『アイドルマスター』シリーズ発のライバープロジェクト『PROJECT IM@S vα-liv(プロジェクト アイマス ヴイアライヴ)』がいよいよ始動!アイドル候補生も登壇した発表会の模様をレポート

2023-04-15 15:00 投稿

「視聴者全員がプロデューサー!」まったく新しいアイドルプロジェクトが始動

2023年4月14日、『アイドルマスター』シリーズの新プロジェクト『PROJECT IM@S vα-liv(プロジェクト アイマス ヴイアライヴ)』に関する発表会が行われた。

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『PROJECT IM@S vα-liv』は、『アイドルマスター』シリーズが初めて取り組むVライバーによるプロジェクト。昨年の12月に発表された『PROJECT IM@S 3.0 VISION』の柱のひとつである『“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト』の目玉プロジェクトで、アイドル候補生となるメンバーがライバー活動を通してデビューを目指す新たな試みだ。

発表会では、プロジェクトのプロデューサーである勝股春樹氏と候補生の3名が登壇し、コンテンツの概要やメンバーの紹介などが行われた。

【出演者】
「PROJECT IM@S vα-liv」プロデューサー:勝股春樹
アイドル候補生:灯里愛夏、上水流宇宙、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワ

本稿では、発表会の模様とその後に行われた質疑応答の内容についてレポートする。

1年間でデビューor活動終了が決まるガチシステム

司会進行には『アイドルマスター ミリオンライブ!』シリーズでもおなじみの狭間和歌子氏と、本プロジェクト担当プロデューサーの勝股春樹氏が登壇。プロジェクトに関するさまざまな発表が行われていく。

 
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そもそもの企画の背景は、現在でも行われているお仕事コラボや番組・ライブへの出演などタレント活動が広がっていく中で、さらに一段上に押し上げるため立ち上がったという。『“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト』の切り込み隊長的な位置付けになるとともに、新アイドルの単独デビューのチャンスの場としてタレント活動に特化したデビュープロジェクトになるとのこと。活躍の舞台は現在、もっともホットな場所である配信活動からスタートし、アイドルデビューを目指していく。正式デビューが決まった際には、実際にアイドルとしてCDリリースやライブの開催をはじめ、さまざまなタレント活動が行われる予定だ。

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将来的にはプロジェクトから輩出されたアイドルによって、既存のブランドに並ぶ『アイドルマスター』コンテンツグループを目指す予定で、プロジェクト自体は次世代アイドル育成を目的とした公式研修生制度として確立させたいと語られた。

実際のプロジェクトの内容だが、視聴者参加型のアイドル育成公開オーディションとして進行していく。具体的には、YouTubeを起点に候補生たちが配信活動を行い、その内容について視聴者はプロジェクトの公式サイトの投票や支援機能を使って評価を行っていく。プロジェクトは4月のチュートリアル期間を経て、5月から本格的にスタートし、2024年2月に最終審査を開催。結果しだいでアイドルデビュー、もしくは活動終了の判断が下される。配信の内容については、公平性を保つために各候補生が同じ規定のボリュームで活動を行うが、視聴者の支持率や成果によって追加の活動の場が付与されるとのこと。さらに、このプロジェクト自体も視聴者の評価対象となっており、支持率を可視化したうえで評価が得られなければ、プロジェクト自体を解体するというガチプロジェクトとなる。

 
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ここで勝股氏から注意事項として、一見競争要素が強いように見えるが、最終審査をクリアーすれば全員が揃ってデビューすることもできる自己実現が主旨であると言及。候補生同士の対決ではなく、あくまで“プロデューサー”からの審査で進退が決まるものということなので、この点は頭に入れておきたい。

続いては、いよいよアイドル候補生の3名、灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワ(以下、レトラさん)が登壇。司会を担当した狭間氏が3人の緊張をほぐそうと好きな食べ物の話題に触れるなど和気あいあいとしつつ、詳しい今後の展開についての解説が行われた。プロデュースがスタートする5月以降、月初に各月のテーマが与えられ、候補生の3人は公式レッスン番組や個人レッスン、成果発表番組などを配信。それに対して“プロデューサー”が評価を下し、もっと評価が高かったメンバーがマンスリークイーンに選ばれる。愛夏さんと勝股氏の話によると、月初のテーマ発表の際にはレッスンをサポートする特別講師も発表されるとのこと。特別講師については、審査員としての役割もあり、視聴者の評価と講師の評価を総合して審査が行われる。さらに、3ヵ月ごとに中間評価が行われ、チャンネル登録者をはじめとしたさまざまな数字が評価対象となり、それぞれにインセンティブとして活躍の場が広がるものになっていく。

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直近のスケジュールとしては、4月はチュートリアル期間ということで、企画動画やショート動画等で各自のパーソナルを紹介するものになりそうだ。

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すでに3人の候補生のYouTubeチャンネルが開設されているので、チェックしてみてほしい。

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灯里愛夏 公式チャンネル:https://www.youtube.com/@TomoriManaka

 
va-liv_COSMO

上水流宇宙 公式チャンネル:https://www.youtube.com/@KamizuruCosmo

 
va-liv_LETORA

レトラ 公式チャンネル:https://www.youtube.com/@UtagawaLetora

また、公式サイトもオープンしており、投票機能のプレ実装もされている。

 
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「PROJECT IM@S vα-liv」公式サイト:https://idolmaster-official.jp/va-liv

最後に、意気込みを聞かれた3人は観てくれている“プロデューサー”ともに楽しみながら、全員揃ってデビューしたいと気合を見せ、発表会は幕を閉じた。発表会終了後には、勝股氏への質疑応答と候補生3人への質疑応答が行われたので、以下に掲載する。

勝股春樹氏へのインタビュー

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――今回、3名のアイドル候補生の発表がありましたが、今後、例えばプロジェクトが軌道に乗ってきたら、メンバーの追加などは検討されていますか?

勝股春樹氏(以下、勝股):今年1年間は基本的にこの3名で活動していきますが、研修制度のようにしていきたいと思っているので、現状すぐにというわけではないものの検討はしております。

――このプロジェクトについて、配信を通した内容というのは、どのようなものにインスピレーションを受けたのでしょうか。

勝股:やはり、コロナ禍の経験が大きくて、過去に“765プロオールスターズ”のMRライブのアンコール公演が中止になり、“星井美希”については生配信という形で代替のステージを行いました。当時そのリアルな温度感というものを体験して、こういった形で“プロデューサー”の皆さんと繋がったり、すごいプロデュース体験を提供できるのではと感じた部分が大きいです。

――今回は、ライバー活動を通したプロジェクトとなっていますが、外部の既存のライバーとのコラボレーションするような展開は考えていらっしゃいますか?

勝股:もちろんライバー活動の一環として、いろいろな方とコラボできたらいいなという考えはありますし、そういった営業活動もできればと思っております。

――プロジェクト自体の評価について、現在ホームページに載っている投票機能がそのひとつだと思いますが、そのほかにどういった形の評価システムを検討していますか?

勝股:基本的には投票がわかりやすい指標にはなりますが、今後展開していく企画の中で“プロデューサー”さんに参加していただくコンテンツも予定されており、そういった総合的な部分で見れるように設計を進めていく形になります。

――アイドル昇格への審査基準について、現状でお教えいただけるところはありますか?

勝股:審査基準に関してはオープンにした形にしようと思ってます。まずは、4月のチュートリアル期間が終了するタイミングで、皆さんに発表した上で参加していただくということを想定しております。

――マネタイズの部分の話になりますが、YouTubeでの配信ということで例えばスーパーチャット機能を使ったりするなど、どのようにして収益を上げていくのでしょうか。

勝股:配信で楽しめるそういった要素というところは、随時拡張していければとは思いますが、収益化の基準などもありますのでそちらはYouTubeのルールに合わせていく形になります。マネタイズに関しては、タレント活動を軸にして広くビジネス展開をする予定で、わかりやすいところではグッズやデジタルコンテンツの販売、そして音楽など多角的に進める予定です。準備ができましたら、順次発表させていただきます。

――明確に活動期限を決めた理由というのはどういったものでしょうか。

勝股:明確に期限を作ることで臨場感を持ってアイドルたちを応援してもらえるのではと思いました。また、1年のプロデュースというところで、最初のアーケード版にあったハラハラするプロデュース体験というのを表現したかったというところでもあります。

――既存の『アイドルマスター』ブランドやアプリとのコラボは検討されていますか?

勝股:直近ではまだ予定しておりませんが、候補生のメンバーもアイドルを目指して同じ世界の中で活躍する可能性もあるので、ごいっしょできればうれしいですね。

3人の候補生へのインタビュー

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――配信者としてご活動されていくということで、例えば自分が好きなものや趣味に関連したものなど、どういった動画や企画をやりたいか教えてください。

灯里愛夏さん(以下、愛夏):アイスクリームが好きなので、利きアイスとかもやりたいんですけど、自分でアイスをプロデュースしてほかのメンバーに食べてほしいなって思います。それで、ふたりも好きになってくれたらいいな。

上水流宇宙さん(以下、宇宙):絵を描くことが得意なので、それを生かした企画がやりたいです。例えば、絵しりとりとか、おもしろいかなと思います。

サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラ):アイドルはやっぱり体力がいると思うので、みんなで腹筋チャレンジとか体を張った企画がやってみたいです。

――(『アイドルマスター』に限らず)尊敬する先輩を教えてください。

愛夏:私は、“五十嵐響子”さん(『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアイドル)が大好きで、じつはその憧れについて語ったものが後日公開される予定なので、そちらを楽しみにしていてください!

宇宙:“アンティーカ”(『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のユニット)の皆さんです。ゴシックな世界観がオタク心に刺さっていて、すごく憧れてる存在です。

レトラ:尊敬しているというところでいうと、YuNiさん(2018年から活動しているバーチャルYouTuber)です。歌がすごく良くて耳が幸せになるので、私もそんな存在になってみたいと思ってます。

――それぞれの第一印象を教えてください。

愛夏:私、すごく緊張しやすくて、初対面のときにテンパってたんですけど、ふたりはとても落ち着いてて、私にすごい世話を焼いてくれるんです。帰りも「送っていこうか?」って心配してくれたり、とっても頼りがいがあるので、いっしょにがんばっていけるのが楽しみです。

宇宙:愛夏さんは、ご本人も言ってるようにちょっと心配になっちゃう存在です(笑)。目を離すとすぐいなくなっちゃうような小動物みたいな感じ。レトラさんは、もう見た目からすごい陽キャな感じで、でも話してみるとすごい親しみやすくて、これからもっと仲良くなりたいですね。

レトラ:愛夏ちゃんは、フワフワしてでも甘い感じがあって綿菓子みたいですよね。さっきの「送っていこうか?」って聞いたの、じつは私なんですけど、ほっとけないくらい可愛いというか(笑)。宇宙ちゃんは、クールビューティーって感じで、私ってこういうクールな子にめちゃくちゃ憧れるところがあって、美しいですよね。皆、個性的なメンバーなんで楽しくなりそうだなって思ってます。

――アイドルを目指したきっかけと、どういったアイドルになりたいかというビジョンはありますか?

レトラ:私は音楽活動を続けるか、それとも就職するかっていうところで、すごい迷っていたんです。そんな中で迷ってるなら最後にやってみないかとプロジェクトに参加するチャンスをいただけて、それなら全力でやってみようと思いました。私の歌を全国民に届けて、心が通わせられるようなアイドルになりたいですね。

宇宙:きっかけは、魔法少女に憧れたことでした。私は、じつは既に芸能活動をやっていて、なかなかうまくいかなかったんです。でも、アイドルみたいなキラキラした女の子になりたいっていう夢は諦められなくて、そのときにこのプロジェクトに最後のチャンスとしてお声がけいただいたんです。そして、くり返しになってしまいますが、キラキラした誰よりも輝けるアイドルになりたいと思っています。

愛夏:あるとき、ボランティア活動で小さな子供たちといっしょに遊んだり、読み聞かせをしたことがあったんです。その中で、私といっしょに何かやることで皆が笑顔になってくれて、それがうれしかったんですよね。私、けっこう自信がなかったり引っ込み事案なところがあるんですけど、私にも人を笑顔にできる力があるなら、変わっていきたいと思って、その勇気の一歩を踏み出すためにプロジェクトに参加しました。みんなと笑顔でハッピーを共有できるアイドルになりたいです。

――アイドルオーディションは、リアルやバーチャルを問わずいろいろありますが、このプロジェクトをラストチャンスとして決めたのはなぜですか?

宇宙:先ほども触れたのですが、芸能活動を長く続けていく中で私なりの集大成というか、アイドルへの挑戦を続けるか辞めるかという決断を含めてのプロジェクトへの参加をさせていただきました。

愛夏:私は宇宙ちゃんと年齢はいっしょなんですけど、対極の場所にいると思うんです。上京してまだ2年目でやっと養成所に通い始めて、このプロジェクトに参加させてもらってアイドルを目指しての2年生だけど、けっこう遅いスタートなんですよね。そこは少しコンプレックスな部分で、それにあんまり前に出れない性格も相まって、アイドルになるには壁になってるところです。そういう自分を変えるために、これが最後だってがんばって気合を入れて自分を追い込まないとできないと思ってるので、ラストチャンスって決めました。

レトラ:私はこの中でいちばん年上で、専門学校にも通っていて自分の将来を考えなきゃっていうところなんですよね。そんな中で、プロジェクトにお声がけいただいたんですけど、アイドルのオーディションは年齢制限などもあったりするので、そういったところでもラストチャンスかなって思います。

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THE IDOLM@STER™& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.

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