『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2023-11-22 23:11 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は、2023年11月19日に開催された“オセロニアンの戦 2023”の関東地区予選の様子をお届けしていきます。
“オセロニアンの戦 2023”は、同年12月17日に行われる『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会で、昨年に引き続きの開催となります。
本稿では、その5回目の予選となった関東会場の様子をお伝えします。
開催は有明セントラルホール。参加者は385名、予選の対戦数は“10”。
今年は全国を通して参加者数が伸びていますが、関東も昨年の219名に比べ約175%増。プロデューサーのけいじぇいさん曰く「大会として過去最大規模」とのことでした。
予選を勝ち抜いたのは以下の9名。別室での準々決勝の後、ベスト4が壇上にて全国への切符をかけて競いました。
【予選通過】
1位 :ぱいと選手
2位 :キッツー選手
3位 :会釈するアオト選手
4位 :ケダマン@晦冥選手
5位 :まっつー選手
6位 :ケンシン選手
7位 :めんそーれ選手
同レート8位 :花楓@白虎隊選手
同レート8位 :オダヂュウ選手
【ベスト4】
オダヂュウ選手
まっつー選手
会釈するアオト選手
とこまゆげ選手
まっつー選手 VS オダヂュウ選手
先攻:オダヂュウ選手
後攻:まっつー選手
オダヂュウ選手は暗黒竜デッキ、まっつー選手選手は閃撃デッキ。暗黒竜は今年の“戦”の壇上では初の使用となりました。
オダヂュウ選手はC打ちを選択。3ターン目をE4に打ち速攻を狙っていきます。まっつー選手は手駒・閃気回りともに好調で、4ターン目にアルメンダリスを使用。
オダヂュウ選手は逆鱗やS駒をまったく引けず、徐々に不利に。捕食で凌いでいくものの手駒巡りがきびしく、要となるトネルムが到来したのは10ターン目。初戦はまっつー選手が勝利しました。
先攻:まっつー選手
後攻:オダヂュウ選手
まっつー選手はリアンツィールトップの魔デッキ、オダヂュウ選手はギルガメッシュデッキ。
まっつー選手は初手からブランジェッタ2種が控えている配牌。さらに3ターン目にもウィブサニアが到来する豪華なラインアップ。ここでまっつー選手は、サマー・ブランジェッタから使用していきます。
オダヂュウ選手はXにフギンとムニンを使用しますが、まっつー選手はこれをウィブサニアで直接返し猛攻。駒巡りも極めて順調で、危なげなく勝利。まっつー選手はこれにて2年連続での全国出場が決定しました。
客観的に見ても引きが非常に下振れていたオダヂュウ選手は、「これでどうやって戦えばいいんだ!」「でも楽しかったのでオッケーです」とコメントし、会場を沸かせました。
会釈するアオト選手 VS とこまゆげ選手
先攻:会釈するアオト選手
後攻:とこまゆげ選手
会釈するアオト選手はギルガメッシュデッキ、とこまゆげ選手はリアンツィールトップの魔デッキ。
とこまゆげ選手は初手からウィブサニアがいる好配牌。初手からリアンツィールを逆Xに打ち、さらにウィブサニアをコンボがつながりやすい辺に設置していきます。
会釈するアオト選手はウィブサニアの導線を避け、リアンツィールのコンボを受ける選択。
コンボ導線の圧からも、とこまゆげ選手が始終有利な展開で試合が進み、1戦目は同選手が勝利しました。
先攻:会釈するアオト選手
後攻:とこまゆげ選手
両者とも閃撃デッキによるミラーマッチ。とこまゆげ選手は初手から玄壱がいる好調な手配です。
会釈するアオト選手は、2手目にスイレンをドロー。まずは風車を選択し、3ターン目に設置していきます。
会釈するアオト選手はとこまゆげ選手のニルスのコンボを避け、直接返しで辺付け。早期決着を狙う選択ですが、とこまゆげ選手はここでゲイ・ボルグを使用。
バーストバリアが絶大な威力を発揮し、会釈するアオト選手は思うようにダメージが通らない状態。盤面的にもとこまゆげ選手が有利で、2連先取を達成しました。
まっつー選手 VS とこまゆげ選手
先攻:とこまゆげ選手
後攻:まっつー選手
2022年の“戦”ファイナリストのまっつー選手、リアイベ壇上の経験が非常に豊富、かつ2019年の“戦”優勝者であるとこまゆげ選手による対面。
とこまゆげ選手はリアンツィール魔デッキ、まっつー選手は閃撃デッキ。先攻のとこまゆげ選手は、2手目にファビオをなり打ちしていきます。
まっつー選手は3手目を慎重に考えたうえ、盤面重視でファビオの下に蒼仁郎を設置。とこまゆげ選手はホワイトデー・アルカードの導線も含め圧をかけていく選択。
5ターン目、HP的にはとこまゆげ選手が有利でしたが、まっつー選手は癒閃で持ち直していきます。
そして同ターン、まっつー選手の手にゲイ・ボルグが到来。ホワイトデー・アルカードを返しつつ、コンボ導線を確保していきます。
8ターン目、とこまゆげ選手はバーストバリア越しでヴァイセにて飛ばし切れるか、非常に計算が難しい盤面。同選手は飛ばせずという判断で、メイクレアとファビオで回復。
続くまっつー選手はダブル導線が通っていたものの、手駒に有効なフィニッシャーがおらず、やむなく癒閃でターンを回していくことに。
互いに導線を残しつつの熾烈な読み合いを制したのは、とこまゆげ選手。まずは1勝をもぎ取りました。
先攻:とこまゆげ選手
後攻:まっつー選手
両者ともギルガメッシュリーダーの神デッキ。後攻のまっつー選手は、迷わずX打ちを選択していきます。
互いにトッププレイヤー、かつ手駒巡りも酷似しており、6ターン目には互いにヴィーナスを使用。HPも拮抗していましたが、最後はまっつー選手のヴィーナスが有効に働き、とこまゆげ選手はフィニッシュにギリギリ届かず。2戦目はまっつー選手が取り返しました。
先攻:まっつー選手
後攻:とこまゆげ選手
まっつー選手はコンバートデッキ、とこまゆげ選手は閃撃デッキ。
先攻のまっつー選手は風車進行を選択。とこまゆげ選手は閃気の“風”が重複してしまうものの、2ターン目に永続閃気のスイレンを設置していきます。
4ターン目、まっつー選手はリブラエルのコンボをつなげ、B3打ちによる早期決着を狙う選択。6ターン目には、E4にユエファを設置し確定のコンボラインを通していきます。
対するとこまゆげ選手はアルメンダリスを使ってHPをリード。続けてまっつー選手は、ユエフェのコンボをプロキオンで発動、大ダメージでのフィニッシュを達成します。
こうして、関東会場の優勝者はまっつー選手、準優勝はとこまゆげ選手に決定しました。
関東予選を制した、まっつー選手、とこまゆげ選手にお話をうかがいました。
【まっつー選手:プロフィール】
予選戦績:10戦8勝
ランク:550
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:74147勝
プレイ歴:2261日
※取材当時
――関東トーナメント、優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
まっつー 2戦目で負けてしまいメンタルをやられかけたのですが、「ぜったいに代表を掴む!」という強い気持ちでなんとか乗り越えました。
──本日に向けてどのような練習をしましたか?
まっつー “シズマ部”というグループに所属しているのですが、メンバーと切磋琢磨していました。どのようなデッキが来ても大丈夫なように、いろいろな対面で練習しましたね。
──予選で使用したデッキを教えてください。
まっつー 最初は神殴りを使っていたのですが、2戦目でリアンツィールデッキに負けてしまいまして。改めて「リアンツィール、強いなあ!」と思い、デッキ用意自体はしていたのでそこから8戦はリアンツィールを採用しました。
──今回の“戦”は、リアンツィールとギルガメッシュがキーとなっているように思います。対面になった際、上級プレイヤーから見てどちらが有利なのでしょうか?
まっつー 先攻か後攻でかなり変わってしまうので、明確な有利不利は難しいですね。
──決勝第2戦のギルガメッシュミラーの際、後攻のまっつー選手は迷わずXを選択されましたが、あれは定石なのでしょうか?
まっつー そうですね。練習の段階からギルガメッシュ同士の対面の後攻であれば、あの進行を選んでいました。
──決勝の3戦目ではコンバートを選択されました。今回の環境では選択肢に入りにくいという意見もありますが、どのように捉えていますか?
まっつー デッキパワーは神・魔・竜に少し劣ると思います。3戦目にとこまゆげ選手が使えるのは竜と混合だったので、間違いなく竜を使ってくるという読みでした。
僕は魔と混合が残っていましたが、リアンツィールと閃撃ではこちらが不利になってしまうかと。それならばコンバートを使おうという判断でした。獄炎のアベルを引かれなければ勝てるイメージがありましたね。
──これまでの会場の情報を受け、意識したことはありますか?
まっつー 所属しているシズマ部からは、きわきわ選手が九州予選を勝ち上がったのですが、神殴りを使っていたとのことで、最初はそれに倣っていましたね。リアンツィールを使っていたメンバーもいたので、やはりどちらかだろうと。
ギルガメッシュは、魔紋の遠夜を出されるとしんどくなってしまうことは練習段階でわかっていました。であれば万能に戦える神殴りか、リアンツィールを使ったほうがよいと思っていました。
──現時点で全国進出が決まっている選手で、とくに警戒している方はいらっしゃいますか?
まっつー 関西予選を優勝した卍たなきー卍選手ですね。個人的にはいま上がっている中でいちばん上手いと思っています。実際に“オセロニアマスターズ”で当たって負けてもいるので、「上手いな、強いな、ミスしないな」というイメージが強いです。できれば初戦に当たりたくないですね(笑)。
──それでは最後に意気込みをお願いします。
まっつー 昨年2022年も全国の壇上には上がれたものの奮わなかったため、今年こそは優勝したいと思います。
【とこまゆげ選手:プロフィール】
予選戦績:10戦9勝
ランク:428
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:33176勝
プレイ歴:2717日
※取材当時
──関東トーナメント、準優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
とこまゆげ 予選はスイスドローで開幕から8連勝を決めることができました。その後は1回負けてしまったもののレートの高さもあり、順当に2位通過でしたね。
──今日の予選の対戦数は10と、これまでの“戦”でもっとも重い形となりましたが、いかがだったでしょうか?
とこまゆげ 会場入りした段階で、人数の多さから「もしかして10戦では?」と予想していました。椅子の数を数えたんですよね。1ブロックおおよそ20、列ごとに見て400近かったので。
──流石の慧眼ですね……! 予選はどのようなデッキで挑戦されたのでしょうか?
とこまゆげ 全部ギルガメッシュです。
──お相手はどういったデッキが多かったでしょうか。
とこまゆげ 神殴りとリアンツィールが大半、あとはギルガメッシュが少々といった形です。
──ちなみに予選は“とこまゆげ”ではなく“キッツー”で名義でエントリーされていましたが、どういった意図だったのでしょうか?
とこまゆげ 北海道地区代表で、仲もよいツッキー選手の名前をもじりました。あとは「スイスドローが“キッツ”い」という意味合いですね(笑)。
──とこまゆげ選手ほど壇上経験が豊富(※)で知名度があると、プレイヤーそのものへの対策を防ぐ意図があったのかと。
※2019年“戦”での全国優勝、2020年ダブルスのファイナリストをはじめ、イベントの壇上数が全プレイヤー最多クラス
とこまゆげ それも多少あったものの、まったく意味がなかったですね。対戦席に向かっていった瞬間に、お相手が「うわー……」という表情をされるケースが非常に多かったです。顔がすでに割れていました。
──マッチング相手からすれば、ほとんどボスキャラでしょうね……。
とこまゆげ あとはデッキを読まれたくないという理由もありました。
──ふだん、どういったデッキを使う印象を持たれているのでしょうか?
とこまゆげ 恐らく、自分の本当に得意なデッキは知られていないと思います。壇上でもいろいろなものを使っているので。
ただ、ツッキー選手や卍たなきー卍選手とはふだんからいっしょに練習しています。そのため「彼らが壇上で使用したデッキを使うのでは?」という読まれかたをするのは避けたかったですね。
──ちなみに準備期間はどれくらい取られたのでしょうか?
とこまゆげ 本気でやり始めたのは2ヵ月半くらい前からですね。ルールが発表されてからすぐの時期でした。
──それでは壇上についてお聞かせください。準決勝の第1戦にてリアンツィールデッキを使った際、初手の後攻Xを選択されました。
ウィブサニアも含め非常に強固な導線が継続しましたが、これは決めていた立ち回りだったのでしょうか?
とこまゆげ そうですね。リアンツィール使用時のギルガメッシュ対面の後攻で、初手からウィブサニアが見えていればあの進行になります。
──ちなみに予選終了後、「この会場で自分より上手いのは、まっつー選手しかいない」というコメントを残されましたが、おふたりはどういったご関係なのでしょうか?
とこまゆげ 最初はMappy会長さんの家で撮影するときにはじめてお会いしました。
──グループや隊としては別の所属でいらっしゃる。
とこまゆげ まったく別ですね。まっつー選手と今回の“戦”に備えて練習したことも1度もありません。
むしろウチのグループからすると、まっつー選手は要注意人物と言いますか(笑)。いちばん警戒されていました。
──チーム間の抗争みたいですね……。
とこまゆげ 「まっつーはヤバい」とチームみんなが言っていますし、自分もそう思っています。あとは北海道予選のときにツッキー選手が「これだけ練習してきたんだから、この中でいちばん上手いのは自分だ」と言っていたことにも倣い、メンタル面で負けないように心がけました。
──全国決勝ですが、とこまゆげ選手は関西準優勝のフィリア選手とのマッチングが決定しています。所感をお聞かせください。
とこまゆげ 面識はまったくなく、SNSでの絡みもありません。ただ、ロイヤルバトルで当たった際、打ち負かされた経験もあります。めちゃくちゃ上手いプレイヤーということは知っていますね。
──最後に意気込みをよろしくお願いいたします。
とこまゆげ 今年の“戦”は、これまでの中でもっともハイレベルと思っています。「だれと当たってもイヤだ」が正直なところで、全員が強豪です。
中でもまっつー選手と卍たなきー卍選手が別格と思っていますが、ここに負けないよう、全国では1勝でも勝ち進められるようにがんばりたいです。
▼そのほかの予選会場リポートはこちら
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG/テーブルゲーム |
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メーカー | DeNA |
公式サイト | https://www.othellonia.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Othellonia_info |
配信日 | 配信中 |
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