【TGS2014】ゲーム性の濃淡が光る新進気鋭のディベロッパー“GaLboa”
2014-09-19 12:39 投稿
複雑とシンプルの両極を行くデベロッパー“GaLboa
2013年設立と若い企業だが、順調に成長を遂げアメリカ、中国に計3ヵ所の海外オフィスを抱えるまでとなった“GaLboa”が、東京ゲームショウにブース初出展。新タイトル『スカイダム』を含め、人気の『コンガリーズブレイド』、『The Age of Discover』など複数のアプリをプレイアブル展示している。ここでは、新タイトル『スカイダム』を中心にブースのレポートをしていこう。
『スカイダム』は、バトル要素と都市育成要素が融合したソーシャルアプリ。都市育成では、天空に浮かぶ不思議な島に城や港などを建設して、都市の成長を測るシステムとなっている。プレイヤーやNPCとのバトルに勝利することで新たな島を取得できるシステムも実装されているため、ただ単に都市を育成するのではなく、いかにして自分の領土を広げていくか、領土の育成という要素も含まれているようだ。島はその容姿によって、それぞれ特徴を持っており、資源がよく取れる島を奪取することがポイントとなるだろう。
また、本作ならではのユニークなシステムとして、島によってそれぞれ別に資金や資源が管理されるというものがある。通常一括管理される資金などが島ごとに割り振られるため、ある島だけが資金不足に陥ってしまうというケースも発生するのだ。しかし、当たり前だがそういったトラブルを解決するシステムも搭載されている。島間で資金の受け渡しが可能なのだ。ただ、これもノーリスクでやり取りができるわけではない。島と島との間にある距離によって、資金譲渡にかかる時間が変わってくるという。
もはやこれは都市育成ではなく、一国の経済を回すシミュレーションともいえるだろう。
一方バトルシステムもかなり深く作られている。コスト上限に合わせてユニットを配置し、ぶつけ合うというものなのだが、ユニットの強弱関係が単純ではないのだ。まず、人間、ドラゴン、戦艦という3種のユニット群があり、これらがそれぞれに三つどもえの相関を持っている。そして、人間、ドラゴン、戦艦はそれぞれ3つの属性を持っており、またこの3属性の間で相関が発生しているのだ。なので、まぁ頭を使うこと使うこと。とにかく、奥が深く頭を使うタイトルになっているのだ。
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