1. サイトTOP>
  2. 【注目アプリレビュー】『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』題名の真意が衝撃すぎ

【注目アプリレビュー】『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』題名の真意が衝撃すぎ

2013-07-05 13:01 投稿

●俺ってドブネズミみたいな顔してるのか?

『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』という、頭のネジが2、3本吹っ飛んだタイトルからも薄々おわかりかと思うが、本作はいわゆる“王道”と呼ばれるような作風とは一線を画した(というより王道を揶揄した感もある)非常に風変わりなRPGだ。これから、このいい具合にイカれた(褒め言葉)本作を紹介していこう。

 

●王様のつうこんのいちげき!

物語は王道“風”に始まる。王様に呼び出された主人公は、封印から目覚めた魔王の討伐を命じられる。魔王は恐ろしく手強いと聞く。魔王の居城までの道のりも過酷なものになるだろう。しかし、主人公は怖気づいた様子など微塵も見せることなく、冒険への第一歩をいま踏み出……さない! 慌ててはいけない。

まずは酒場へ行って仲間を集めるが先決だ。しかし、そこに暗雲が立ち込める。なんでも王様の言うところによると、無口で、話しかけても「はい」か「いいえ」としか返事をしない主人公は、コミュニケーション能力に問題ありとみなされていて、町の人々から陰口を叩かれているとのこと。

そんな知りたくもなかったメタ風味漂う情報を胸に、主人公は酒場へと赴くのだった……。

▲コミュニケーション能力とは無関係の陰口を暴露し、そのうえ主人公の傷口に粗塩を擦り込むような発言を容赦なくぶっ放す王様。この国でクーデターが起きたと聞いても不思議には思わない。

●冒険者はバーにいる

冒険者の集う酒場へとやって来た主人公。ここで冒険者を勧誘して仲間にしていくことになる。

酒場にいる冒険者をタッチすると、ひと言コメントとともに勧誘するかどうかを尋ねられる。これに「はい」と答えると、説得という名の戦闘に突入。説得はシンプルなコマンドバトルで、主人公は“こうげき”や“どうぐ”などのコマンドから、行動を選択していく。

ここでもっとも重要かつ、本作のキモでもあるのが“じゅもん”だ。呪文と言ってもメラメラ燃え盛る炎や、バッキバキの竜巻などを呼び出すわけではない。本作の呪文は「いっしょにきてくれ」、「おまえなんかきらいだ」、「あばばばばば」といった、セリフ(?)になっている。これらの呪文をメインに冒険者にダメージを与えていき、相手のHPをゼロにできれば勧誘成功。仲間になってもらえるというわけだ。

▲どこかで見たような間取りと家具の配置……この酒場のことは“類似の酒場”と呼ぶことにしよう。“類似”を“るいーじ”と発音すると、より趣深く感じられるのはたぶん気のせいだろう。

●想いを言葉に乗せて……

セリフで戦うRPGと言えば、ゲーム開始から5分で(バッド)エンディングが見られる『ラブクエスト』(スーパーファミコン)や、経営危機に陥ったセガを救う『セガガガ』(ドリームキャスト)あたりを思い浮かべる人もいるかもしれない。それらの作品では、攻撃コマンドは“説得”に置き換えられ、RPGの演出としてじつにいい味を出していた。

もちろん本作も、それらの作品に負けず劣らずバカバカしい(褒め言葉)。では、実際に勧誘をしてみよう。

●罵れ! 褒めろ! 求婚しろ! たまに殴れ!

最初のターゲットは、深紅のチャイナドレスが眩しい(粗いドットだけど)武闘家娘に決定。コメントを確認し、いざ説得スタートだ。

▲さすが武闘家、コメントもなかなかバイオレンス!

▲最初から覚えているいくつかのじゅもんの中から「すきだ」を選択。が、ストレートで純粋な告白は、彼女を怒れる女豹へと変貌させた! 主人公は大ダメージを負い、その直後あっけなく戦闘不能に……。選ぶ呪文によっては相手を怒らせてしまう場合もあるようだ。

▲気を取り直しての2戦目は、「いっしょにきてくれ」を選択。すると、「こころに ひびいた!」のメッセージとともに彼女に大ダメージ! 見事説得に成功した!

このように、冒険者のコメントから心に響くじゅもんを推測して、大ダメージを与えていくのが説得の基本となる。なお、仲間にした冒険者は最大3人までパーティに加えることができ、新たな相手の説得時には自動で行動してくれる頼もしい存在になってくれるのだ。

ちなみに、冒険者のコメントとそれに対する心に響く呪文の組み合わせの一部を紹介するとこんな感じだ。

つまんないおとこ だいっきらい! 
なにか おもしろいこと しなさいよ!
→「すべらないはなし

てめぇ どこに めぇつけてやがる? 
ちょっと ジャンプ してみろ!
→「じつはやさしいんだろ

あいとか こいとか きょうみないの! 
やっぱり よのなか おかねだよね!
→「おやじは王さまなんだ

だれにもいうなよ。 おれ 
あかちゃんプレイが すきなんだ
→「あばばばばば

バスト92 ウエスト59 ヒップ89 
ねんれいは30だいだけど どう?
→「ババアけっこんして

おれは もう 
パイルドライバー じゃない・・・
→「ユアパイルドライバー

字面だけ見てもかなりのカオスっぷり。ここまでくると、つぎはどんな呪文を習得するのか、どんな冒険者が出てくるのかと楽しみになってくる。

 

●ドブネズミみたいに美しく

本作は相手に合わせて呪文を選んでいくだけのゲームではない。呪文よりも攻撃が効果的な戦闘狂がいたり、酒場の女主人が販売している装備品を買い揃えないと苦戦を強いられたり、パーティーメンバーの組み合わせを考えないと歯が立たない冒険者がいたりと、小癪なことにプレイヤーに戦略を練らせるようなRPG要素もキチンと用意されているのだ。

そうやって試行錯誤をくり返して、7色の言霊を吐き散らしながらどんどん酒場の上階へと進んでいく主人公。最上階である30階で彼を待ち受けているのは、意外な人物だった……。

その正体や驚きの結末は、ぜひ実際にプレイして体験していただきたい。ここらで、当初の目的だった魔王の討伐はどうした? なんて疑問に思ったりするのはヤボというものだろう……たぶん。

▲最後の相手との戦いでは、凶悪な呪文攻撃が待ち受ける。そして、最後はいい話風にまとめようとしているところが、ホントに小憎たらしい! ……確かにちょっと感動的だけど。

あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね

メーカー
Takeshi Hamanaka
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iPhone、iPod touch およびiPad互換iOS 4.3以降が必要、iPhone5用に最適化済み Android2.2 以上

ピックアップ 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧