
『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』について記録していく。
それぞれの性格が出るプレイスタイル
『首都高バトル』は、元気が手掛けるレーシングゲームで、1994年に発売された初代作品『首都高バトル'94 ドリフトキング 土屋圭市&坂東正明』から続く歴史の長いタイトル。作品名からわかる通り、首都高速道路を舞台にさまざまな走り屋たちと競い合う公道バトルゲームで、実在する車種や道路でレースが楽しめる点が特徴だ。本作は18年ぶりとなる新作で、現在Steamにて早期アクセス版が発売中となっている。
最初にこのゲームに挑戦したのはレトラさんだった。基本的にキーボードとマウスを使ったゲームが中心で、レースゲームは苦手とのこと。最初の基本操作確認では少々ぎこちなさも感じたが、いざゲームが始まってみるとチュートリアルとはいえ初戦から激しいアタックを仕掛けての勝利。その後は、同じライバルに何度も苦戦しつつも、徐々にテクニックが上昇し、コツコツと撃破していく。戦法としては、相手の横に並んで直接アタックをしたり、進路妨害を利用してモブの車にぶつけたりと中々アグレッシブなスタイルだ。それに合わせて、口調もなかなかにアグレッシブになっており、負けた後にレース中に邪魔になっていた一般車にレースを挑む場面もあったり、かなりヒートアップして盛り上げた。おそらく、段階的にカスタムをすることで車をパワーアップさせて、ライバルとの戦いを有利に進めるというのが、王道のプレイスタイルと思われる中、レトラさんはしばらくのあいだ、ほぼ無改造で進行。勝率は高くはないが、それでも勝ててしまうところは流石のゲームセンスと言えるだろう。個人的には、車のナンバーを付ける際に「横浜365 は 489」=「365日、は?しばく」と(ちなみに横浜にした理由は、地元がバレたくないので、知っている地名から選んだ)こちらもかなりアグレッシブな意味で付けていたところは面白かった。
ぶちかますぜ!!!!!!!!!!!!
— レトラ⚡️ヴイアラ🎧ハイライト見てね🐶 (@UtagawaLetora) February 13, 2025
【首都高バトル】仮免試験ぶっちした女のカーレースはじまるよ【#ヴイアラ / レトラ】 https://t.co/36GannIJfX @YouTubeより pic.twitter.com/kNOwWIaLwJ
21時からは
— レトラ⚡️ヴイアラ🎧ハイライト見てね🐶 (@UtagawaLetora) February 20, 2025
ぶちかましドライブだーっ!
サムネのお口かわちいでちょえへえへ
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⏱ ̖́-20:00〜
— 上水流宇宙🈁ヴイアラ (@KamizuruCosmo) February 22, 2025
【首都高バトル】無免許だけど隣に乗ってくれる方募集します。【#ヴイアラ / 上水流宇宙】 https://t.co/kwOR2DeLnH @YouTubeより
ドライブ用プレイリスト作るくらいドライブ好き(乗る専)です。
優雅に参ります!⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン pic.twitter.com/n6xbl00OIm
そして、3人の中ではいちばん後発だった愛夏さん。福岡県出身ということで地元ナンバーで設定し、パーソナルカラーの赤に染めた車でスタートしたが、まさかのチュートリアルで敗北。すぐに再戦が開始され、無事にクリアーしたものの、宇宙さんと同じく車の性能を上げるためにガレージに戻ってすぐにカスタムに着手した。その後、目標となるライバルに挑む前に練習を兼ねて周りにいる一般車にもレースを挑んでいくが、体当たりで相手のゲージを減らすことに情熱を燃やしており、本来とは異なるゲームとなってきた。カスタムを行う際にも、「見た目はどうでもいいから、強くなりたい!」とひたすら強さを求める戦闘スタイルである。コメントで、当ててばっかりじゃ勝てないとアドバイスを受けるも、わかってるけどアタックするのがいちばん気持ちいいと語り、「とにかく勝てればいいの!」と隙があらばまずは相手を壁に追い込む展開が続く。後半になり、当てるよりも差すレースで勝つシーンも見られたが、いざというときにアタックするところは変わらずであった。終始対戦相手を煽るスタイルに“プロデューサー”からツッコミを食らうという配信で楽しませており、アタックの多さから終盤に“バリバリ全開ごろつき”の通り名が追加されるというオチも付けている辺りは流石である。
「 #首都高バトル」配信はじまったよー!
— 灯里愛夏❤️🔥ヴイアラ (@TomoriManaka) February 23, 2025
福岡ナンバーでかっ飛ばすぞー!
愛夏、たぶんきっとおそらく運転得意だから〜🫶
助手席あけとくから、最後まで乗ってなきゃだめだよ(˶ˊᵕˋ˵)
▼ここで配信するよ💓https://t.co/2SxGN1R1HU#やぴなま
さらに表示 pic.twitter.com/506pd5Yf5d
レースゲーム経験がある宇宙さんは流石の上手さだったが、愛夏さんとレトラさんもゲームが進むにつれ徐々にプレイスキルが上達。カスタムでのパワーアップなども含めてそれぞれに成長が感じられる配信だった。とくにふたりは、狭い道での対戦では勝率がイマイチだったが、車線の多い場所ではかなり勝てるようになっていたように思う(愛夏さんはアタックに固執した結果負ける場面もあったが)。冷静な走りで魅せる宇宙さん、強めの口調でライバルに挑むレトラさんに、相手を煽りつつアタックする愛夏さんと、三者三様のスタイルだが、この中で運転を任せられるのはやはり宇宙さんだろうか…。もちろん、これはあくまでゲームなので現実ではありえないシチュエーションだが、全員が免許取得可能な年齢ということで、もしこの先、本物を運転することになったら、ぜひ感想を聞いてみたいところである。