【逆転オセロニア】“オセロニアンの戦2023”地区予選リポート(中部編)

2023-11-02 21:06 投稿

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逆転オセロニア

昨年以上の大激戦区に

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ドーモ、世界のザキヤマです。

今回は、2023年10月29日に開催された“オセロニアンの戦 2023”の中部地区予選の様子をお届けしていきます。

“オセロニアンの戦 2023”は、同年12月17日に行われる『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会で、昨年に引き続きの開催となります。

本稿では、その3回目の予選となった中部地区会場の様子をお伝えします。

⇒“オセロニアンの戦2023”公式サイト
⇒大会ルール

会場となったのは、名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール。参加者は220名で、予選の対戦数は“9”。なお、中部は全国出場が1枠のみ。昨年も156名と相当なものでしたが、2023年はこれに輪をかけた激戦区となりました。

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決勝リポート

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見事予選を勝ち抜き、地区大会決勝トーナメントに駒を進めたのは、以下の4名。

1位 らいふ選手
2位 KG選手
3位 おはぎマン選手
4位 ぐちお選手

準決勝第1試合

らいふ選手 VS ぐちお選手

第1戦

先攻:ぐちお選手
後攻:らいふ選手

ぐちお選手はヒュプノスリーダーの魔デッキ、らいふ選手はマニアリーダーの魔デッキ。

ぐちお選手は初手からペトラで大ダメージ。続けてC打ちでヒュプノスを辺に付けつつ、グノーでらいふ選手のマニアのコンボを封じていきます。

中盤からはどちらに転ぶか読みにくい盤面でしたが、互いに罠や魔紋を使って牽制。ぐちお選手はウンディーネのフォースで延命を狙いますが、最終的にはらいふ選手がヴァイセでイグナーツのコンボをつなげてフィニッシュ。1戦目を制しました。

第2戦

先攻:ぐちお選手
後攻:らいふ選手

ぐちお選手はアポロンリーダーの魔デッキ、らいふ選手は閃撃デッキ。らいふ選手は初手の玄壱をはじめ手駒巡りも好調。バランスよく閃気を溜めていきます。

対するぐちお選手は、手駒巡りや発動条件から、最適ではないタイミングでのリリースが連続してしまうことに。

手駒も含めらいふ選手が有利な展開に思われましたが、最後はぐちお選手が残りHP30で踏みとどまり、アポロンのコンボをヴァイセでつなげて大ダメージ。劣勢を見事に覆し、勝敗は3戦目に持ち込まれました。

第3戦

先攻:らいふ選手
後攻:ぐちお選手

らいふ選手は新春蘭陵王リーダーの神殴り、ぐちお選手はラニトップの混合デッキ。

らいふ選手は風車進行を選択。対するぐちお選手はXにダフネを設置していきます。

らいふ選手はこれをイシュタルで直接返して捕食。互いに導線を残しつつフィニッシュの機をうかがっていましたが、最終的にはらいふ選手がディ・ガンマのコンボをエンデガでつなげて勝利。決勝に進出しました。

準決勝第2試合

KG選手 VS おはぎマン選手

第1戦

先攻:おはぎマン選手
後攻:KG選手

おはぎマン選手はマニアトップの魔デッキ、KG選手は閃撃デッキ。

おはぎマン選手はグノーを引けていることもあってか、C打ちを選択。KG選手は、正月ティルートを最大火力でXに設置します。

しかし、KG選手は閃気配分と使いたい駒がなかなか噛み合わず、アタッカーの最大性能を活かしにくい状況です。

対するおはぎマン選手はコンボ封じも含め盤面有利を確保。1戦目は同選手が勝利しました。

第2戦

先攻:KG選手
後攻:おはぎマン選手

KG選手はギルガメッシュトップの神デッキ、おはぎマン選手は閃撃デッキ。

KG選手は風車に進行。おはぎマン選手はレム&ラムの導線を避けるため、B4にミリアを設置。しかしKG選手はクリスマス・クラリーチェを直下のXに付け、レム&ラムの導線を復活させます。

おはぎマン選手は巻き返しを図りますが、KG選手は九天玄女とレム&ラムの導線で大ダメージ。中盤からはKG選手有利で、2戦目を取り返しました。

第3戦

先攻:KG選手
後攻:おはぎマン選手

KG選手はアレスリーダーの魔デッキ、おはぎマン選手は新春蘭陵王リーダーの神殴り。

KG選手は罠を連続使用。おはぎマン選手にとって辛い状況が続きますが、早い段階にてラウムシュットで猛攻。KG選手は導線をつながせないため、これを直接消していきます。

おはぎマン選手は罠の間隙を突き、大ダメージを狙いつつ導線を設置。また、レニアドを返し罠でないと読み切っての直接返しで会場を沸かせました。

不利対面ながらおはぎマン選手は大健闘しましたが、最終的にはアレスのコンボも絡めてKG選手が勝利。決勝に進みました。

中部トーナメント決勝戦

らいふ選手 VS KG選手

第1戦

先攻:KG選手
後攻:らいふ選手

KG選手は閃撃、らいふ選手はマニアリーダーの魔デッキ。

らいふ選手の手駒巡りが下振れており、オーラ駒が渋滞、発動しないイグナーツ、最大火力を出せないヴァイセが並ぶような状況も。

らいふ選手は最後も決定力のある駒に恵まれず、空いたゲイ・ボルグの導線でKG選手が大ダメージ。まずはKG選手が初戦を勝利しました。

第2戦

先攻:らいふ選手
後攻:KG選手

らいふ選手は閃撃デッキ、KG選手はギルガメッシュリーダーの神デッキ。

らいふ選手は閃気配分のバランスを重視した選択。また前戦とは見違えるような快調な手駒巡りで、ゲイ・ボルグの確定導線を構築しつつアルメンダリスを使用。2戦目を巻き返しました。

第3戦

先攻:らいふ選手
後攻:KG選手

KG選手はリアンツィールトップの魔デッキ、らいふ選手は弁財天リーダーの回復耐久デッキ。

らいふ選手はウサギ進行を選択。対するKG選手は耐久相手ということで、リアンツィールは温存します。

盤面に極端な有利・不利は見られず、ジワジワと試合は進行。互いに終盤でHP有利を取るために盤面を構築していきます。

10ターン目にKG選手はウィブサニアの導線を構築。落ち着いて選択を重ねていき、確実にHPを削れる盤面を作っていきます。

最終盤、KG選手が納涼オーリックでウィブサニアのコンボを発動させ大ダメージ。そして、らいふ選手の最後に残った手駒がオーラだったこともあって、最後の1手ではHP差が縮まらず。約300程度のHP差でKG選手が勝利し、全国決勝に進みました。

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▲KG選手には、特別キャラクターのヨルドと記念メダルが贈呈。

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優勝者インタビュー

中部地区予選を制した、KG選手(文中:KG)にお話をうかがいました。

【KG選手:プロフィール】
予選戦績:9戦8勝
ランク:461
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:33193勝
プレイ歴:2133日
※取材当時

220名による激戦を制し全国へ!

――中部トーナメント、優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?

KG 去年も参加したのですが、4回目からズルズルと負けてしまって……。今年は結果を残せて本当によかったです。

──参加数が昨年より大幅に多かったこともあり、ことさらにハードルが高かったと思います。本日に向けてどういった練習をされたでしょうか?

KG 一番やったのはグローリーモードですね。現状13位に入っています。

──ちなみに歴としては、何歳くらいからプレイされているのでしょうか?

KG いまは20歳なのですが、中学2年生くらいからですね。

──予選はどういったデッキで挑戦されたのでしょうか?

KG 序盤はギルガメッシュデッキです。レートが上がってからは対策される可能性が増すことに加えミラーにもなりそうだったので、アレスデッキに切り換えていました。

──ギルガメッシュデッキはどういった理由で採用されていたのでしょうか。

KG A駒1体あたりの火力が高いんですよね。事故も少ないですし、手軽に火力を出せる点では負けにくいと思います。

──壇上でも対戦相手が使用した例もありましたが、マニアデッキについて所感をお聞かせください。今年の壇上では中部にて初となりましたが、どういった環境の推移と思われますか?

KG マニア本人が継続火力になることはもちろんですが、オーラ2枚(銀志郎、キング・カワズ)を組み込めることもあり、アベレージは高く取れそうですね。一応予選のために自分でも組みはしたのですが、あくまで僕の場合はイマイチな仕上がりで採用しませんでした。

──それでは今回の予選でもっとも大きな盛り上がりとなった、決勝戦第3試合についてお聞かせください。

お相手のらいふ選手は、弁財天リーダーの回復耐久デッキを使用しました。今年は回復耐久が相対的にナーフされている環境ですが、まず使われる可能性は想定していましたか?

KG それは考慮していました。らいふ選手と交流はありませんが、「回復耐久を使えるくらい上手い」という情報は知っていたので。

──ご自身で回復耐久を使う予定はなかった?

KG それはないですね。今回はたしかにナーフされているので弱みになっているということもありますが……。デッキとしては天楔が好きなんですよ。今回もできればそれで勝ちたかったのですが、やはり駒パワーが相対的に弱く、ギルガメッシュ採用に至っています。

──ちなみに神殴りは用意していましたか?

KG 数合わせで入れてはいましたが、使う予定はありませんでした。

──それにしても決勝第3戦は本当に素晴らしい試合でした。たしかに回復耐久はナーフされているとは言え、「回復耐久を壇上で使う」選手は当然ながら「ものすごく上手い」ので、実質的には必殺デッキなのかなと。それを覆して勝ったのは、本当にレアケースと思います。

そのうえで8ターン目のサマー・ブランジェッタ打ちですが、解説の高梨悠介さんが「すごい一手」とコメントしたんです。これもなかなか飛び出すワードではないのですが。やはり回復耐久には明るいのでしょうか?

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▲オセロ元世界チャンピオンが絶賛した一手。

KG いや、回復耐久は普段から使わないですね。

──使わないんですか?

KG そうなんですよ。

──8手目は高梨さんが言うくらいなので妙手に間違いはないのでしょうが、自分の知識量だと何がどうすごいのかわからず……。あの時は高梨さんのコメントも相まって、会場の大半が固唾を呑んで見守っている状況でした。

KG あの盤面についてはゴリゴリに練習している、とかではないんですよ。俯瞰的に見て「あ、ここならいいんじゃないか」という判断でした。初めて打った手だと思います。

──なるほど、経験によるものではなかったんですね。

KG 状況判断です。もともと盤面自体にめちゃくちゃ詳しいわけではないので……。

──それでは、全国決勝に向けて意気込みをお願いします!

KG “戦”は何年も前から「やっぱりみんな上手いな」と見ている側でした。もちろん壇上に立つためにがんばって来たのですが、まさか本当にここまで来られるとは思っていませんでした。実力を出し切って予選を突破できた以上、もう優勝目指してやるしかないですね!

▼そのほかの予選会場リポートはこちら




逆転オセロニア

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG/テーブルゲーム
メーカーDeNA
公式サイトhttps://www.othellonia.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/Othellonia_info
配信日配信中
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