日本アニメ好きクリエイターが生んだFPS『Shadowgun Legends』に注目【gamescom 2016】

クリエイターは日本好き！

チェコ共和国ブルノになるMADFINGER Gamesからシューティングゲーム『Shadowgun Legends』が発表された。8月17日からドイツのケルンで開催されるイベント“gamescom 2016”にも出展されており、さっそく足を運んでみることに。

本作は、荒廃した世界で究極のソルジャー“Shadowgun”となり、人類を滅亡の危機から救うファーストパーソンシューティング（FPS）ゲーム。

一目でそのハイクオリティなグラフィックに目を奪われた。だが、じつは筆者は敵に照準を定めるのが苦手。過去に遊んだFPSでは、つぎつぎと迫る敵に対処できず、ゲームオーバーになることも。

苦手意識を抱きつつプレイしてみたら、めちゃめちゃ快適！　操作はとても簡単で敵が現れるとオートで照準を合わせてくれる。あとは画面右上あたりにあるアイコンを押すだけで、とんどん敵が倒れていく。これならFPSビギナーの筆者でも簡単にプレイできる！と思ったのもつかの間、主人公の10倍（気持ち的に）はある超巨大なボスが出現。一気に緊張感が走る。「よし、ここから本気出す！」と気を取り直したところで、ゲーム終了。めっちゃいいところで終わった……。

このままでは不完全燃焼すぎるので、同社のCEOであるMarek Rabas氏にインタビューをすることに。

▲ブースではMarek Rabas氏みずからがプレイを披露してくれたので、その様子をご覧あれ！

▲STUDIO HEADであるMiguel Caron氏（写真右）とともにツーショットを決めるMarek Rabas氏（写真左）。仲が良さそうな社風が伝わってくる。

――とても綺麗なグラフィックですが、対応機種が気になります。最新機種でないと動かないとか……。

Marek Rabas氏（以下Marek）　FPSなので、最低でも30フレームは出るようにしています。機種のほうも、iOS端末でいうと、現状iPhone4S以上であれば動くようになっています。

――それはありがたい！　グラフィックのほか、本作の魅力はどこでしようか？

Marek　ゲームの中の世界がとても広いことです。戦う以外にもクラブがあって、ダンスが踊れて……さまざまな楽しみかたがあります。コンシューマーでは『Destiny』というゲームがオープンワールドで有名だと思うのですが、それのスマホ版に近いイメージでしょうか。メインミッションはもちろん、サブミッションもたくさん用意しています。

――影響を受けたタイトルなどはありますか？

Marek　僕はカナダ生まれですが、1970年代に日本のアニメで育ってきた世代です。いまも『ワンピース』など日本のアニメが好きですで、じつは本作は『ソードアート・オンライン』に感銘を受けたところがあるんです。

――具体的にはどういったところでしょうか？

Marek　たとえば、本作の主人公たちが必ずしも正統派ではないというところは、日本のアニメの影響を受けています。そういったコミカルなところを取り入れてますね。