【TGS2015】インディーゲームを作る上でいちばん大切なのは「一歩踏み出すチャレンジ精神」

2015-09-17 20:13 投稿

インディーズゲーム業界をバックアップするAmazon

2015年9月17日より幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015。ビジネスデー初日、同イベントに初出展で注目を集める”Amazon & Twitch(ツイッチ)”ブースで行われたステージイベント“インディーのはじめかた”の模様をお届け。

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イベントでは、インディーズゲーム業界で活躍するクリエイターが登場し、お互いの制作したゲームをプレイし合う”インディー対決!”や、ゲーム開発のメリットや苦労など、これからインディーズゲーム開発を目指す人たちへのメッセージが送られた。

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▲進行役は、クアッドアロー代表取締役CEO小野口正浩氏。多くの家庭用の格闘ゲームを開発した後、同社を設立。現在はゲーム開発だけでなく様々なデジタルコンテンツの分野で活躍。
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▲Unityによる開発で多くのゲームの制作に携わっているポケットクエリーズ代表取締役の佐々木宣彦氏と、ディフェンス型アクションゲーム『サムライディフェンダー』が200万ダウンロードを達成したリンクキット代表取締役社長の竹内啓二氏が登場。

ゲームを作る人は、ゲームも達人級なのか?

まずは佐々木氏が『スノーワールド』(リンクキッド)、竹内氏が『脱走兵シミュレーター』(ポケットクエリーズ)と、お互いが制作したゲームをプレイし、ゲーム開発者同士の腕自慢対決。両氏とも自信なさげなプレイで会場を沸かせ、結果はドロー。

小野口氏は『このようにゲームが上手い人じゃなくても、おもしろいゲームは作れるんですよ(笑)』と観客にアピールした。

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▲迫り来るモンスターに雪玉を投げてお城を守る『スノーワールド』。単純明快なルールでキャラクターもかわいく、性別や世代を問わず楽しめる。
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▲バイクに乗った脱走兵を操作して、3Dの戦場を逃げまくる『脱走兵シミュレーター』。障害物は物理演算処理のリアルな挙動を表現。想定外の展開が起こり、ゲーム実況動画にも向いているという。

インディーズゲーム開発のメリットとデメリット

リンクキッドを立ち上げて最初にリリースし、いきなり200万ダウンロードを達成した『サムライディフェンダー』は、なんと4ヵ月で製作されたという。

このことについて竹内氏は「インディーズゲームメーカーは機動性の高さが魅力。大手メーカーだと実行までに数週間時間をかけてしまうような仕様変更も、自分が決めたらすぐ実行できる」と語った。

佐々木氏も大手に立ち向かうにはスピードが命」と強調。反面、資金の確保や大作ソフトを作ろうとするときに必要な人手をどう工夫するかなど、インディーズならではの苦労もあるという。

最後には、「ひとりでゲームを開発し収益を得られるルートが豊富になった現在、重要なのは一歩踏み出すチャレンジ精神」と両氏が口を揃えて語った。

今回イベントを行った”Amazon&Twitch”ブースでは、明日以降もインディーズデベロッパーをサポートするさまざまな取り組みを紹介するイベントが行われるので、インディーゲーム業界に興味のある人は注目だ。

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