【TGS2015】『ブレフロ』と『ログレス』のプロデューサーが語るゲームとコミュニティの関係

スマゲームとコミュニティはどうつながる？

東京ゲームショウ2015のLobiブースで、Lobi事業部長である片岡氏、『ブレイブ フロンティア』（以下、『ブレフロ』）の高橋プロデューサー、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』（以下、『ログレス』）の板倉プロデューサー、さらにファミ通App編集長の中目黒目黒の4名によるトークセッションが行われた。

“スマホゲームとコミュニティのおいしい関係”をテーマに、ゲームメーカー2社とメディア（コミュニティー）2社の視点からトークが展開した。

【トークセッション参加者】（敬称略）
カヤックLobi事業部長：片岡 巧
エイリム『ブレイブ フロンティア』プロデューサー：高橋英士
マーベラス『剣と魔法のログレス いにしえの女神』プロデューサー：板倉基之
ファミ通App編集長：目黒 輔（中目黒目黒）

『ブレフロ』と『ログレス』は、以前ゲーム内コラボを実施した間柄。どちらもこれまでにテレビCMやリアルイベントなど、ゲーム外でもさまざまな展開を実施してきた。両プロデューサーは、それらを通じて新規ユーザーを獲得できた一方で、コアなユーザーが生まれコミュニティの成長につながっていったと分析している。

コミュニティを活用するためには

『ブレフロ』でコミュニケーション機能としてLobiが使用されている一方で、ログレスはゲーム内にチャット機能がある。そのため、「ログレスで番組配信をするとゲームが過疎る」（板倉氏）という。とはいえ、「ニコ生やリアルイベントの際に、コニュニティでつながったユーザーどうしが盛り上がっているのを目の当たりにした」（高橋氏）という意見もあり、コミュニティの存在はユーザーどうしが盛り上がれる欠かせない要素だという認識は4人全員が一致。ちなみに、どちらのコミュニティでも、人気がある部屋は“攻略”と“雑談”とのこと。

また、どんなコミュニティ機能が欲しい？というテーマでは、ユーザー間でアンケートを実施できる機能など、ユーザーどうしが盛り上がれるものが挙がった。片岡氏によると、「Lobiでは発言にブックマークが付けられる機能を検討中」だという。

クラン・ギルドは必要か？

今後の展開についての話では、両タイトルともにゲーム内のコミュニティとして、一部のユーザーからクランやギルドを導入して欲しいという要望があるのだとか。板倉氏は「ログレスはカジュアルなコミュニティが支持されている部分でもあるので、深くほかのユーザーとつながるクランが必要なのかずっと悩んでいる」という。高橋氏も「レイドバトルの高難度クエストなど、局所的にギルド要素を取り入れることは検討している」と回答。

最後に、板倉氏が「『ログレス』は年末に迎える配信2周年に何かやりたい」と意気込みを語り、高橋氏が「またコラボをしたいですね」と話すと、Lobiとファミ通Ａｐｐもこれに乗っかり「4社で組んで何か新しいことができればいいですね！」としてトークセッションは締めくくられた。

余談：Lobiブースのステージは当初、写真のような船になる予定だったが、「数日前に白紙に戻った」（片岡氏）というマジ話で会場の笑いを誘った。