『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2023-11-15 14:34 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は、2023年11月11日に開催された“オセロニアンの戦 2023”の関西地区予選の様子をお届けしていきます。
“オセロニアンの戦 2023”は、同年12月17日に行われる『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会で、昨年に引き続いての開催となります。
本稿では、その4回目の予選となった関西会場の様子をお伝えします。
会場となったのはOMMビル。参加者は288名、予選の対戦数は“9”でした。
なお、2023年は全国を通して参加者数が大きく増加しており、関西予選は昨年の202名に比べておよそ143%増となりました。
見事予選を勝ち抜いたのは以下の8名。別室での準々決勝の後、ベスト4が壇上で全国への切符をかけて競い合いました。
【予選通過】
1位 :卍たなきー卍選手
2位 :まさやん選手
3位 :むっつぁん選手
4位 :ゆるちゃま。るん選手
5位 :蛍だお@KP選手
6位 :怪しい御札売り選手
7位 :フィリア選手
8位 :マツケン382選手
【ベスト4】
卍たなきー卍選手
蛍だお@KP選手
まさやん選手
フィリア選手
卍たなきー卍選手 VS 蛍だお@KP選手
先攻:卍たなきー卍選手
後攻:蛍だお@KP選手
卍たなきー卍選手はリアンツィールトップの魔デッキ、蛍だお@KP選手はトゥールラトップの魔デッキ。
卍たなきー卍選手は、初手のホワイトデー・アルカードに対してリルファウナでXに進行。蛍だお@KP選手はリルファウナをトゥールラで直接返していきます。
続けて卍たなきー卍選手の手にウィブサニアが到来し、これで角取り。続けて蛍だお@KP選手は、リアンツィールの横にフルチャージのバフォメットを使用するスピード感ある展開となりました。
卍たなきー卍選手はトゥールラを闘化ブランジェッタで消しつつ、ウィブサニアのコンボもつなげ大ダメージ。
蛍だお@KP選手はイグナーツのコンボも絡めヴァイセを使うも、卍たなきー卍選手が事前に活用したファビオのベノムヒールによる回復もあって削り切れず。初戦は卍たなきー卍選手が勝利しました。
先攻:蛍だお@KP選手
後攻:卍たなきー卍選手
蛍だお@KP選手は新春蘭陵王リーダーの神殴り、卍たなきー卍選手は閃撃デッキ。
先攻の蛍だお@KP選手はダフネで風車進行。続けて金色フギン&ムギンを辺に付けていきます。卍たなきー卍選手も永続閃気のスイレンを辺打ちし、両者とも理想的な動きです。
5ターン目、蛍だお@KP選手はハクタクの1枚返しで確定導線を設置しますが、卍たなきー卍選手はアベルの獄炎でATKを削いでいく選択。
蛍だお@KP選手は金色フギン&ムギンの導線がつながっている状態でしたが、獄炎によるデバフでフルダメージは出せない状態。
最終的には、卍たなきー卍選手がマロニィでニルスのコンボをつなげフィニッシュ。2連先取で関西決勝に進みました。
まさやん選手 VS フィリア選手
先攻:まさやん選手
後攻:フィリア選手
両者とも閃撃デッキによるミラーマッチ。先攻のまさやん選手は、2ターン目にアルドでなり打ちを選択。
対するフィリア選手はゲイ・ボルグを設置。バーストバリアで被ダメージを減らしていきます。
フィリア選手は5ターン目でアルメンダリスを使用。まさやん選手はコンボを発動させないよう、これを直接返していきます。
まさやん選手はアルドの召喚駒であるピノの出目がよく、癒閃コンボを複数回使える流れでしたが、適切なタイミングでS駒に恵まれない展開。
また、盤面としてはフィリア選手が有利で、まずは同選手が1戦を勝ち取りました。
先攻:まさやん選手
後攻:フィリア選手
互いにリアンツィールトップの魔デッキ。2連続でのミラーマッチとなりました。
まさやん選手は風車に進行。3手目で引いたウィブサニアを早々に辺に付け、継続ダメージを与えていきます。
フィリア選手は4手目でホワイトデー・アルカードをX打ち。まさやん選手は逡巡の後、これを直接返していきます。
終盤は互いにHPが拮抗。両者ともメイクレアとヴァイセが控えており、フィニッシュラインをギリギリで探る展開に。
最後に熾烈な読み合いを制したのはフィリア選手。ミラーマッチを2連勝し、決勝に進みました。
卍たなきー卍選手 VS フィリア選手
先攻:フィリア選手
後攻:卍たなきー卍選手
フィリア選手はリアンツィールトップの魔デッキ、卍たなきー卍選手は閃撃デッキ。
先攻のフィリア選手はホワイトデー・アルカードをなり打ち。続けてウィブサニアをF3に設置します。
4ターン目時点ではフィリア選手がリードしていましたが、卍たなきー卍選手はアベルのコンボを発動しつつアルドを使用。召喚駒のピノの働きもあり、HPが拮抗していきます。
終盤、フィリア選手は飛ばし切れないと判断し罠のマイティを選択。しかし卍たなきー卍選手は、マイティの直接ダメージが返らないラインをギリギリで見定め、見事フィニッシュ。まず1戦目を勝利しました。
先攻:フィリア選手
後攻:卍たなきー卍選手
フィリア選手は閃撃デッキ、卍たなきー卍選手はリアンツィールデッキ。互いに初戦と入れ換わりの対面となりました。
卍たなきー卍選手は初手からウィブサニアがいる好配牌。先攻のフィリア選手は、2手目のヒビキをなり打ちに置いていきます。
卍たなきー卍選手は2手目にウィブサニアを使いHPをリード。続けて迷わず闘化ブランジェッタを辺に打っていきます。
5ターン目、フィリア選手の手にゲイ・ボルグが到来。バーストバリアで凌ぎつつ、続けてトモルの導線を通し癒閃で踏みとどまることに成功。
7ターン目時点で、卍たなきー卍選手の残りHPは3689。しかしフィリア選手はアタッカー不在でフィニッシュには僅かに届かず、続けてのターンで卍たなきー卍選手が巻き返し。
こうして関西会場の優勝者は卍たなきー卍選手、準優勝はフィリア選手に決定しました。
関西予選を制した、卍たなきー卍選手、フィリア選手にお話をうかがいました。
【卍たなきー卍選手:プロフィール】
予選戦績:9戦9勝
ランク:517
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:54157勝
プレイ歴:2314日
※取材当時
——関西トーナメント優勝おめでとうございます! 本日の手応えはいかがったでしょうか?
卍たなきー卍 本日はかなり……というか、これ以上はない最高の結果でしたね。
──予選が9戦9勝。さらに優勝までストレート勝ちと素晴らしい戦績でしたが、予選に向けてどのような練習をしましたか?
卍たなきー卍 最近台頭してきたデッキや、いままで使っていなかったデッキの練習ですね。引きに頼らず、どの打ちかたがいちばん勝ちに近づけるのかを意識しました。
そのうえで駒の入れ換えなど構築も徹底し、できるかぎりの完璧を追求しました。「これで負けたたら、他の誰が打っても勝てないな」というところまで詰めましたね。
──ちなみに卍たなきー卍選手は全国壇上の経験が豊富ですが、改めてこれまでの戦績をお聞かせいただけると。
卍たなきー卍 2018年と2019年に“戦”の全国に出場しています。2022年は予選で壇上に登れず敗退してしまいました。
──今回の予選はどういったデッキで挑戦されたのでしょうか。
卍たなきー卍 9戦ともギルガメッシュデッキを採用しました。
──2019年、関西予選のインタビューでは神殴りが得意とうかがいました。今回は採用されなかったのでしょうか。
卍たなきー卍 “戦”の出場数が多いこともあってか、たとえば昨年2022年ですと自分が知らない相手なのに、僕が神殴りを使うことを知っているケースがありまして。
絶対的に勝つアレスデッキなどをピンポイントでぶつけられてしまうと、流石にきびしいんですよね。
──対人メタを強く意識されてしまったんですね。
卍たなきー卍 四方八方から狙い打ちされている感じでした……。1回情報が広がってしまった以上、大会だと僕は神殴りを未来永劫使えるかわかりません(笑)。
──対面では知名度から対策されがちだと。
卍たなきー卍 自分の好きなデッキを使いにくいのは悩みの種です。神殴りだけを対策した相手だと、僕がどれだけがんばっても勝てないですね。
それでも今回、神殴りが圧倒的にパワーが高ければ使おうと思いましたが、現状は拮抗するデッキが生まれていたので。神は影響が少ないギルガメッシュを採用しました。
──それでは壇上のお話をお聞かせください。準決勝第1戦、蛍だお@KP選手のトゥールラデッキに対し、卍たなきー卍選手はX進行を選択されました。理屈としてはわかるのですが、かなり思い切った進行に見えました。
卍たなきー卍 相手の打つ駒への駆け引きですね。トゥールラを遅らせることで、もともと持っている駒に圧迫され何か捨てなければならない状況もあると思います。そこで1ターン稼げることは大きいですね。
壇上の世界は、1ターンの無駄が間違いなく負けにつながってきます。Xに対してコンボ封じのグノーが出てくる可能性もありましたが、これはもうしょうがないなと。
──そうした駆け引きを含めた進行も含め、ダメージ計算も極めて正確な印象を受けました。
卍たなきー卍 昔ずっとソロバンをやっていたので、頭の中で弾いていますね。
──圧倒的なアベレージに寄与している大きな一因と思います。
卍たなきー卍 そのうえで下振れを引いてしまったら負けなのですが、それは割り切って「楽しい大会だったな」と終われるよう心がけていました。
──東京での決勝戦ですが、現段階で警戒している選手はいますか?
卍たなきー卍 全員ですね。確定している選手は、強豪のあいだでは「あー、あの人か」というレベルの人たちばかりです。全員間違いなく強いですし、自分が少しでもミスをしたらつけ込まれ負けてしまうと思います。
──それでは、東京での決勝に向けて意気込みをよろしくお願いします。
卍たなきー卍 今日使ったデッキも研究されると思うので、対策されたうえでどうするかを考える必要がありますね。打ちかたやデッキを洗練させていきたいです。
【フィリア選手:プロフィール】
予選戦績:9戦7勝
ランク:534
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:52452勝
プレイ歴:2289日
※取材当時
――関西トーナメント、準優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
フィリア 会場に到着したとき、まったく全国に行けるとは思っていなくて……! 予選から強い人たちばかりなうえ、「相手の引き次第で終わっていた」ような試合も多かったですね。
──フィリア選手は、昨年リベンジ枠で全国に出場されましたよね。本日の予選に向けてどのような準備をされたのでしょうか。
フィリア 所属している隊があるのですが、そのメンバーと練習を重ねていました。
──期間はどれくらい取られたのでしょうか。
フィリア 北海道地区予選が始まる1〜2週間前からは練習していましたね。
──9月の下旬くらいから入念に対策されていたんですね。それでは壇上のお話なのですが、準決勝ではミラーマッチが連続する形となりました。2回連続はなかなかレアケースと思いますが、まず1戦目の閃撃デッキはどういった考えでのデッキチョイスだったのでしょうか。
フィリア まず今回、神殴りは個人的に選択肢に入らないと思っています。出してくるならばギルガメッシュと読んだのですが、そのうえでデッキパワーが強いため、初手では切ってこないかなと。
残りは魔・竜・混合になりますが、その中でも自分としてはコンバートを択として考えておらず、相手が魔か竜という考えから閃撃を選びました。
──2手目のリアンツィールもミラーとなりましたが、どのような読みだったのでしょうか。
フィリア 1戦目で相手も竜を切っているので、残りの選択肢で安定して勝てそうなものを選んだ形ですね。結果的にミラーとなりましたが、実力的には拮抗していると思いますし、終盤のミスもかなり響いてしまうので集中して打っていました。
──壇上でのダメージ計算が非常に正確な印象を受けました。
フィリア エンデガなど代表的なものや、殴りデッキでしたら得意です。ライフバースト系はちょっと難しいですね(笑)。デッキはふだんからオールラウンドにいろいろと使っています。
──ちなみに予選はどういったデッキで回られましたか?
フィリア 9戦中、8戦はギルガメッシュでした。
──残り1戦のデッキが気になります。
フィリア 卍たなきー卍さんに当たったときだけ火炎を使いました。知り合いと事前に相談していたのですが「卍たなきー卍さんはギルガメッシュだろう」と勝負をかけた形です。
隣りにいた卍たなきー卍 マジか(笑)。
──勝敗はいかがだったのでしょうか。
フィリア 負けました。
──ギルガメッシュで火炎に勝つ卍たなきー卍選手がすごい。
フィリア 有利をひっくり返されましたね。ギルガメッシュを使わず、駒数を増やさず上手く進めていくという。
──それにしても卍たなきー卍選手に対しては、本当に情報戦なんですね。
隣りにいた卍たなきー卍 現状でも対策されているので、神殴りなんて言ってる場合じゃないですよ。なんならメタを滅ぼす練習をしていますから。
フィリア (笑)。そのうえでメタらないと勝てないという判断でしたね……。
──それでは、東京の決勝戦に向けて意気込みをお願いいたします。
フィリア 去年に引き続き2回目の参加になりますが、全国に来るのは本当に強い人ばかりです。恥じることなく戦っていければと思っています。
▼そのほかの予選会場リポートはこちら
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG/テーブルゲーム |
---|---|
メーカー | DeNA |
公式サイト | https://www.othellonia.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Othellonia_info |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | オセロ・Othelloは登録商標です。TM&Ⓒ Othello,Co. and Megahouse / © DeNA Co.,Ltd. |
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