ノスタルジーな雰囲気に浸りながら本格的なパズルゲームを楽しもう！　『クレヨン・フィジックス Deluxe』

●シンプルな操作性ながら遊び応えアリ！

子どものころ、クレヨンや色エンピツを手に、いろいろなものに絵を描いたことがあるでしょう。そして、「描いた絵が動き出したら……」なんて想像を膨らませた人も多いんじゃないでしょうか。かくゆう私もそんなひとり。ただ、部屋の床やふすまに絵を描いちゃったので、想像よりもゲンコツをくらってできたたんこぶのほうが膨らんでましたけど……。

『クレヨン・フィジックス Deluxe』は、そんな懐かしい想い出を蘇らせてくれたパズルゲーム。画面をなぞって線やマル、シカクといった絵を描くと、その絵が物体となって落下していきます。この動きを利用し、ボールを移動させて星に当てるのがこのゲームの目的です。

▲クレヨンの独特のタッチで描かれたステージも特徴的。絵本を読んでいるような、ノスタルジーな気分を味わえます。

操作方法はいたってシンプル。指で画面をなぞって絵を描く、描いた絵はダブルタップすると消える、ボールをタップすると右に転がる。とりあえずこの3つを覚えていれば、序盤のステージはクリアーしていけます。ですが、難易度が上がってくると、小さなマルを描くとアンカーになる、アンカーに絵を描くとアンカーを中心に回転する、アンカーとアンカーのあいだにセンを描いてつなげられる、といったテクニックが必要に。いかにステージを早くクリアーできるか、プレイヤーのひらめき次第というわけです。


▲どのようにすればクリアーできるのか。ステージをじっくり眺めていろいろ試してみましょう！

操作方法がシンプルだからといって、ゲームが簡単かというと、そんなことは決してありません。ステージにある仕掛けをどのように動かせばボールを星に当てることができるのか、”描いては試してみる”という試行錯誤の連続です。その結果、自分の考え通りにボールが星に当たると気持ちいいですし、悩んだ末にクリアーできたときの喜びは格別！　何度でも試せて、何度でもやり直せるという、いい意味でゆるいゲームシステムも、ストレスを感じずに遊べたので本作によくマッチしているんじゃないでしょうか。短時間で遊べるのも魅力なので、手軽に新感覚のパズルゲームを遊んでみたいという人は、ぜひお試しください！（ジャイアント黒田）


▲ピンチ操作で画面をズームしたり、2本指でドラッグすると画面をスクロールできたりします。	▲ステージを最初からやり直したいときは、本体をシェイクすればOK！