PC、スマホがなくても遊べるワイヤレスVR HMD“IDEALENS(アイデアレンズ)”に注目!!【TGS 2016】

2016-09-19 19:47 投稿

スタンドアローン型VR HMDの実力はいかに

東京ゲームショウでは、HTC Vive、プレイステーションVRがVRの話題を独占している節があるが、VRブースにはそれ以外のVRハードウェアも出展している。

ここでは、その中のひとつ“IDEALENS(アイデアレンズ)”の紹介をしていこう。

“IDEALENS”とは、中国で今日から発売が開始されたVRヘッドマウントディスプレイ。最大の特徴は、このVR HMDさえあればVRコンテンツを楽しめるということ。

プレイステーションVRを動かすにはプレイステーション4が必要で、HTC ViveやOculus Riftを動かすには高いスペックを持ったパソコンが必要となるが、“IDEALENS”はそれ単体で動作するのだ。

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しかし、だからといってスペックが低かったり、体験がチープであったりといったことはない。解像度は1200×1080×2、リフレッシュレートは90Hzをサポートしている、しっかりとした端末なのだ。

外部センサーこそないものの、6軸検出センサーと3軸地磁気センサー、光距離センサーなどを用いることで、首振りへの追従性をハイレベルで実現している。

なお、現在外部センサーも開発しており、より高度なポジショントラッキングを可能にするとのことだが、現状でも満足いくスペックであると言える状態だ。

もうひとつの特徴はフィット感。VR HMDはその構造上、前方に重さが集中するため、首が疲れたり、フィット感に違和感を覚える人もいる。

“IDEALENS”は人体工学に基づいた設計をすることで、首などにかかる負担を低減しているという。

試用してみたところ、たしかに頭や首、鼻の付け根にかかる負担は軽く、というか、本体そのものがかなり軽く感じる作りとなっていることが分かった。

もともとの重量が低いこともあるが、この装着感はこれまでにないものであることは断言できる。

余談となるが、OSがAndroidベースなので今後個人クリエイター開発のソフトウェアが出る可能性も高く、この点も注目したいポイント。

体験では、映像コンテンツ体験と、ゲーム体験ができるようになっており、ゲーム体験ではヘッドトラッキングを用いたシンプルなシューティングゲームが楽しめる。

■当日プレイ可能だったゲームのスクリーンショット

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シンプルなゲームではあるが、追従性や装着感を感じるには最適なものだ。

“IDEALENS”を体験してみたい人は、ぜひVRブースに足を運んでみよう。ちなみに、日本国内での販売は今年中を目指しており、価格は未定とのこと。

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