【VRレビュー】奥深いゲーム性にも感心!高所を飛びまくるVRゲーム『JUMP(ジャンプ)』を遊んでみた
2016-08-17 22:22 投稿
ゲームとしても奥深い!
Endeavor One Inc.が、Gear VR向けで配信中のVRゲーム『JUMP(ジャンプ)』。本作は、街に乱立するビルの屋上をジャンプで移動し、ゴールを目指すといったもの。
プレイ時には、Bluetooth接続可能なゲームパッドを使用。アナログスティックで移動、ボタンでジャンプとヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)のリセット、そしてLRボタンで左右の視点切り替え(もちろん首を振っての視線移動もできる)が行える。
一見すると”高所を飛び跳ねる体験をするコンテンツ”と思われがちだが、本作の魅力はそれだけにあらず。本記事ではそんな『ジャンプ』の魅力をお届けしよう。
『ジャンプ』のここが凄い! |
・落下時には思わずビビる!圧倒的な没入感 |
・ルートは無限に見えて決まってる?奥深いゲーム性 |
落下時には思わずビビる!圧倒的な没入感
『ジャンプ』最大の魅力は、なんといってもその圧倒的な没入感の高さ。他のハイエンドVRデバイスに一歩劣る印象のGear VRだが、本作ではそうしたデバイスの不利を一切感じさせなかった。
多少デフォルメされているとはいえ、現実に近い雰囲気の街並み、プレイヤーの擬似的な手、それらの要素が没入感を高めているのだろう。
また特筆すべきポイントとして挙げておきたいのが、ジャンプしているときの”本当に飛んでいる”ような感覚だ。
跳躍時の心地よい浮遊感はもちろん、ビルを飛び移るのに失敗して落下した際には、自分が本当に落下しているような感覚に陥る。椅子に座ってプレイしていても、ジェットコースターに乗ったときみたいに心臓の辺りが”ひゅっ!”っとなるのだ。
きっとこれは、実際に体験しないと伝わりづらい点だと思う。高所が好きな人、空を飛んでいるような気分を味わってみたい人などは、ぜひ一度Gear VRで本作をプレイしてもらいたい。
ルートは無限に見えて決まってる?奥深いゲーム性
前述したように、本作は”高所を飛び跳ねる体験をするコンテンツ”ではない。ゲームとしての遊びも、ちゃんと内包されているのだ。
そのひとつが純粋なゲームとしての難易度である。一見すると何も考えずに飛び回っていればゴールにたどり着けるように見えるが、じつはそうではない。ルートは絶対にひとつとは言い切れないが、ある程度決まったルートを通らないとゴールにたどり着けなくなっている。
また、ゴールするまでにかかったタイムとジャンプの回数も計測されている。これらのスコアを友だちと競い合うのも本作の醍醐味。
何度も何度も挑戦して、ゴール可能な最短ルートを導き出す。そんなやり込みがいのある部分も、本作には秘められているのだ。
酔いに関しては半々
ジャンプによる上下の視線移動が多いので、VR酔いしてしまう人は正直多いかもしれない。事実、Oculus Storeの酔いに関する項目も”あまり快適ではない”となっている。
だが実際にプレイした個人的な可能としては、HMDとゲームパッドの両方での視線・視点変更を多分に必要とするゲームに比べたら、比較的酔いにくいように感じた。
昨今のVRホラーゲームなどでは、周囲をくまなく観察しなければならない。真後ろを見るシチュエーションでは、HMDで視線移動⇒さらにコントローラで視点を変更することとなり、この2段階での視線・視点変更が酔いを生む原因な気がする。
その点『ジャンプ』では、基本ゴールの方向を見つめているので、左右の視点変更はそれほど多くはない。大幅な視線の移動はジャンプの上昇下降時ぐらいなので、そういった観点では割とマシな方ではないかと思う。(※あくまで著者の個人的見解です)
価格は490円と比較的安価ながら、その出来映えはなかなかのモノ。Gear VRを購入した人には、ぜひ一度遊んでみてもらいたい一作だ。
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