【G-STAR2012】番外編 韓国の人気端末を探りにケータイショップ探訪

2012-11-12 22:39 投稿

●人気のスマホはどれだ!

韓国の釜山市で行われているゲームショー“G-STAR2012”取材のために韓国に滞在中の記者が、街のケータイショップに繰り出して、韓国でどんな端末が発売されているのか、人気機種はどれなのかを探ってきた。また、多少ではあるが韓国のモバイル事情もお届けしたい。ゲーム記事の箸休めにご覧あれ。

●日韓スマホ対決

MM総研によると、日本での2012年度以降のスマートフォン出荷台数は2012年度に2790万台を予定しており、現在のスマホユーザー数は約2400万人。これは全携帯電話利用者のうち23.5%にあたる。対する韓国のスマートフォンユーザー数は3000万人で、スマホが占める割合はなんと60%となっている。つまり、スマホの普及率は圧倒的に韓国のほうがうえというわけだ。また、日本ではiPhone 5の登場で脚光を浴びたLTE(高速データ通信)も韓国のほうがさきに導入を開始している。ちなみに韓国ではまだiPhone 5は発売されておらず、入国時にWi-Fiルーターレンタルのところにいたお姉さん、取材のときのコンパニオンさんなどに羨ましがられまくった。……というのは余談だったが、「iPhone 5はどこがいいの?」と聞かれてノートに「LTE」と書いてみせると「あー!」と納得してもらえるレベルにまで浸透しているのだ。(強引なたとえでスミマセン)

蛇足ついでに話しておくと、記者は今回iPhoneを機内モードで使用した。前述のとおり空港でWi-Fiルーターをレンタルし、現地の3G回線でインターネットなどを利用したのだ。ルーターのレンタル料金は8000ウォン/日となっており、記者は特定クレジットカードを使用することで6500ウォンまで値下げしてもらった。ウォンだと単位がわかりにくいが、ざっくり10分の1が日本円の感覚と考えてオッケーだ。日本とのやり取りにはアプリのSkypeやLINE、もしくはFaceTimeを使って不自由なく行えた。キャリアの海外パケホサービスよりも断然安いため、絶対に電話が必要というわけでなければオススメだ。

●さて、人気機種はなにか

前置きが長くなってしまったが、ここから実際のショップでの話をしよう。今回行ってきたのはSKテレコムとKT(ollehと表記されている)の2社のショップだ。

まず最初にお邪魔したのがSKテレコム。ケータイショップ探訪の第一歩ということでやや緊張したが、まあ所詮はただのケータイショップである。入ってみればなんてことはない。同行者に通訳してもらって人気機種を聞いてみると、ひと言。「GALAXY Note II」とのことだ。日本では11月中旬にNTT ドコモから発売となる最新機種は、韓国でもやはり人気のようだ。

 ▲Androidはサムスン、LG電子、SkY(VEGA)の3メーカーがラインアップの大半を占めている。

▲こちらは店内に貼られていたポスター。左は俳優のユ・スンホ。右は日本でもおなじみの歌手のBOA。

つづいてそのすぐ近くにあったKTのショップollehへ突撃。こちらもラインアップはSKテレコムと同様に国内3メーカーの機種で埋め尽くされていた。こちらでの人気機種はと言うと”GALAXY S III”とのことだ。やっぱりサムスンなのねと思って同行者に話を聞くと、韓国の人はAndroidの場合「サムスンかそれ以外か」という感覚なのだそう。ざっくり言うと、ハイスペック端末ならサムスンで、性能よりも価格を重視する人はサムスン以外のメーカーから選択しているようなのだ。ただし、それはあくまでAndroidの場合で、iPhoneもかなりの人気機種。

 ▲いや、本当にもうどちらのキャリアも代わり映えしない品ぞろえでした。わかったのは、とにかくサムスンが人気ということ。

最後に料金についても少し。まず、韓国はすでに各キャリアでLTEのサービスが導入され、通信環境は非常によい。価格は、日本のように通話の基本プランとパケット通信料がべつになっておらず、通話料とデータ通信料がセットになったものとなっている。月のデータ制限によって価格が異なり、だいたい日本円で4000円〜10000円まで6つくらいのプランにわかれている。最低価格(データ制限1.1GB)で運用すれば日本よりもハードルは低い。以上、大変駆け足ではあったが韓国のモバイル事情をお伝えさせていただいた。

 

 

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