アラームをセットして遊ぶ不思議なRPG『dreeps』 その内容に迫る(前編)

2014-08-23 13:15 投稿

“アラームプレイングゲーム”ってナンだ!?

突如トレーラームービーが公開された新作アプリ『dreeps』。どうやらRPGらしいその作品は、まず可愛らしいドット絵に目を奪われる。ロボットと思われる主人公がテクテク歩いたり、敵と戦ったり、ロボットの仲間と冒険したり……。

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※アラームをセットして遊ぶ不思議なRPG『dreeps』 その内容に迫る(後編)


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でも、もっとも気になるのは

“RPGを遊ぶ時間のなくなったあなたへ「アラームプレイングゲーム(Alarm Playing Game)」”

というキャッチコピーだ。

 

どうやらアラームをセットして遊ぶRPGみたいだが、詳細はまったく見えてこない。ムムム、気になる! というわけでコンタクトを取ったところ、なんと3名で開発しているインディーズ作品であった。これは直接話を伺って、『dreeps』の情報を聞きだすしかない! 開発者をお招きして、気になる話をたっぷり聞いてきた。

 
▲写真左から、藤田喬平氏、平岡久典氏、渡辺大輔氏。

気になるインタビュー前編

――本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

平岡 企画とグラフィック担当の平岡久典、36歳です。

渡辺 渡辺大輔です。企画とプログラム担当で、35歳です。

藤田 サウンド担当の藤田喬平です。僕は現役の大学生で、23歳です。

――藤田さんだけ、とても年齢が離れてますね。世代の異なるお三方ですが、なぜ『dreeps』の開発にいたったのかを教えてください。

渡辺 じつは、僕と平岡君は同じデザイン専門学校の同級生だったんです。もう10年以上の付き合いになりますね。

平岡 グラフィックデザインを専攻していて、渡辺君はイラストをメインにやっていたんですよ。

――なるほど。では、専門学校時代からゲームを作って、いまにいたると?

平岡 いや、それがまったくなんです(笑)もちろんゲームには興味があったのですが、卒業制作でゲームっぽい物を作ったぐらいで、卒業後はデザイン制作会社で色々なものを作っていました。その後3~4年で退職して、フリーランスで働くようになりました。

渡辺 僕は手描きの可愛いイラストを描いていて、デジタル要素は一切ありませんでした。卒業後はイラストレーターになって、その後ひょんなことからWeb制作会社に勤めたりして、いまにいたります。

平岡 僕はフリーランスになってから『ブログバトラー』という、ブログの横に貼り付ける対戦形式のブログパーツを友人と3人で作ったところ、ゲーム制作会社から声をかけていただけるようになって。それでゲームの仕事を少ししていたんです。

――では『dreeps』を作るキッカケはなんでしょう?

平岡 じつは『dreeps』の原案自体は、数年前から考えていたんです。あまりプレイしなくても楽しめる、そんなゲームを作ってみたいなあって。で、ちょうど1年前に渡辺君が退職してフリーランスになったので、「いっしょにゲームを作らない?」と声をかけたのがきっかけですね。

渡辺 平岡君とは友人としての交流は卒業してからも続いていたので、数年前から「こんなゲームが作りたい」って話はよく聞いていました。なので、声をかけられたとき、すぐ「やる!」って返事しました(笑)。

平岡 ゲームクリエイターの友人もいたのですが、『dreeps』がちょっとわかりにくい企画だったので、もし作ってみてイマイチだった場合、本職のゲームクリエイターの方だと申し訳ないことになってしまうのでは、と思ったんですよ。そこで、タイミングが合っていた渡辺君を最初に誘ってみたんです。

渡辺 『dreeps』はiOS対応ですが、僕がWebデザイナーだったこともあって最初はプログラムを勉強して個人的にWebサービスを作ろうと考えていたんです。でも、超簡単なアプリをプログラミングしてみたら作れてしまったので、平岡君のアイディアをアプリで実現させよう、という流れになったんです。

――なるほど。しかし、なぜ世代が違う藤田さんが関わるようになったのか、とても興味が湧きますね。

藤田 僕はずっと音楽活動を行ってきて、以前は“うさぎのへいたいは待機。”というチップチューン(※)のユニットに参加していたんです。ですが、去年ユニットを解散して個人で作品作りをしていました。“うさぎのへいたいは待機。”時代に、日本のカルチャーを紹介するフランスの“Nolife(ノライフ)”というテレビ局からインタビューを受けたんです。ネットで音源を無料公開するレベルの活動だったんですが、フランスだったらテレビ局でも紹介してもらえた。それなら、僕のサウンドは海外受けするのかな? と思って、インタビュアーだったアンさんに連絡を取ったんです。

※チップチューン:音楽ジャンルのひとつ。1980~90年代のパソコンやゲーム機の音源を使うことが特徴。

――“Nolife”のアンさんというと、もしかして去年CEDECで講演された方ですか? ファミ通でも取材に行きましたよ!

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渡辺 そうです。で、アンは僕の妻なんですよ

――えーっ!

藤田 僕はアンさんから「じつは夫がこんなドット絵のゲームを作っていて、ぜひ音楽をやってみないか?」という連絡がありました。BGMという分野にも興味があって、いつかやりたいと思っていたので、参加させてもらうことになりました。

冒険する主人公を“気にかける”ゲームに

――かなり驚きましたが、さっそく、『dreeps』のゲームについて伺っていきましょうか。まずはコンセプトや概要などを教えてください。

平岡 忙しくてゲームができないから、あまりプレイしなくても楽しめる、つねに寄り添っている……、というのが大まかなコンセプトですね。

――時間がない人向けのRPGを目指したということですか?

平岡 子どものころ、たとえば『ドラゴンクエスト』を遊んでいる場合、プレイしていないときも『ドラクエ』のことを考えたりしてたじゃないですか? 最近は、そういうRPG体験みたいなのがないなあって思いまして……。

――言われてみると、確かにそんな気がします。

平岡 ちょっとおおげさかもしれないですが、頑張って精一杯生きていかなきゃいけない時代で、ゲームの中の主人公を心配できる、心の余裕が減ってきた感じがするんですよね。だから、僕も頑張って1日を生きるから、ゲームの主人公も頑張れよって思うようなゲームを作りたかったんです。共闘ではないですが、併走して別々の世界でそれぞれ頑張っていく。仕事しているとき頭の片隅に「主人公は今ごろどうなってるかな」と思える、そんなゲームを目指して作っています。

 

というわけでインタビュー前編はここまで。後編では、実際のプレイ内容や世界観に迫っていくぞ!

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dreeps

ジャンル
APG
配信日
2014年秋配信予定
対応機種
iOS

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