『彼女は最後にそう言った』のSYUPRO-DXが新作アプリ開発中、またも涙腺崩壊系の予感

ファミ通App初出しのレア情報満載インタビュー！

『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』や『彼女は最後にそう言った』（以下『彼女は～』）など、ヒット作を送り出したアプリメーカーSYUPRO-DXをご存じでしょうか？

口コミでも広く話題になったので、「プレイしたことはないけど、タイトルは聞いたことある」という人も少なくないはず。

今回は、そんなSYUPRO-DXが新作アプリを開発中との情報をキャッチ。ちょうどそれ以外にも聞きたいことがあったので、開発メンバーの3人組にインタビューをお願いしました。その内容をどうぞ。

新作のあらすじを独占入手!!

──もういきなり聞きますが、現在新作アプリを制作中とか？

横田　いままさに制作中ですね!!

──おおッ!!　どのような内容になりそうなんでしょうか?!

横田　世界観やゲーム性は、『彼女は～』に近いデザインになりそうです。

──『彼女は～』は、感動系ストーリーでしたが、今回もそういったシナリオに？

横田　まぁ、あまりこちらから「感動するよ！」というのもアレですが（笑）。とてもいいものができていますので、期待してほしいですね。

──制作はいつごろから始めたのですか？

横田　僕がプロットを作り始めたのが、2016年9月くらいで、10月にはふたりに共有しました。そこから、作曲やプログラミングなどを始めたんですが……。

入間川　曲はもう全部できています！

浜中　プログラミングも終わっています!!

横田　!!　そ、そうなの?!　シナリオは……いま8割くらいですかね……がんばります（笑）。

浜中　あとは、絵を作る部分が残っています。じつは、ここがいちばん時間のかかるところなんです。

──それはどなたが担当されているのですか？

入間川　今回は僕が担当しています。

──え！　サウンド担当なのにドット絵を打っているんですか？

入間川　そうですね（笑）。そこは3人で持ち回りになっています。

──みなさん、幅が広いんですね～。ところで新作のストーリー、ちょびっとでいいので教えてほしいのですが……!!

と、無理を承知で聞いてみたところ快諾。ファミ通App初出しで新作の物語について語ってくれたので、その内容をざっくりと。

といった、ワクワクするような導入。

横田　それから、月日は流れて10年後。失踪してしまった少年らしき人物から「10年前の続きをしよう」という手紙が届くんです。

──おぉぉ、『彼女は～』同様、ミステリアスな物語が展開しそうですね。

浜中　『彼女は～』では、“言えなかったことを伝える”というテーマがありましたが、今回もそうしたテーマを込めているので、そのあたりにも注目してほしいですね。

──ちなみに、リリースはいつくらいに？

浜中　……2017年の桜が咲く前にはお披露目できたらなぁと思っています。

──待ち遠しいです!!

100万DL達成を記念して……！

──そんな『彼女は～』ですが、100万DLを達成したそうで！　おめでとうございます。心境はいかがでしょうか？

横田　素直にうれしいですね！

入間川　実感があんまりないんですよね。いつの間にか100万DL!?　という印象で。

横田　確かに、一気にDL数が増えたのはリリース直後だけで、その後は大きく増えもせず減りもせず緩やかにDLされていたようです。

浜中　期間で言うと、ちょうど1年半くらいですね。

──根強い人気があってこそですね。そういえば、100万DL達成を記念して、何やらファンに嬉しいお知らせがあると聞いていますよ……？

入間川　そうなんです。感謝の気持ちとして、好評いただいた『彼女は～』のメインテーマのアレンジバージョンをみなさんにお届けしたいなと思って。もともとオーケストラアレンジの曲なのですが、それをさらに豪華にした“100万DLありがとうバージョン”を作りました！

──聴きたい!!

ということで、こちらもファミ通App先行初公開でいただいたちゃいました！　入間川さん太っ腹すぎます。

『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』がコミック化！

──そして、もうひとつ！　コミッククリアで無料連載中のマンガ『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』の単行本が発売（12月15日発売）されるとか！

コミッククリアで無料連載中!!

浜中　もともとドット絵のキャラクターたちが、こんなにすごいイラストになったことに感動しきりで。あきづきさん（漫画）がしっかりゲームをプレイしてくれていて、キャラクターの特徴を上手にくみ取っていただいています。

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──そもそもどのようなきっかけでコミカライズのお話が？

入間川　知人が編集の方を紹介してくれたのがきっかけです。『彼女は～』をプレイしていただいたようで、最初はそちらのコミカライズを提案していただきました。ただ、『彼女は～』はループものの物語である性質上、マンガ用にストーリーを落とし込むのがひと筋縄ではいかず、先に『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』をコミカライズすることになったんです。

──じゃあ、もしかしたら今後『彼女は～』がマンガ化される日もくるかもしれないですね～。コミカライズに当たって意見の相違などはありましたか？

横田　はじめのうちは、入念に話し合いをしましたが、いまではネームができあがってきたら「いいですね！」とOKを出すくらいです（笑）。それくらいこちらの意向を汲んでくれる作品に仕上げていただいています。

──とは言え、ゲームとマンガでは物語の作りも違いますよね。

浜中　コミックでは、ゲームでは描かれなかったキャラクターのもっと深い部分を掘り下げたストーリーを読むことができます。とくにメインヒロインであるマオは、ゲームでは終盤にしか登場しないのですが、マンガではもっとヒロインとして際立たせようということで、どんどん登場していますね。

横田　連載中の最新話では、勇者がニセ勇者と対峙し、“勇者とはどうあるべきか”というなかなか深いテーマがくり広げられるので、ぜひ読んでいただきたいですね！

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──では、最後に、読者のみなさんにひと言お願いします！

横田　『彼女は～』を気に入ってくれた方、新作はそれ以上のものができあがっていると思います！　ぜひ遊んでください！

浜中　『彼女は～』のマンガ化も実現できればと思っていますので、皆さまぜひ応援よろしくお願いします！

入間川　新作もイヤホン推奨です！

──ありがとうございました！

気さくで、若々しい3人は、話していてもとてもパワフルで、今後も彼らにしか思いつかないような個性的なゲームを作ってくれそうです。SYUPRO-DXの活躍に期待が高まりますね！

そして、そんな彼らの作品が原作の上記単行本の発売を記念したあきづきりょうサイン会＆コラボカフェイベント“『ドブネズミ酒場』in LittleBSD”が12月24日に都内にて開催されるとか。

■開催日時
11時00分～14時30分（14時ラストオーダー）
※混雑時は60分の利用時間制限が入ることがあります

■場所
コスプレ居酒屋LittleBSD
東京都千代田区外神田3-7-12イサミヤ第8ビル4F
（東京メトロ銀座線末広町駅徒歩3分、JR秋葉原駅徒歩10分）

参加要項は、『あなたってよく見るとドミネズミみたいな顔しているわね』単行本第1巻をイベント当日に持参すること（当日10時にLittleBSD店頭にて先着順の整理券配布あり）。グッズ販売や通販も行われるとのことなので、SYUPRO-DXアプリのファンは要チェックですよ！

▼Twitter
SYUPRO-DX公式アカウント

（取材・文/ぎょにちむ）

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