爆破とは綿密な計算と細心の注意を要する職人技　超思考型パズルゲーム『Blow Up』

●いかに巧みに建物を爆破できるかを競うパズルゲーム

ステージごとに与えられた爆弾を使って、できるだけ上手に建物(といっても骨組みだけだが)を解体することを目指すゲーム。リアルタイム要素はない純粋なパズルで、1ステージごとの手順も簡潔なので、ちょっとした暇があれば楽しめるのがうれしいところ。

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▲解体後に、建物が規定のライン(白の破線)より低くなればステージクリアーだ。

●ビルの爆破などに浪漫を感じる人は、ぜひ挑戦を!!

海外の映画やニュースなどでよく見られるビルの爆破解体だが、日本国内では火薬の取り扱いに関連する法規制や住宅事情などの理由から、めったに行われない。

幸いと言うべきか、自分は1992年の琵琶湖湖畔の幽霊ビルの爆破解体を実際に目にしたクチで、フィクションで見るようなド派手なものではなかったが大いに興奮した記憶がある。

｢自爆装置は発明家の浪漫｣なら、｢爆破は漢の浪漫｣だ。言葉のイメージでは豪快に感じられるが、実際には綿密な計算と細心の注意を要する職人芸の世界だとも言う。

仮想体験と言うには、いささか現実離れはしているが、このゲームにもそんな浪漫を刺激される部分が少なからず感じられる。｢爆破｣という言葉に心惹かれる人なら、ぜひともチャレンジしてみたはいかがだろうか？

▲クリアーしたステージは、レベルセレクトでいつでも再挑戦可能。★5つのハイスコアーを目指せ！

■基本操作

プレイヤーは画面下の爆弾をドラッグすることで、柱上の好きな場所に爆弾を設置することができる。ステージ(レベル)ごとに爆弾の数は決まっているので、建物の安定性を考えて、効果的に崩れる場所を予想しなければならない。

爆弾を設置し終えたら、画面右下の点火ボタンをタップして起爆！　爆発ともに、柱の一部が破壊され、建物が崩れる。ただし、この爆弾、やたらと指向性が 強いのかピンポイントに柱の一点を破壊するのみ。爆風による衝撃などは一切生じないので、プレイヤーは純粋に爆破後の建物のバランスだけを考えて設置する 必要がある。

▲解体後の高さが低いほど高得点をゲットできる。また、解体の途中でパンダの人形が星マークに触れると、ボーナスポイントが追加されるので、できるだけそれも狙いたい。

ステージが進むにつれ、爆破できない鉄の柱や、触れると爆発して失敗扱いとなる樽型爆弾などのギミックも登場するようになる。建物の構造もどんど ん複雑になってくるので、脳内でさまざまなシミュレーションを重ねる必要がある。とは言え、同じステージの再挑戦は簡単にできるので、手さぐりで爆弾をい ろんな場所に仕掛けて試行錯誤するのも、またひとつの楽しみかただろう。

▲ここまで鉄柱が多くなると、建物はかなり堅牢になるので、適当に爆破しても小揺るぎもしない。

▲無事に目的達成！　と思った瞬間に樽爆弾が爆発したときの哀しさもひとしお。

▲ステージによっては、設置する爆弾に大型のものが追加されることも。こちらは0.25秒単位で任意に爆破時間を遅らせるようセットすることが可能。

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