なぜか掘る手が止まらない!中毒性アリの宝石採掘ゲーム『Brilliantcrypto』【松脇さんばのBCGレビュー】
2024-01-26 12:00
2023-07-25 16:49 投稿
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Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)
2023年7月25日、株式会社Brilliantcryptoによるブロックチェーンゲームの発表会“Brilliantcrypto Project Reveal Live at WebX”が開催された。
今回のイベントでは約1時間にわたり、新作ゲーム『Brilliantcrypto』の説明や、世界的名門サッカークラブであるパリ・サンジェルマンとの提携発表などが行われた。
本稿では、発表の内容をまとめてお届けする。
今回のイベントで発表されたのは、新作ブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』。
公開された映像ではプレイヤーが鉱脈のような場所に赴き、ピッケルや暗闇を照らすアイテムなどを使い鉱石を掘り出す様子が映し出された。
鉱脈は英語にすればマイン、鉱石を掘る行為はマイニングとなるが、ブロックチェーンという文脈でマイニングと言えばピンと来る人もいるだろう。
細かい説明は抜きにして、ブロックチェーンを成立させるために必要な計算を行うこともマイニングと呼ばれる。
この計算によってシステムを成立させる仕組みを指して“プルーフ・オブ・ワーク”と呼ぶが、今回の発表でBrilliantcryptoのCEOである馬場功淳氏が掲げたキーワードは、“プルーフ・オブ・ゲーミング”。
Web3.0やメタバース、AIといった技術革新が広まるなか、人類の暮らしはバーチャル寄りになっていっていると馬場氏は語る。
モデルさえあれば量産できるデータと現実世界に存在するもの、たとえば車とでは、データ側は所有感などが薄いとされていたが、NFTの登場によってブランド性の証明やデータの個別性が強くなり、いまやデータであっても現実同様に本物であると言いやすくなっている。
車のようにそれらを生み出すブランドが存在するものであれば、ブランドが価値を保証することでデータであっても本物としての価値が生まれる。
しかし一方で、現実世界でもブランドが存在せず、その価値の証明がむずかしいものが存在する。それが宝石類だ。
宝石に所有者はいるが、権利元となるブランドは存在しない。そのため。NFTとしての宝石が出た場合も、それが本物かどうかは誰にも証明できないのが現状だ。
このままではジュエリーブランドが困ると考えた馬場氏は、デジタルデータとしての宝石の価値を保証するサービスを生み出したいと考えた。それが今回の『Brilliantcrypto』だ。
そこで先ほどのマイニングに話が戻るが、データ上の宝石を考えるうえで非常に近い存在として、ビットコインが例に挙げられた。
ビットコインはその名前から貨幣に近いものとして捉えられていたが、現状はむしろ鉱物としての金に近く、デジタルゴールドと呼ばれることも多いという。
多少の違いはあれど両者が似ていると考えた馬場氏は、ビットコインの仕組みを参考にすればデジタルデータとしての宝石も成立するのではないかと考えた。
ビットコインを成立させている“プルーフ・オブ・ワーク”のシステムはコンピューターの計算によって支えられているため、マシンパワーを強く要求することもあり参入のハードルも高ければ環境への影響も大きい。
自身としてもマイニングを行った経験があるという馬場氏は、それ自体がおもしろいものであるとし、これを個人でもできるようにしたいと思っていたそうだ。
つまりはビットコインを支えるデータマイニングをコンピューターによる計算ではなく、ゲーム内の行動に置き換えることで仮想データとしての宝石の価値を保証しようというのだ。
ここで気になるのは掘り出すべき宝石がどのように生み出されるかだ。
馬場氏が目を付けたのは、以前から増え続けているデータ。ブロックチェーンで扱われてきたデータそのものだ。
これを利用すれば開発者が恣意的に宝石を生み出すこともできず、不正が行われないという公平性も担保することができるというわけだ。
さらに人ではなくAIに管理を任せることで、非中央集権型のシステムにすることができるという。
『Brilliantcrypto』の概要に続いて、本作のロードマップについても解説が行われた。
まずはフェイズ1として、2024年の早い段階、2月ごろに『Brilliantcrypto』自体のリリースを予定しているという。
リリース直後は宝石の原石を掘り出していくことになるが、その後フェイズ2では原石を加工してのジュエリーデザインが行えるようになり、原石のNFTからアクセサリーなどのNFTを作る、あるいは分解することもできるようだ。
さらにフェイズ3に進めば、そこで作り出したオリジナルのアクセサリーをほかのメタバース空間に展開していくことも可能となる。
実在するジュエリーブランドが参戦して原石の加工を手掛けることになれば、これはひとつの大きなポイントとなりそうだ。
『Brilliantcrypto』は2か月前に世界中でクローズドアルファテストを開催し、各国からかなりの好評が得られたという。
数々のタイトルを手掛けヒットも生み出した馬場氏は、ここまで事前評判がいいのは珍しいと興奮気味に語った。
さらに、8月からはクローズドベータテストが開催される。登録は本日(7月25日)から受け付けるとのことなので、興味がある人は要チェックだ。
アルファテストで好評を得た一方、南米や東南アジアといった地域では知名度の問題もあってユーザーの集まりがよくないという。
グローバル展開をさらに加速させるためのパートナーとして選ばれたのが、世界的名門サッカークラブであるパリ・サンジェルマンFCだ。
今回のイベントではスペシャルゲストとして、アジア・パシフィック地域のマーケティングを統括するセバスチャン・ヴァゼル氏、元カメルーン代表選手のパトリック・エムボマ氏が登場。
馬場氏にゲスト2名を加えた3名が壇上に揃うと、それぞれに質問が投げかけられた。
以下には質問の内容とその回答を記載していく。回答では各位への敬称は省略する。
馬場 パリ・サンジェルマンは世界のトッププレイヤーが集まるチームであり、ターゲットにしている南米や東南アジア、ヨーロッパでも人気のスタープレイヤーが多く所属しています。
彼らがプロモーションを行ってくれれば、各地域での『Brilliantcrypto』の知名度も上がっていくと考えています。
セバスチャン 昨年の日本ツアーで馬場氏に会った際、彼の会社や『Brilliantcrypto』について紹介を受けました。野心的かつ革新的、クリエイティブなプロジェクトだと思い、この1年間どのように成功させていくかを話し合ってきました。今回この提携を発表できてうれしく思います。
パリ・サンジェルマンはヨーロッパのみならず世界各地でゲームやイースポーツに積極的に関わってきました。そのことから考えても、今回のパートナーシップは我々にとってごく自然なものです。
セバスチャン 我々のチームにはスター選手もいれば、セレブと言えるような選手もいます。ヨーロッパにある多くの都市は、その都市を代表するチームが複数存在しますが、パリ・サンジェルマンはパリを代表する唯一のチームです。
我々はサッカーだけでなく、パリを代表するファッションやゲームなども含め、さまざまな分野に注目していますし、そこに参戦していきたいと考えています。『Brilliantcrypto』が注目している南米などの地域にも人気の選手は多いので、プロモーションの手助けはできると思いますし、東京や上海、シンガポールといったアジア各所でも最大限のプロモーションを行っていきたいと思います。
パトリック セバスチャンが語ったように、パリ・サンジェルマンはすばらしいブランドだと思っています。今回のパートナーシップでは、ゲーム業界とイースポーツ、そのふたつが含まれることが重要だと考えています。その両方を楽しんでいるプレイヤーもメタバースに見一尾ける唯一のコラボだと思うので、今後の展開が非常に楽しみです。
トークセッションの最後で具体的な展開を聞かれると、馬場氏はクローズドベータテストの参加者から抽選で、6組にパリ・サンジェルマンが参加する試合のVIPペアチケットが当たるとの発表を行った。
応募要項については『Brilliantcrypto』公式サイトやツイッター、ディスコードなどで確認できるとのことなので、サッカーファンを中心に気になる人は要チェックだ。
対応機種 | iOS/Android |
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メーカー | Brilliantcrypto |
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公式サイト | https://brilliantcrypto.net/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Brypto_Official |
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