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【新作】『ひとりぼっち惑星』ところにょり氏の最新作『からっぽのいえ』がやるせなすぎてつらい

2017-02-15 20:35 投稿

あなたは、この物語を最後まで見届けることができるか?

『ひとりぼっち惑星』が話題となったところにょり氏待望の最新作が登場。

『ひとりぼっち惑星』のところにょり氏新作『あめのふるほし』配信前に過去作品に触れてみよう
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本作は、だれもいなくなった『からっぽのいえ』を守るロボットに焦点をあてた物語となっている。
このロボットはいったい何者なのか。そして、この『からっぽのいえ』には何が起きたのか。
ゲームを進めて読み解き、真実を自分の目で確かめてみよう。

『からっぽのいえ』の見どころ
・家を守るために”きおく”を失う切なすぎるストーリー

『ひとりぼっち惑星』の世界観を踏襲

本作では、『ひとりぼっち惑星』と似たような世界観がある。まずは、ロボット同士が争っているという部分だ。

『からっぽのいえ』には、1体のロボットが家を守っており、そのまわりには敵がうようよいる。

タッチやスワイプでロックオンができ、持っているミサイルを発射し、壊れた部品を一定数集めることでストーリーが進んでいくといった流れだ。

部品をあつめるという意味では『ひとりぼっち惑星』ともつながる部分があるが、今回はプレイヤーが行えるのはロックオンの部分になっている。

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▲ロックオンしたときのカチカチという音がクセになる。

ミサイルを一度に撃てる数は制限されているが、急いで撃たなくてもゲームオーバーになることはないので安心していい。

アプリを閉じて放置をしていても部品は溜まっていく。

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▲画面左の数値がミサイル数、右の数値がストーリー進行に必要な部品の数。

また家の上に表示されている、電波のマークを押すと、30秒間だけ敵の数を増殖させることができ、効率的に部品を集めることができるので、積極的に活用してほしい。

部品の数が一定数集まると、家にいるロボットに反応があるのでタップすると“記憶のデータ”画面へ移行する。

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▲画面右の数値が溜まれば、ロボットにロックオンマークで合図してくれる。

いくつかの“きおく”が表示されているが、いま読めるストーリーには反応があるので、ジジジ……と震える記憶を読んでみよう。

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このロボットは何者なのかという謎がだんだんと解き明かされていく。

機械と人間が共存した平和なせかい

記憶の中では、“RJ6388265”という家庭用汎用性ロボットとそれをサポートするOSが物語を先導していく。

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記憶を読み解くに、ここでは機械が人間と混ざり、共存している世界であることがわかる。この記憶は、ロボット同士(前作ではジンコウチノウ)の戦争が起こる前の出来事が語られているようだ。

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『ひとりぼっち惑星』では、機械と同じときを過ごし、生活した人間の様子は知りえなかったが、ここでは、人間と機械のリアルな生活に焦点をおいた物語となっている。

RJ6388265が引き取られた家には、“みっちゃん”という少女と、“おとうさん”が住んでいる。この家では“おかあさん”が病気でなくなっており、RJ6388265は母親代わりとして家族の一員となる。

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▲RJ6388265がこの家に来たときはまだみっちゃんは幼稚園児。みっちゃんのお世話やお弁当作りを任された。

RJ6388265はみっちゃんに“あるじぇ”と呼ばれ、みっちゃんの良き友となりともに成長していく様子が描かれていく。

この記憶の語り手はあるじぇではなくOSだ。幼いころから面倒を見、思春期のよき相談相手となり、そして仕事や結婚を経験するみっちゃんとキズナを深めていく“あるじぇ”の心温まるストーリーは、現在戦い続けるロボットの様子とはかなりギャップがある。

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▲みっちゃんに彼氏が出来たとき、あるじぇは嬉しそうに話を聞く。
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▲みっちゃんが受験のときは夜食をつくって応援するあるじぇ。まるで本当のおかあさんのようだ。

とても幸せな記憶をなぞっていると、ふと気づかされるのだ。このいえにはもう誰もいない。『からっぽのいえ』なのだと。

この記憶は“あるじぇ”にとって、そして“OS”にとってこの家はどのような存在かを教えてくれるとても大切な“過去のデータ”なのだ。

誰もいなくなった『からっぽのいえ』を守る理由とは?

ところにょり氏の作るこれまでの作品に共通するのは、悲壮感、喪失感、孤独、争いという胸を締めつけられるようなものが多い。

これが、ところにょり氏の作品の特徴で、大きな魅力でもあり、多くの人の心を掴んでいる。

今作にてそんなところにょり氏の世界観を表すのは、画面に現れるノイズや、美しいBGM、だれもいない家をひとりで守るロボットの存在などなどさまざまな場所で確認できる。

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▲ノイズや、BGMも『からっぽのいえ』を演出する大事な要素

その中でもいちばんの大きな点は“きおくのデータが消える”という部分だ。

ストーリーをひとつ読み終わると、家を守るための“制御システム”のアップデートが可能になる。

アップデートをすると、一度に発射できるミサイルの数が多くなるのだが、その代償に、いま読んだばかりの“きおくのデータ”を消さなければならないのだ。(もちろん消さなければストーリーも進まないので消さざるを得ない)

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▲敵の攻撃は、どんどん激しくなってくる。対抗するにはアップデートしか道はない。

もし、いま戦っているロボットが、記憶のなかにでてくる“あるじぇ”だとしたら、守っている家と共にあった家族との楽しい記憶はもとより、この家を守る理由を消し去らなくてはならなくなる。

さきほども述べたように、この“きおくのデータ”は、“あるじぇ”と“OS”のとても大切な記憶のはず。

すべての記憶が消えたとき、“あるじぇ”はなんのために戦っているのか。まるで彼らの存在自体を否定されてしまうかのようやるせない。

そこまでしてこの家を守り続ける理由とはなんなのか。ストーリーを読めば読むほど“データを消す”ことの重みがプレイヤーにのしかかってくる。

なかなか酷な演出だが、ぜひこれを乗り越えてエンディングを迎えてみよう。

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▲いままでたくさんあったみっちゃんや家族との思い出は“いえをまもる”ために消えていく。

いえがからっぽになるほどの長い間、この家をまもりつづけた“あるじぇ”のけなげさには胸をうたれることは間違いない。

このまま結末まで言いたいのはやまやまなのだが、このやるせなさは、プレイして実際に体験しないと伝わらないかもしれない。

あるじぇや、あるじぇのかたわらに居続けすべてを見守ってきたOSの存在意義とはなんだったのかを読みいて、ぜひあなたなりの思いを巡らせてほしいと思う。

ちなみに今作では、ユーザー間での交信はできない模様。今作では、余計なことは考えずストーリーを存分に満喫しよう。

▼『ひとりぼっち惑星』についてはこちら
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からっぽのいえ

メーカー
ところにょり
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 6.0 以降/Android 2.3以上

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