【iPhoneおすすめアプリ】シンプルながら美しい頭脳派タワーディフェンス『geoDefense』

2011-10-13 20:30 投稿

●多くのiPhoneユーザーを虜にした優れたゲーム性を持つ秀作

自動で敵と戦う防御兵器や兵士を配置し、次々と進攻してくる敵を撃退する iPhone で人気のゲームジャンル“タワーディフェンス”(TD)。タワーディフェンスには敵の進行ルートが決まっている“ルート固定型”(通路型)と、先日紹介した『Fieldrunners』に代表される敵の進行ルートが決まっていない“オープンフィールド型”(自由配置型)の2種類がありますが、ルート固定型の中でもっとも人気があるiPhoneのタワーディフェンスが『geoDefense』です。

『geoDefense』は難易度が高く、初心者向けのタワーディフェンスとは言えないのですが、シンプルにまとまったゲームシステムと花火のように光の粒子が飛び交う美しい画面、テンポの良いゲーム展開を持ち、例えクリア出来なくても何度も繰り返してしまう中毒性があります。海外のさまざまなゲーム賞にノミネートされた、iPhone 定番アプリのひとつです。派生作品の『geoDefense Swarm』も登場しているのですが、まずは基本となる『geoDefense』を紹介しましょう。

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▲パッと見は地味ですが、実際にやってみると敵を倒すたびに破片が飛び散り、画面が歪み、閃光が発せられる、派手で美しいゲームです。

 

一定時間ごとに入口から敵の集団が出現し、道の上を進行してきます。プレイヤーは資金を使って道の周囲にタワー(攻撃兵器)を配置し、それを撃退していきます。配置は画面下に並んでいるタワーのアイコンを設置場所までドラッグして行います。タワーは射程内に敵が入ると自動的に弾を撃って敵を攻撃します。敵の通り道は決まっているので、どの地点にどのタワーを置いて守るかがゲームのポイントになります。敵を倒せば資金が増えるので、それを使ってさらにタワーを増やしたり、配置済みのタワーを強化する事ができます。

画面左下には小さなタイマーがあり、これが一周すると画面内にまだ敵が残っていても次の敵が出現します。そのため敵を倒すのが遅れていると、画面内の敵はどんどん増えていく事になります。後半になるとひっきりなしに敵が出て来て、素早い対応を求められることも多く、ときにはスピードも必要になるゲームです。画面内の敵が全滅し、他にやることがない場合は、タイマーをタップすればすぐにつぎの敵が現れます。

タワーには貫通レーザーを発射する青い“レーザータワー”や、誘導ミサイルを発射する赤い“ミサイルタワー”、敵の速度を落とす黄色い“ショックタワー”など数種類があります。あまり種類は多くありませんが、それぞれが全く異なる特徴を持っていて、しかも強化する事で性質が変わります。

例えばレーザータワーは貫通するため長い直線のある場所に置くのが有効で、強化してLevel3にするとレーザーが2本になり攻撃範囲が増加、さらにダブルタップする事で発射方向を固定することができるようになります。赤いミサイルタワーは配置直後は弱いのですが、強化によって爆発範囲やミサイルの速度が向上し、Level6まで上げると連射も可能になります。Level7にすると一撃が非常に強力なミサイルになりますが、連射力は落ちるためケースバイケースですね。敵を倒した時に飛び散る“破片”を集めてエネルギーとして蓄え、それを他のタワーに送って強力な攻撃を発動させる“ボルテックスタワー”という変わり種も存在します。

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▲タワーは最初のうちは強化するより数を増やした方が強い。ただしミサイル(赤)とショック(黄)はある程度強化しないと有効とは言えない。ドーナツみたいな敵はミサイルの誘導を妨害するので注意。

▲カラフルな輪っかが“ボルテックスタワー”。タワーをドラッグしてこれとリンクさせると、そのタワーにボルテックスタワーのエネルギーが送られる。またボルテックスタワーを最大レベルまで上げ、他のボルテックスにリンクさせることで、その間に電撃攻撃が発生する。

 

ゲームはステージクリアー型になっていて、Easy・Medium・Hard に分かれた30以上のステージが用意されています。1つのステージにかかる時間はそんなに長くなく、Wave(敵の進攻回数)が10ぐらいの短期決戦のステージも多くあります。しかしどのステージも一筋縄ではいかず、初めてやる人だとEasyでも苦戦するはずです。HardだとTDに慣れていてもなかなかクリアできないでしょう。しかしテンポ良くプレイ出来るゲームであるため繰り返しがあまり苦にならず、これが「難しいけど何度も挑戦してしまう」というハマり性を生み出しています。

「難しすぎる」という人は、Option(オプション)で「Hardcore Mode」(ハードコアモード)を「Novice Mode」(ノービスモード)に変えてみましょう。ノービスモードはハイスコアが記録されませんが、ゲームが簡単になっているので初心者の方でも安心です。難易度は高めですが、ルール自体はシンプルで、価格も安く、無料体験版も公開されています。無料版でも12のステージをプレイ出来るので、まずこちらから試してみるのも良いですね。なお、geoDefense の派生バージョンである『geoDefense Swarm』というアプリも公開されています。こちらは敵の通り道が決まっていないオープンフィールド型(自由配置型)で、敵の進行ルートはこちらが配置したタワーの位置により変化します。敵の進行ルートをいかにコントロールするかが攻略上重要であり、『geoDefense』とはまた違ったおもしろさがあります。周囲に衝撃波を発する、こちらにしか登場しないタワーもあります。難易度は相変わらず高めですが、『geoDefense』に慣れた人にはこちらもオススメです。

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▲どちらも『geoDefense Swarm』のゲーム画面。難易度は geoDefense Swarm の方が上で、ちょっと捻って考えないとクリアできないステージも。 エンドレスのステージも用意されています。

 

カムライターオ
iPhoneの攻略サイト“iPhone AC”の管理人。2009年にサイトを立ち上げ、これまで触ってきたアプリの数は2000本以上! きっちり調べ上げる緻密な攻略記事は、素人とは思えぬクオリティーと評判高し。ファミ通App編集者の中にも同サイトのファンがいて、ひょんなきっかけからファミ通Appに寄稿することに。iPhoneのゲームの歴史を知る男の含蓄ある文章は必見です!
iPhone ACはこちら

【geoDefense】
メーカー:Critical Thought Games
配信日:配信中
対応機種:iPhone/iPod touch
価格:170円

(C)2009 Critical Thought Games

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