『Ingress』過去最大規模の大バトル:XMアノマリー“イージスノヴァ東京”リポート(後編)
2016-07-25 14:09 投稿
真夏の東京を舞台にしたメガ級ハイブリイッド戦
世界各地を使って開催される『Ingress』の大イベントXMアノマリー。その最終決戦が7月16日、お台場、新宿、渋谷、秋葉原、上野など、東京各地を使って開催された。
▼イベント前にゆりかもめ沿線探査
ポータル探査の旅まとめ
【Ingress記事まとめ】
イベントリポートや取材記事も
本イベントの様子を前編から引き続き、ライターの深津庵とイラストレーターのあしたづひむ(カメラアシスタント)が、いろいろな角度からリポートしていく!!
▼XMを調査するバスNL-PRIMEに乗車
XMアノマリー“イージスノヴァ東京”潜入(前編)
7月16日17時
シャードを両手で受け止める!!
NL-PRIMEに関する取材開始時間と本戦のタイムスケジュールがまるかぶりだったこともあり、現地で戦うチームメンバーたちと合流できたのは第3計測時間直前のこと。
深津とあしたづが参加したのは、通称“玉転がし”と呼ばれるシャード戦。簡単に説明すると、ポータル上に出現するシャードという欠片を、ゴールのポータルまでリンクを結んで1個でも多く運んでいく戦いだ。運搬するためには広域の情報を把握、みんなで連携を取りながらゴールに向かって導かなければならない。
この日、シャードのゴールに設定されたポータルのひとつである木場公園には、ふたりが所属する四国のチームのほか、栃木県、韓国のチームが参加(もっといたのかもしれませんが広域のため確認取れず)。ここまでシャードを運んできてくれた同陣営の活躍を受け継ぐため、ゴールであるポータルと、その道となるリンクの防衛を固めていた。
大空をまたぐリンクに乗って自分のいるポータル上空にシャードが飛んでくる。
そんな勝手な設定で盛り上がる深津は、幸いにも公園の隅で誰もいなかったポータルの中心で仰向けになり、シャードの到着を待ち続けた。
そして迎えた運命の瞬間
正確に言えば深津とあしたづはその場に立ち会っただけで、戦いにまったく関与していない。
ここまで繋いでくれたエージェントの皆さん、そしてゴールを死守した目の前にいるみんなに、この瞬間を味合わせてくれたことを心から感謝!!
7月16日19時
アフターパーティースタート!!
お台場海浜公園駅と青海駅の中間に位置するアフターパーティー会場に到着したのは19時10分過ぎ。
ステージでは、約1年前に開催されたXMアノマリー“ダルサナ東京”が印象的だった、メディアアーティストの真鍋大度さんと黒瀧節也さん率いるライゾマティクスのDJ&VJがスタート。
続いては“かぐづち-KAGUZUCHI-”によるパフォーマンスアート。これがね、写真じゃまったく伝わらないけど本当にすばらしいのひと言。
かぐづち公式サイト上で当日の動画が公開されていたので、そのリンクを下記に掲載する。
INGRESS Aegis Nova Tokyo OPact by KAGUZUCHI
7月16日19時40分
NIAの川島さん&須賀さん登場!!
2013年に開催されたXMアノマリー“カサンドラ”では約60人しか集まらなかった『Ingress』が、この日は1万人を軽く超える大きなものになったことは、エージェントの皆さんひとりひとりの歩みの結果。『Ingress』は人が集まり繋がっていくゲームであり、皆さんの協力があってこれだけの規模に成長したこと、これからも歩み続けていくことを川島氏は感謝の言葉と合わせて宣言してくれた。
また、須賀氏は『Ingress』でみんなと築いてきた時間は財産であり礎。ここまでいっしょに歩んできたエージェントはNIAの一員だと語り、これからもサポートしてくれるとうれしいと語った。
XMアノマリーのファクションリーダーを務めた両陣営のエージェントも登場。どちらも人の数に圧倒されながらもしっかりコメント。この大役を最後までやり遂げてくれたことに心からありがとうとおつかれさまを言いたい。
そして、このXMアノマリー前から気になっていたことがあった。それがプレス用に配られたタイムスケジュールに記されていたスペシャルゲスト枠の“人気声優”という文字。
その正体はエージェントでもある緒方恵美さんだった!!
新世紀で補完とか計画しちゃうアニメの大ファンである深津。
それを知るあしたづはきっと隣りで、俺が舞いあがっていることを察していたに違いない。さらに、ステージ中央の巨大スクリーンに突然ADA(本作の重要な人工知能)が出現。
これまで英語でしか喋れなかったADAが日本語を学習したと語りだし、会場にいた緒方さんの音声をサンプリングしたと答えたのだ。
続いて現れたXMの研究者である司アキラは今回のXMアノマリーを振り返り、「とてもパワフルだった。自身のまわりを流れる空気からもXMがみなぎっていることを感じた」と語った。
さらに、リサーチプログラム“NL-PRIME”が立ちあがったこと、その目的がもっとも優秀な“センシティブエージェント”をこの中から見つけ出すことだと説明したほか、“NL-PRIME”の高XM環境内にいるエージェントは強力なXM感覚を実感、あらたなる境地に達することができるはずだと、興味深いコメントを残したぞ。
7月16日20時25分
結果発表のとき
そして長かった戦いの結果を告げるためヤーハンが登場。
エンライテンドはつねに優位を保ち、この日がレジスタンスにとってアコライトの攻撃からADAを守る最後のチャンスだったことを告げ、「準備はいい!?」と会場を盛り上げて出された答えはエンライテンドの勝利だ。
ステージ上のヤーハンはクールなイメージとは異なり、とってもキュートで素敵なお姉さんで、その一喜一憂するしぐさに会場にいたすべてのエージェントの緊張を解してくれた。
そして最後、グランドフィナーレを飾るのは『Ingress』の生みの親であるジョン・ハンケ氏。
最初に、ボランティアで手伝ってくれた人に向けてねぎらいの言葉を述べ、このイベントを成功させるために約3ヵ月尽力した須賀氏をクレイジーだと称賛。
また、川島氏がXMアノマリー“ダルサナ東京”のヴィジョンを描き、その後、「東京で世界最大のイベントをしたい、1万人以上集めることができる」と言ったとき、彼は狂っていると思ったことをジョンは笑いながら語った。
iPhoneユーザーの深津は遅れてリリースされたiOS版からプレイ開始。その当初から記事を書きたいと交渉するも、なかなか想いが届かず、XMアノマリーやミッションディ、それなりに大きなイベントごとでないと書くチャンスが与えられてこなかった。それにめげずに書き続けた結果、少しずつ皆さんの目に留まるようになり、念願叶って、7月からはイベントに限らず『Ingress』の記事を書けるようになりました。
これもね、読んでくれるエージェントの皆さんあってのこと。自分なりに『Ingress』を盛りあげたい、知ってほしいという想いをあきらめず、進んできてよかったと心から感謝しています。
今後も『Ingress』は歩みを止めることなく、新たなチャレンジをしていくことでしょう。
それを可能にするNIA、全力で支えるエージェントたちを、深津はこれまらもずっと追いかけていきますので引き続きよろしくお願いします!!
P.N.深津庵/あしたづひむ(カメラアシスト)
※深津庵のTwitterはこちら
▼XMを調査するバスNL-PRIMEに乗車
XMアノマリー“イージスノヴァ東京”潜入(前編)
▼イベント前にゆりかもめ沿線探査
ポータル探査の旅まとめ
【Ingress記事まとめ】
イベントリポートや取材記事も
Ingress(イングレス)
- ジャンル
- オンライン位置情報ゲーム
- メーカー
- Niantic, Inc.
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(ゲーム内課金あり)
- 対応機種
- iOS/Android
- コピーライト
- (C) Niantic, Inc.
関連記事
この記事に関連した記事一覧
『Ingress』ミッションウィーク開催!! 大型連休中にAGが挑んだ全国各地の探索リポートをお届け
2022-05-17 13:482021年を象徴する『Ingress』的今年の漢字!! エージェント&Nianticスタッフのメッセージを公開
2021-12-29 17:00『Ingress』運動不足になってない!? 歩いて撃って構築するキミとボクのイン活レポ【第10回】
2021-10-07 18:20『Ingress』離れていてもつながりを感じるAGたちのフィールドワーク録 【第9回】
2021-09-22 18:41
最新記事
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧
『Ingress』国立競技場で緊急バトル!! 軽い気持ちで呼び掛けたら想定外の結果になったBB戦リポート
2024-07-16 21:25『Ingress』緊急開戦!! プロデューサー来日に合わせて新宿で行われるBB戦前日ガイド
2024-07-14 20:04『Ingress』ポータルリンクでグローバルチャレンジ!! 陣営バトルに影響を与える前哨戦が始まる
2024-07-11 20:13『Ingress』ミッションが我らの旅ガイド!! 鎌倉駅から江の島をたどる全18ルート構成のMDリポート
2024-07-05 21:51『Ingress』カッパまみれ!? 和傘柄の24連ミッションで上野から浅草寺を目指す in 2024年6月のセカンドサンデーリポート
2024-06-13 19:53