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【期待の新作】セガ『デーモントライヴ』 開発のキーマンふたりにインタビューを敢行

2012-10-29 21:17 投稿

●期待せずにはいられない大作感

東京ゲームショウ2012で発表されて以来、タイトル以外のすべてが謎に包まれていた『デーモントライヴ』。本作の制作には、セガのコンシューマタイトルを手がけたスタッフが集結。『ジェットセットラジオ』でコンビを組んだ菊池正義氏がチーフプロデューサー、植田隆太氏が世界観設定やキャラクターデザイン、ゲームのアート面を統括監修するアートディレクターとして参加。さらに、『サカつくシリーズ』、『サムライ&ドラゴンズ』のプロデューサー・山田理一郎氏がディレクターを務めていることもあり、セガの本気っぷりがヒシヒシと伝わってくる期待のタイトルだ。週刊ファミ通11月1日号(2012年10月18日発売)では、菊池正義氏、植田隆太氏へのインタビューの模様を掲載しているが、ここではインタビューの完全版をお伝えしよう。

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▲チーフプロデューサー 菊池正義 氏(写真右)。セガネットワークス開発本部長。『ジェットセットラジオ』シリーズ、『龍が如く』シリーズなどを手掛け、本作ではチーフプロデューサーを務めている。アートディレクター 植田隆太 氏(写真左)。セガネットワークスのシニアアートディレクター。デザインのみならず、世界観、仕様作成などを手掛ける。菊池氏とコンビを組むのは『龍が如く』以来となる。

●セガの魅力が詰まった完全新作

──まず、おふたりが開発を手掛けることになった経緯からお聞かせください。
菊池正義氏(以下、菊池) 植田とは『龍が如く』以来になるんですが、それまでは10年以上いっしょにやっていたことになりますね。
植田隆太氏(以下、植田) ウソ、そんなにやってた? もういいんじゃないの?(笑)
菊池 そんなことないよ(笑)。もともと優秀な人材でしたので、新しいことを始めるときに、いっしょに仕事がしたいと思っていたんです。

──ということは、菊池さんから誘われたのでしょうか?
植田 ええ、焼き肉おごるからって感じで声をかけられました。
菊池 正確にはホルモンだけど(笑)。やはりゲーム開発では、一度チームが決まってしまうと、長い期間そこから離れることができなくなってしまいますし、なかなかタイミングが合わなかったというのもあります。今回は、タイミングがよかったこともあり、「ぜひお願いします!」と誘いました。
植田 そんな頼みかただったっけ? 僕はもともと、イチからモノを作ったり考えたりすることが好きなんです。菊池から誘いを受けたときは、まだゲームの世界観も決まっていなかった段階でしたので、おもしろそうだなと思って受けました。

──具体的には、どんなゲームとして企画されたのでしょうか?
菊池 ”対決と共闘の新世代バトル”というコンセプトで、プレイヤーどうしが協力しつつの対戦ということを念頭に置いていました。そして手軽に遊べる作りでありつつも駆け引きや戦略の幅があって、ディープに遊べるゲームになっています。反射神経を問われるモノでも、シミュレーションゲームのように時間をかけて少しずつ進行していくモノでもありませんね。

── そういった意味では、まったく新しいジャンルのゲームと言っていい内容になっていそうですね。
菊池 そうですね。とくに本作の看板部分となるバトルパートでは、対戦や共闘を楽しんでもらうために、オンラインゲームとしての敷居をできる限り下げるように意識して作りました。最大3対3のバトルを行えるのですが、1回のバトル時間は長くて10分ほどですし、プレイヤーどうしが手軽に協力したり、バトルに参加できる仕組みを導入しています。

──ということは、ちょっとした空き時間でも遊べるという作りになっているのですね。
菊池 はい。もちろん対戦だけではありません。ひとりプレイなら、1回のバトルを1、2分で終わらせることもできるようになりますよ。
植田 バトルパートに持っていくデーモンを何にするか、さらにどう育成するかによって、奥深い戦略が生まれるのが特徴ですね。
菊池 基本的には、バトルパートと育成パートを並行してプレイすることになります。もちろんストーリー要素もあり、多数のキャラクターが登場します。その中から、お気に入りのエージェントを見つけて遊んでいただけるとうれしいですね。

――スマホ向けのタイトルということで、なにか家庭用ゲームの開発環境と違ったところはありましたか?
植田 まったく無いです。要するに、ゲームの開発手段で”力の抜き方が解らない”って感じですね(笑)。アーケード、家庭用向けのゲームであろうと、スマホ向けのゲームであろうと、中身となるゲーム作りに対する情熱は変わらないですね。
菊池 これまで家庭用でも、ハードの垣根は存在していましたが、あまり意識することなく大枠は同じ流れで開発してきました。もちろん、ハードによってインターフェースの違いがありますが、そのインターフェースだからこそ表現できる”おもしろさ”という部分は追及しています。それは、『デーモントライヴ』でも同じことです。

――セガらしいですね! インターフェースの違いについてお話が上がりましたが、本作では(スマホならではのインターフェースという点では)どんな表現に挑戦しているんでしょうか?
植田
 かなりこだわっていますよ。持ち歩く端末ということを要点に”片手でも操作できるゲーム”にするため、(端末を)縦持ちで遊べるようにしようと試行錯誤しました。そのうえで、指先で激しい操作を必要としない、しかしながら十分にアクション性を楽しめるようチューニングしています。グラフィックの表現でいえば、育成パートでアジトを成長させると、地下に潜っていく形式にしたのも縦画面ならではのインターフェースから来ていますね。結果、潜っていく様子も秘密結社ぽくていいんじゃないかと。
菊池 スマホ向けゲームを遊んだことがない人に注目していただきたいことが2点ありまして、スマホのスペックは日進月歩で発展してきており、とくにグラフィックの面では、我々が表現できる限りのものを盛り込んでいます。そういう意味では、世界観や表現の幅は「こんなにもスゴいのか!」と感じていただけるはずです。もう1点は、タッチパネルでの操作や、オンラインを意識せずに遊べる作りを体感していただくことで遊びの幅が大きく広がるというところです。ぜひ、注目してほしいですね。

●『デーモントライヴ』の世界観とは?

──『デーモントライヴ』というタイトルは、どのように決まっていったのでしょうか?
植田 『デーモン』というところまでは決まっていたのですが、ありきたりの名前よりは、ちょっとユニークで「なんだろう?」と思わせるタイトルにしたいと思っていました。そんなときに、個人的に興味があった民族モノ(トライバル)と、本作の特徴である “仲間と協力するチームバトル”といったゲーム性から、民族的な集団のイメージがリンクして「組み合わせるとイケるんじゃないかな」と思い『デーモントライヴ』というタイトルにしたんです。
菊池 直訳すると”悪魔族”ですね。主人公の5人が悪魔族(デーモントライヴ)という設定になります。

── やはり悪魔学だったり、信仰的なモノであったり、そういった世界観に興味がおありだったのですか?
植田 昔から悪魔とか、そういう世界観は好きだったのですが……、なんだろう、正統派ではないところが好きなのかな?
菊池 これが植田のすごいところですが、通常ですと、どうしてもおどろおどろしい表現になりがちな世界観も、植田フィルターを通すことによって、どこかポップだったり、カッコイイものに変化していくんです。それは今回に限らず、『ジェットセットラジオ』、『龍が如く』といったシリーズでもそうですね。
植田 なんですかね、僕が描くと自然とダークヒーローっぽくなっちゃうんですよね(笑)。ちなみに本作は、おとぎ話の主人公の名前がキャラクターのコードネームになっていたりするのがミソですかね。

──かなり練られた世界観になっていそうですね。すでに公開されているティザーサイトに使われていたタトゥーと女性についても、なにか深い意味がありそうですが……。
植田 まだ言えませんが、もしかしたら何かつながりがあるかもしれませんね(笑)。やはり、ユーザーがいろいろと想像して楽しめる仕掛けは必要だと思うんですよ。
菊池 今後、少しずつ謎が解き明かされていく予定ですので、楽しみにお待ちいただきたいですね。

──変な感想かもしれませんが、ここまで好きに手掛けていらっしゃるという点では、植田さんはかなり楽しく仕事できたのではないですか?
菊池 かなり楽しんでいました(笑)。
社内でも噂になっていまして、「植田はひとりで、何をやっているんだろう?」と見に来るんですよ。
植田 困るんですよ……。口癖は「ジャマしないで」でした(笑)。

──では、最後に本作を期待しているファンに向けて、ひと言ずつメッセージをお願いします。
植田 セガならではと言いますか、ひとつのゲームを作るために、つねに全力で挑んでいくスタイルは変わっていませんし、その熱さが伝わるゲームだと断言できます。家庭用ゲームでバリバリとやっていた強力なスタッフが集まって、ゲームの中身もかなり濃い内容に仕上がっています。家庭用ゲームしかプレイしないというユーザーの方でも十分に、もしくはそれ以上に満足していただける内容になっているはずです。ぜひ、注目していただきたいですね。
菊池 スマートフォン向けゲームだからといって「ライトなモノでいい」という意識で作っていることはありませんし、単純におもしろく、ハイエンドなゲームを作ることを念頭に置いています。そのうえで、スマートフォンデバイスでしか表現できない仕組みを加えつつ、ユーザーが新しい体験をできるゲームを提供できるように意識しました。それは世界観であったり、ビジュアルであったり。遊びかたを含めて強い意志を持って作っておりますので、すごく期待していただければと思っています。

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デーモントライヴ

メーカー
セガ
配信日
今冬配信開始予定
価格
未定
対応機種
iOS(機種未定)

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