Nianticが手掛ける育成ARアプリ『Peridot(ペリドット)』リリース直前!! 無限の可能性を秘めた融合体験リポート

2023-04-21 21:57 投稿

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Peridot(ペリドット)

ARとAIを活用したスローライフ

多彩な位置情報ゲームをグローバルで展開、ARアプリケーションを作成できる開発者向けキット“Lightship ARDK”を提供するなど、拡張現実におけるユニークな体験を生み出してきたNianticが、2023年5月9日22時に最新タイトル『Peridot』(ペリドット)をローンチする。

それに先がけ、CEOのジョン・ハンケ氏、UXデザイナーの篠原大河氏、アートシニアマネージャーのディビッド ホーリン氏による説明&体験会が行われた。

本記事では、『Peridot』に触れて感じた魅力と開発陣のコメント、気になる推奨スペックなどを紹介していく。

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▲左からUXデザイナーの篠原大河氏、アートシニアマネージャーのディビッド ホーリン氏。

■前回のインタビュー記事

CEOが語る本作への想い

【ジョンのコメント】

今回、皆さんに紹介する『Peridot』には、我々が長きに渡って開発を続けてきたAR技術のすべてが詰まっています。

どのように現実世界にデジタル(ゲーム)を融合させるのか、『Ingress』ではユーザーの想像力に頼りながら可能性を模索し、何を投影できるのかを学び、そして実現させることができました。

ARとAI、デジタルが身の回りにある世界をどう理解し、我々はどう投影させるべきなのかの挑戦をくり返してきたのです。

この『Peridot』では、そういったAIの魅力と技術キャラクターを通じて感じ取ってもらえるでしょう。

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▲現実世界を理解し、成長していく。そんな体験を詰め込んだNianticにとって重要なプロジェクトであると語るCEOジョン・ハンケ氏。

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▲2000年代に流行ったペット育成ゲームをARで体験したい、この現実世界で生きているように感じてみたいという想いが構想にあったとUXデザイナーの篠原大河氏。

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▲性格や仕草などすべてが同じペリドットは存在しない、世界で1匹の相棒を生み育てることができるのが本作の魅力だとアートシニアマネージャーのディビッド ホーリン氏は語る。

唯一無二のペリドットたち

本作では、まず3つのタマゴからひとつを選択そこから生まれる1匹のペリドットを育てていくところから始まる。

この3つはその都度ランダムのようで、会場で提供された端末それぞれでタマゴの柄や中身が違っていた

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▲タマゴの模様が生まれるペリドットの柄に反映されるイメージ。まずはそれを選ぶ基準にしてみるのもよさそうだ。

ペリドットの育成は指定されるアクティビティ、たとえばご飯をあげたり触れ合うなど、さまざな要素を通じて進んでく。

そうした育成に応じてKeeper(飼い主:プレイヤー)のレベルも上昇。育成できるペリドットの幅(DNA)が広がり、それらをかけ合わせていくことで唯一無二の子を生み出すこともできる。

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▲本作にはエリア限定の個体はいない。DNAの傾向でどんなペリドットが生まれ、どう成長していくのかも見どころになりそうだ。

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▲2匹のペリドットを並べてみると、確かに特徴がまったく違う。これらのバランスで性格や仕草が変わっていくようだ。

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▲どんなペリドットが生まれ育つかは遊んでみてのお楽しみ。いろいろなスポットを訪れ、その思い出をみんなにシェアしよう。

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▲本作ではARを使った画面がメイン。地図は専用のアイコンを介して切り換えができる。そこにはいわゆるウェイスポットがあり、それらを訪れることでも成長していく。

Occlusion技術の確かな進化

2019年3月、NianticがGame Developers Conferenceで発表した“Occlusion”とは、簡単に言えば人物やオブジェクトなど空間を認識し“裏に回り込む”技術。

そんな夢の体験を全面に押し出しているのが本作の魅力だ。

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▲2回タップした場所にペリドットが移動。しっかり高低差を認識して自由に動いていた。

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▲テーブルや床、椅子や木々の裏側など、空間を認識して動き回る。不自然に個体がリサイズされたり、距離感がおかしくなるといったこともなかった。

これは『ポケモンGO』でポケモンを、『ピクミン ブルーム』でピクミンを呼び出しているときとは別次元。イメージ映像でしかなかった4年前のOcclusionが実現したのだと感じられた。

また、ゲーム内で投げたボールが壁に当たるとバウンドして飛んでいき、それをペリドットが空間を認識し裏に回り込んだりしながら追いかけていく

その光景はまさにペットと遊んでいるような気持ちだったぞ。

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▲おもちゃを取り出すと、“遊んで”とか“投げて”といっているかのような仕草でおねだり。

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▲投げたボールが写真右端にあるテーブルの角に当たって思いがけない方向に……。それをテーブルから飛び降りて追いかけるペリドット。なんというか、もうこれは家族だ。

課金要素と今回のまとめ

ちなみに、ペリドットを複数育てる場合は“巣”呼ばれるアイテムが必要。

1個につき1匹分の枠が増えるようで、有料販売特別なアクティビティの報酬などで増やすことができる。

また、現時点では育成中のペリドットとお別れするシステムはない。

つまり取得数が上限に達し、それ以上の個体を手に入れたいなら“巣”が必須というわけだ。

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▲ペリドットが行きたいという環境を訪れ、そこでお目当てのご飯などを手に入れる。外に出て歩くことを促すNianticらしい仕掛けであると同時に、いわゆる地域差に苦しまず楽しめそうだと感じられた。

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▲登壇中のふたりとペリドットをこっそり撮影。篠原さんの足もとでおすわりしてみせたり、手前に走ってきてこちらに目線を送ってくれたりと元気いっぱいだ。

なお、公式から受け取っている推奨環境は下記の通り。

【推奨するスマートフォン】
■iOS:iPhone 8+ or above on iOS 14 or higher.

■Android:以下のGPUチップセットを搭載しているもの
Adreno 730
Adreno 660
Adreno 650
Adreno 640
Adreno 630
Mali G78
Mali G77
Mali G76
Mali G72
Xclipse 920
およびSamsung Note 9 以降のもの
Galaxy S9 or above
Pixel 6 or above
※iPadやタブレット、WiFiのみの設定のものはご利用いただけません

 

ちなみに、今後ペリドットの関連グッズも検討中とのこと。

どういったものが登場するのかわからないが、現場にはかわいらしいぬいぐるみ。よく見ると篠原氏の着ているTシャツもペリドットだった。

唯一無二の子を生み出すことができるなら、パレットからデザイン(パーツ)を指定してカスタムオーダーできるぬいぐるみなんてのも欲しくなるね。

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▲これがペリドットのぬいぐるみ。もうこのまま商品化できそうだ。

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▲余談だがこちらがNianticの入り口。ナイアンティック号をイメージした船内と、左右の窓からは日本を訪れたときに見える南北の海が描かれている。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Peridot(ペリドット)

対応機種iOS/Android
価格無料
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
公式サイトhttps://playperidot.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/playperidot
配信日配信中

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