【超会議2016】インディーズ系VRタイトルに突撃! 怒涛の18連発[前編]

2016-04-30 21:37 投稿

VRでお姫様抱っこ! 戦艦大和! 馬! からあげ!?

2016年4月29日から30日に開催された”超会議2016″。最先端のVRが体験できる”超VRアトラクションズ”ブースでは、企業が制作したVRタイトルのほかに、多くのインディーズ系VR作品が出展された。

開催前日までの事前調査(おもに超会議2016公式ホームページ)で、インディーズエリアの出展が4作品と踏み余裕をかましていたファミ通App編集部VRチームだったが、ふたを開けてみたらこの数! 青ざめながらも「今日のハイスコアですよ!」とか5、6回くらい言われちゃったりしながら、全作品プレイしてきたのでドドーンと紹介していく。

【掲載タイトル】
ソード&プリンセス
美瑛の丘レース
忍 VR
四季の世界遺産ドライブ
戦艦大和バーチャルリアリティ復元計画
魔法少女☆りりぽむ
SIMVR × 恐竜戯画
スーパーからあげキャッチ
The Gunner of Dragoon

後編はこちら

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ソード&プリンセス(制作:ウダサン)

【赤ちゃん抱っこひもに入った”ただの水”がお姫様にマジ変わり!】

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お姫様を、その名の通りお姫様抱っこしながら勇者として戦うVRロールプレイングアトラクションで、デバイスはオキュラスを使用。本作のVR的見どころは、お姫様の重量感を再現するため装着する水入りの抱っこひも。これを抱えて左右に動かすことで、敵からの攻撃を避けられる仕組みだ。厚めのビニールに入った約10キログラム程度の水が、ゲーム中ではお姫様にしか思えないほど愛おしく、さらにぽよぽよした手触りなもんだから、はたから見てる以上にドキドキだ。

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▲忠実に再現するなら40キログラムぐらい必要かと思われるが、これでも十分にお姫様感を感じてしまうのだよ。
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▲横を向けば、お姫様の姿を見られる。敵と戦うのもよいが、ずっとこうしていたい。

美瑛の丘レース(制作:Team Hashilus)

【乗馬マシンをホントに馬にしてみたVR乗馬レース】

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オキュラスと、手綱型コントローラーを付けたオリジナルの乗馬型VR体験マシン”Hashilus(ハシラス)”を使ったVRレースゲーム。ゴーグルを付けると、そこには北海道、美瑛の広大な牧場が広がる。ゲームは4人まで参加できる対戦型。操作は手綱を前後に振るだけで、コース取りはオート。というワケで、ただただ手綱を一心不乱に振ればいいのだが……、振れば振るほど乗馬マシンは激しく動き、さらに画面には急な下り坂が迫ってきたり。ほのぼのした見た目に反し、視覚だけでなく全身でスリルを味わえる作品だ。

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▲1位を取りたい欲望とスピードを出した後に襲いくる恐怖で、レース中は葛藤の連続。
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▲これくらいの坂でも実際にプレイすると、かなりのスリルを味わえる。

忍 VR(制作:EXPVR)

【印を結んでいいんです】

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オキュラスのゴーグルに手の動きを認識するデバイスを付けてプレイする、忍なりきりVRアクション。画面のガイドに合わせて指で”印”を結ぶことで忍術が使える。目の前に迫ってくる敵を、さまざまな忍術で倒していくのが目的だ。指一本一本の動きを驚くほど正確に認識してくれるので、ストレスなくゲームの世界に没頭できる。あと、プレイしている人のテキパキ動かす指をはたから見ると、不思議とかっこよくも感じた。

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▲ブースにいた忍者のように指で印を結んで攻撃!
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▲画面にはこのように自分の指が映る。キツネの形にしても、しっかり認識してスゴい!

四季の世界遺産ドライブ(制作:FremeSynthesis)

【スタッフの手動によるほっこり臨場感ツーリング】

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バイクに見立てた大型の筐体に乗って世界の名所を、さまざま季節で体感できるVRドライブゲーム。存在感抜群の筐体で、さぞ大がかりな仕掛けがあるのかと思いきや、バイクのおもだった動きはスタッフの手動によるもの。滝をくぐり抜けるときにも水しぶきを浴びるのだが、これもスタッフが足ペダルを踏んでかけていたりする。体験プレイの順番を待っているときは、なんてアナログな! と思ったが、いざ体験すると、映像とリンクした筐体の挙動に驚き! ドライブが終わりエンジンストップするときに、スタッフが軽く上下に筐体をゆらす演出も粋なところだった。

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▲後ろにいるのが筐体を前後に動かすスタッフさん。筐体の前方にある大型の送風機によって風を感じて走れる。仕様したデバイスはオキュラスだった。
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▲映像もなかなかの疾走感! 冬なんかはほんとに肌寒い気も感じるほど。

戦艦大和バーチャルリアリティ復元計画(制作:西野元章)

【デカいデカいと思ってはいたけど!!】

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こちらはオキュラスを装着して戦艦大和のスケール感を体感する映像作品。資料をもとに細部までCGで復元。現時点ではまだ開発途中のものでオートで移動する映像を眺められるだけだったが、完全版では甲板や艦内を自由に歩き回れるようになるとのこと。

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▲この圧倒的巨大感! これで自由に歩き回れたら、まさに”復元”と言えるだろう。
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▲外観だけでなく、内部までこんなに作り込まれています。

魔法少女☆りりぽむ(制作:ドリロボ)

【これで誰にも気にせずガン見できるね】

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次世代アイドル、魔法少女☆りりぽむの最新シングル”Can You Believe RIRIPOM?”のミュージックビデオが360°動画で楽しめる。画面内を元気に動き回るりりぽむを追いかけながら、魔法の国に入り込もう! 下からのぞき込んだりはできないのであしからず。

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▲りりぽむ本人がその場にいたからというワケではないが、けっこうドキドキした映像だったので、ファンになろうと思う。

SIMVR × 恐竜戯画(制作:しのびや)

【も、もっと安全な場所を飛んでよねッ!】

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映像に合わせて座席が動く、ライド型の恐竜時代体験アトラクション。超ド迫力の恐竜たちが横切る中を疾走。ぶつかりそうなときは、ホントに顔を背けたくなるほどの没入感だった!

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▲手もとのレバーは雰囲気演出のもので反応はしなかったが、座席は映像に合わせて激しく動く。
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▲「もうダメだ~!」と思ったシーンが何度もありました。

スーパーからあげキャッチ(制作:トリプルアイズ)

【VR初のからあげゲー!?】

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オキュラス リフトを使用したリズムゲーム。なぜか飛んでくる大量のからあげを、顔を左右に動かしながら残さずキャッチ。からあげはリズムよく飛んでくるので、うまくキャッチし続けると音ゲーをしているようにノリノリになってくるのが特徴だ。

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▲なんだかよくわからない世界観だが、うまくキャッチできるとやはり気持ちがイイ!

The Gunner of Dragoon(制作:野生の男)

【ドラゴンの背中に乗って大空でシューティング!】

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HTC Viveと乗馬マシンの組み合わせで、ドラゴンの背中に乗って大空を舞うVRシューティングゲーム。周囲を見渡して前方や左右からくる敵を攻撃。プレイしている感覚はまさに、あの名作シューティングの世界に入り込んでいる感じ!

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▲HTC Vive付属のコントローラーを銃に見立てて操作。
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▲画面はこんな感じ。乗馬マシンの挙動がこれまたドラゴンに乗ってる感をアップさせている。

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