8ビット世代の記者がうなった“良質ビット”ゲームベスト3【BitSummit 4th】

2016-07-11 00:53 投稿

ビットサミットの奥深くへ!

“BitSummit 4th”の取材を終えた後、残った時間を使って記者の趣味全開でブースを回ってみた。

“70年代生まれファミコン育ち”記者の琴線にふれるゲームにたくさん出会えたので、スマホじゃないが“良質ビット”ゲームベスト3を紹介していこう。

『シルバー事件』に『ボコスカウォーズII』、『にょきにょき旅立ち編』などなど。素晴らしくおもしろいゲームはたくさんあったが、もはやこのあたりは記者の中ではメーカーやクリエイター的にもメジャーな部類に入ってしまうので、ここではさらにビットサミットの奥深くに光を当てていこう。あしからず!

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3位.『しっぽねこと消えたエビフライ』

Flashゲーム日本代表ブースにあった版画チックなグラフィックが目を引く猫が主役のアクションゲーム。(あれ、Flashゲーム日本代表って“珍妙ゲームベスト3”でも取り上げてなかったか?)

じつはこのゲーム、“BitSummit 2014”にも出展されていたが、それがさらにブラッシュアップされアクションゲームとしての完成度も高まった。

それに、なにより猫がかわいくて動かしているだけで楽しいのだ。

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エビフライ強奪事件を起こした謎の猫集団に立ち向かう主人公。しっぽから出る“しっぽショット”とジャンプを駆使してステージを進むシンプルでわかりやすいゲーム。しっぽショットは弾数制限があるので、むやみやたらに攻撃していると、あとあとツラくなる。

にしても、このビット以前と言える表現方法なグラフィック、印象的。

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ブースにはじっさいにゲームに使われた(?)版画も展示されていた。これらすべてゲーム中で見ることができるアクションだ。

2位.『WISH DRAGON+(ウィッシュドラゴン プラス)仮称』

VeLTiNA氏制作の8ビットテイスト満点のレトロ風RPG。こちらも2014年にフリーソフトとして公開されていたが、今回キャラクターの追加など新要素が追加されて再び登場。

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何が気になったかと言えば、“余計なことをしない”8ビットへのこだわり。
レトロ風な雰囲気を出したゲームは珍しくないけど、どうしてもどこかで「当時はそんなドット絵がうにょにょ動いてなかったでしょう」とか変なリッチさに違和感を感じたりすることもしばしば。
でも、本作はダッシュやセーブなどプレイを快適にする今風な変更はあれど、表現に関しては当時のまんま。

まぁ、まんま過ぎると言えば返す言葉はないけど(笑)。

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『LA-MULANA 2(ラムラーナ2)』や『フェアルーン』など、同じくドット絵にこだわりを持つ同志的なソフトとコラボも。本作は2016年にSteamで配信予定。

1位.『アトの跡』

記者がいちばん衝撃を受けた作品がほしのさらい制作の『アトの跡』。

主人公の足跡を追ってついてくる女の子を守りながら敵と戦う“エスコート”がテーマのアクションゲーム。なのだが、「あー、アレっぽいゲームね」というたとえがプレイ中に見つからなかった、非常に斬新な作品だ。

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敵の攻撃をかいくぐりながらボスを倒すゲームだが、女の子の動きも頭に入れないと、主人公が攻撃をかわしても女の子に当たってしまうので、そのへんのもどかしさがまた新感覚。

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女の子に攻撃が当たると気絶。制限時間以内に助けにいかないとゲームオーバーになってしまう。

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敵の攻撃を“吸い寄せて反射”するなど攻撃方法が多彩すぎて、1面から忙しい操作を求められたが、女の子を連れて進むという点でどんなアイデアが出てくるのか、先のステージがとっても気になるキラり光る良作!

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