VRリズムアクション『Airtone』が“VR音ゲー”の可能性を感じるデキ【東京インディーフェス】

2017-05-13 21:25 投稿

東京インディーフェス2017

インディーゲームを集めたイベントとして2015年に開催され話題になった、“東京インディーゲームフェス”が2年ぶりに復活。2017年5月13日と14日に都内秋葉原のUDX アキバスクエアにて開催されている。

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その初日(13日はビジネスデー)に参加してきたので、記者がプレイしてきたタイトルをいくつか紹介していきます。

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VR音ゲーの可能性感じる『Airtone』

最初に紹介したいのが、エアーリズムアクションなるHTC Vive、Oculus Rift対応のVR音ゲー『Airtone』。

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「ファミ通Appなのにスマホゲーじゃねえの?」というのはナシで。ほらさ、VR記事にも注力してるじゃん?

ともあれ、だ。なぜこのタイトルを真っ先に取り上げたのかというと、その触り心地がすこぶるよかったから。

ゲームは上述の通り、VR音ゲー。“VRでプレイする音ゲー”と言えば、なんとなくはイメージができると思う。

▲公式の紹介動画。

プレイの基本は、前方から流れてくるノーツに合わせて手を振る、トリガーを引く、軌道に合わせて手を動かす、といったアクションがおもになる。

ここでポイントになるのが、VR空間ならではの距離感や高さの概念が存在するため、ノーツの位置が立体的であること。また、ノーツが向こうからやってくるというよりは、プレイヤー自身が前方へ疾走しているような、言うなれば、VR特有のアトラクション感を強く感じられる点も特徴的。

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▲開発プロデューサーに特別に超難度ステージのプレイを見せてもらった。デモ版とは別次元の動きで、疾走感がヤバい。

これまでのVRゲームになかった新しい感覚で、“VR音ゲー”に可能性を感じるゲーム性になっていた。2017年春発売予定。

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▲プレイヤーと並走するメインキャラクターの女の子がかわいい。
『Airtone』公式サイト
『Airtone』公式Twitter

名前でたたかうRPG『コトダマ勇者』

というわけで、おつぎはスマホゲームの『コトダマ勇者』。

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ドット絵からなるファミコン時代のRPGのような空気を感じるイイ感じのデザインに引かれる人も多そうな作品だ。

見た目の通りジャンルはRPG。特徴的なのが、使用するキャラの職業や強さが自分が付けた名前によって決まるという点。ためにし“アップ”(ファミ通Appのアップ)という名前を付けてみると、生成されたキャラの職業は“盗賊”に(笑)。

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▲「キミの動き、止まって見えるよ」というセリフとともに生まれてきた。

名前とキャラは完全に紐付いているとのことで、たとえば“織田信長”なら“侍”、“ザビエル”なら“僧侶”、“アーサー”なら“騎士”といった具合。同じ名前なら、同じキャラが生成されるという。

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ゲームの進行は、“クエストクリアー型”が採用されており、所持キャラを強化したり、転職進化させたりしながらクエストや物語を進めていく流れ。

公式の紹介動画を見るに、他ゲーのオマージュ的なネタもふんだんに盛り込まれている様子で、“トルネコ”なら“商人”、“エッジ”なら“忍者”、“ムーンブルク”なら“犬”など、凝ったセリフもありそうで、キャラ生成だけでも楽しめそう。

配信は2017年6月~7月あたりとのこと。往年のRPG好きゲーマーならチェックしておきたいタイトルだ。

詳しいゲーム概要は、下記公式紹介サイトをチェック!

『コトダマ勇者』公式紹介サイト
『コトダマ勇者』公式Twitter
『コトダマ勇者』Facebook

ドット絵タイトルを2作

この流れで出展されていたドット絵タイトルをさらに2作紹介。

『超機動偶蹄目ブタコプター』

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近日配信予定のiPhone向けアプリ。タップ中は上昇、離すと下降するブタ(自機)を操作して進むアクションゲーム。障害物を壊すと出現するコインを集めると、ブタが放つショットや連射を強化できる。ブタを強くしたくなる欲求と、それにともなって増す爽快感がゲームのヤメどきを失う感じ。

公式サイト

『ペコペコスシ』

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回転寿司屋を舞台にしたパズルゲーム。お客のオーダーに合わせてスシの位置を入れ替えながら提供していく。3分間でたくさんの売上(スコア)をたたき出すのが目標で、素早く提供できるとコンボボーナスが付く。この春配信予定。

公式サイト


以上、短い時間ながら記者がプレイさせてもらった4作品を紹介しました。VR音ゲー『Airtone』は、開発人数10数人、開発期間10ヵ月という、クオリティーも含めてインディーゲームの域を超えているタイトル。VRゲームは、文字や画面で見るより、体感したときの印象、衝撃が強烈なので、5月14日の一般公開日に足を運べる人はぜひ体験してみてください。

▼入場券などの詳細
東京インディーフェス2017公式サイト

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