタジー15:新たなる王国

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルMMORPG
メーカーEpic Action, LLC
公式サイトhttps://www.finalfantasyxv.jp/
配信日配信中
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