『Ingress』夜の彫刻はなんだか怖い!? 小江戸甲府でミッションデイ(後編)
2017-08-15 14:00 投稿
甲府はミッションと伝説レイドで大忙し!!
2017年8月11日に山梨県は甲府市で行われた、位置情報ゲーム『Ingress』を使った“ミッションデイ甲府”。
ふだん行動をともにすることが多い地元エージェントらと、高速を使って乗り込もうと画策。早朝から行動を開始したのに、帰省ラッシュの大渋滞に飲まれ、15時過ぎからミッションを開始するという、幸先不安なスタートを切ることになったライターの深津庵たち。
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『Ingress』開府500年目前の地を大探索!! 小江戸甲府でミッションデイ(前編) 位置情報ゲーム『Ingress』山梨県甲府市で開催されたミッションディ、その様子をプレイヤー目線でリポートする!! |
この後編では、ノルマ達成のために必要な後1個のミッションと、個人的なこだわりで、さらに3つのミッションに挑むことになる。
そのこだわりとは何なのか。
案の定、夜にまでおよんでしまうミッションデイの様子をお届けするぞ!!
08月11日16時40分
【MDKF03&04】商店街を中心に地元の町並みを探索
『Ingress』のミッションには、それぞれ達成時に得られるメダルがあり、1列に6個が並ぶよう作られている。
今回のミッションデイ自体は、全12種類ある中から3つを達成すればOKというカジュアルな設定なのだが、それで終えてしまうと、過去に集めたメダルが3個分押し出され、メダルの並びがじつに不格好な有り様になってしまう。
几帳面な性格の深津はそれが大嫌い。
あしたづも同じ考えということもあり、同行してくれたほかの3人は、半ば巻き込まれるようなかたちで、計6つのミッションをやることになってしまったのだ。
とくに印象深かったのは、MDKF04で訪れた甲府商工会や、LLCまちづくり甲府主催の商店街の銀座通りを使った小江戸祭りだ。
舞鶴城公園の祭りに比べれば小規模なものだが、商店街のみんなが協力して、子どもが安心して楽しめるものを中心に、地域を盛り上げようとしているのはいいことだ。
ぜひ、シャッター商店街目前である深津の地元でも、こうした積極的なアクションを起こしてもらいたい。
08月11日17時10分
【MDKF05】県庁への道に並ぶ十二支たち
日中の日差しも徐々に収まり、少しだけ過ごしやすくなってきたのが17時過ぎのこと。
じつは、必要最小限のミッションに留め、自宅に残してきた奥さんのために、早い段階でおみやげの桃を探しに旅立っていた仲間がいた。
彼と合流すべく、このMDKF05をこなしつつ甲府駅を目指す道中、ふと目に飛び込んできたのが動物の銅像らしきものだ。
それらが、ミッションに関連するポータルであることに気づいた深津は、スキャナ(ゲーム画面)を確認して理解した。
エル西銀座と呼ばれる道の両サイドに並んでいたのは、紛れもなくあいつらだったのだ。
台座には対象の干支に関連する豆知識やクイズが書かれ、それを読んでいるだけでもたのしかったぞ。
なお、毎年その年の干支には正月飾りが付けられるようなので、初詣などで訪れることがあればぜひ、その姿も確認してもらいたい!!
08月11日19時45分
【MDKF07】闇に潜む彫刻たちの森へ
5つ目のミッション達成後、個別行動を取っていた仲間と合流。
日差しと運動不足の影響でダウンしてしまったあしたづを休ませつつ、駅前の喫茶店で今後のスケジュールなどを確認する。
そのあいだ、深津は目の前のジムにサンダーが出現すれば駆け出し、地元の高校生らに混じってレイドバトルに挑戦。
倒したものの逃げられてしまったが、彼らの中から「捕れた!」と歓声があがり、とてもうれしい気分になる。
その後、いろいろあってミッションを再開したのが、19時45分過ぎだった。
しかし、後1個ミッションをこなせば、ミッションデイ甲府のメダルが1列揃う。
ここは全力で、早く帰って奥さんに桃を届けたい仲間を「すぐ終わるやつにするから」と説得。
疲れきったあしたづのことも考え、車で行ける簡単なミッションを探した結果、雨が降り出す中、山梨県立美術館“芸術の森公園”を使ったMDKF07に挑戦することになった。
当然のことだが現場は真っ暗。
照明が点々と並んではいるが、その間隔が長く、ひとりじゃ絶対に心が折れていただろう不気味な空気が漂う(当然そんなことはない)。
そんな中に姿を現したのが、ミッション対象にもなっている、スポットライトを浴びた彫刻たちだ。
恐怖心を抑えつつ、足早に芸術の森を探索。
ときどき現れる散歩中のかたにビクッと驚きつつ、なんとか計6個目のミッションを達成した。
これにて予定していた全行程が終了。
“後は無事帰るだけだ”と、足早に駐車場を目指していたその道中、隠しきれない疲労感が漂っていたあしたづを一瞬で元気づける、デザインセンス抜群の愛らしい鳥の彫刻が姿を現す。
暗くて全体のフォルムが把握できなかったが、『Ingress』ではポータル、『ポケモンGO』だとジムになっているので、そこに登録されていた写真で確認することができた。
今回チャレンジしたミッションは、MDKF01~05と07の計6つだが、そのほかにも、巨大な遊具やキャンプ場、科学館などを備えた愛宕山こどもの国を巡るミッション。川中島の合戦で、信濃善光寺の焼失を恐れた信玄公が、御本尊をこの地に遷したことに由来する、甲斐善光寺とその周辺を巡るミッションなど、甲府の歴史と文化に触れるすてきなルートがたくさんある。
このミッションデイ甲府を含め、これまで各地で開催されてきた過去のミッションデイ対象のものは、いまも現地を訪れればチャレンジすることができる。
スケジュールの都合で駅周辺を中心に探索したが、再び甲府を訪れたときは、そうしたミッションを観光ガイド代わりに、いろいろなスポットを歩いてみたい。
『Ingress』といえば、ふたつの陣営が陣取りをするゲームだが、それだけでなく、エージェントが印した地域の隠れたスポットを知る、大切な観光ツールにもなる。もちろん、両陣営の戦いも戦略的であり、ARを使ったほかにない刺激的な攻防を楽しむことができる。
ちょっとハードルが高いと感じるひとはぜひ、ミッションを通じて本作の遊びかたを、少しずつでいいので知ってもらいたい!!
P.N.深津庵(撮影協力:あしたづひむ)
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Ingress(イングレス)
- ジャンル
- オンライン位置情報ゲーム
- メーカー
- Niantic, Inc.
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(アプリ内課金あり)
- 対応機種
- iOS/Android
- コピーライト
- (C) Niantic, Inc.
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