『シャニマス』挑戦的な演出で観る者すべてを翻弄した“5thライブ”の模様をレポート

2023-03-20 17:48 投稿

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アイドルマスター シャイニーカラーズ

記念すべき5周年ライブで“プロデューサー”のコールが溢れる

2023年3月18日~3月19日の2日間に渡り、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)のライブイベント、『THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE If I_wings.』が開催された。

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先月行われた合同ライブの興奮が冷めやらぬ中で早くも開催された『シャニマス』の5thライブ。5周年を間近に控えてキャスト陣も“プロデューサー”も待望のイベントだ。とくに新型コロナの影響により封印されていた声出しが解禁されたのも大きい。さらに、“283プロダクション”のメンバーがフル出演という最高の舞台が整った。

【出演者】
イルミネーションスターズ:関根瞳(櫻木真乃役) / 近藤玲奈(風野灯織役)※Day2のみ / 峯田茉優(八宮めぐる役)
アンティーカ:礒部花凜(月岡恋鐘役) / 菅沼千紗(田中摩美々役) / 八巻アンナ(白瀬咲耶役) / 希水しお(三峰 結華役) / 結名美月(幽谷霧子役)
放課後クライマックスガールズ:河野ひより(小宮果穂役) / 白石晴香(園田智代子役) / 永井真里子(西城樹里役) / 丸岡和佳奈(杜野凛世役) / 涼本あきほ(有栖川夏葉役)
アルストロメリア:黒木ほの香(大崎甘奈役) / 前川涼子(大崎甜花役) / 芝崎典子(桑山千雪役)
ストレイライト:田中有紀(芹沢あさひ役) / 幸村恵理(黛冬優子役) / 北原沙弥香(和泉愛依役)
ノクチル:和久井優(浅倉透役) / 土屋李央(樋口円香役) / 田嶌紗蘭(福丸小糸役) / 岡咲美保(市川雛菜役)
シーズ:紫月杏朱彩(七草にちか役) / 山根綺(緋田美琴役)

1stライブ以来、じつに4年ぶりに“プロデューサー”の声が溢れたライブの模様をレポートする。

記念すべき5周年ライブのはずが、まさかの演出で“プロデューサー”を翻弄

オープニングは、事務員の“七草はづき”と“283プロダクション”の社長である“天井努”によるボイスドラマからスタートとする意外な展開。何やら不穏な空気の中、“櫻木真乃”のどこか寂しげなナレーションで幕開けとなってしまった。

そんな不穏な空気を払拭するのは、“放課後クライマックスガールズ”の“一閃は君が導く”だ。野球がテーマとなっている一曲は、奇しくも世間がWBCで盛り上がっているタイミング。以下、最初のパートのセットリストだ。

 
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▲一閃は君が導く

01.一閃は君が導く:放課後クライマックスガールズ
02.Give me some more…:アルストロメリア
03.Overdrive Emotion:ストレイライト
04.Catch the Breeze:ノクチル
05.浮動性イノセンス:アンティーカ
06.Bouncy Girl:シーズ
07.イルミネイトコンサート:イルミネーションスターズ

“アルストロメリア”の“Give me some more…”は、これまでの同ユニットの路線とはひと味違ったセクシーかつオシャレな1曲で、可愛らしい歌声とジャジーなサウンドが新鮮なパフォーマンスだ。“ストレイライト”の“Overdrive Emotion”は、ダンサブルかつスピーディーなサイバーサウンドで“ストレイライト”らしさ全開のステージ。余裕の笑顔とクールなダンスでバッチリとキメて会場を盛り上げる。

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▲Give me some more…

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▲Overdrive Emotion

“ノクチル”の“Catch the Breeze”は、爽やかさは残しつつも少し切ないメロディが印象的。ゆったりした曲調に可愛らしい歌声とダンスで魅了される。“アンティーカ”の“浮動性イノセンス”は、いつものパワフルなシンフォニックロックではあるものの、新衣装が白を基調としたものになっており、曲が持つダークな世界観と対照的で楽曲の雰囲気がさらに引き立った。

 
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▲Catch the Breeze

 
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▲浮動性イノセンス

“シーズ”の“Bouncy Girl”は他のユニットが初披露の曲ばかりの中、2回目のステージということで同ユニットの持ち味であるキレのあるダンスで貫録を見せる。最後は“イルミネーションスターズ”の“イルミネイトコンサート”。ポップなサウンドに可愛らしい歌声とダンスで思わず体が弾んでしまうテンションの上がる1曲。不安を払拭させてくれる締めの1曲となった。

 
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▲Bouncy Girl

 
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▲イルミネイトコンサート

最初のMCでは、これも珍しく各ユニットごとにキャラクターの台詞をひと言ずつ挨拶するという特殊な形式。しかも、何やら最後のライブを匂わせる内容で、再び会場や配信のコメント欄にも戸惑いの空気が流れる。とくに、そのことに触れることもなくつぎのパートへ移り、何ともモヤモヤした流れだ。

沈んでしまったテンションは、“アンティーカ”のデビュー曲“バベルシティグレイス”で取り戻される。ラストサビでユニット名が入る歌詞「アンティーカ!」では、ひさびさの“プロデューサー”の声も重なり大盛り上がりとなった。以下、このパートのセットリストだ。

 
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▲バベルシティグレイス

08.バベルシティ・グレイス:アンティーカ
09.Hide & Attack:ストレイライト
10.キャットスクワッド:放課後クライマックスガールズ
11.Fashionable:シーズ
12.いつだって僕らは:ノクチル
13.Anniversary:アルストロメリア
14.拝啓タイムカプセル:放課後クライマックスガールズ
15.FELICE:イルミネーションスターズ
16.Black Reverie:アンティーカ
17.PRISISM:イルミネーションスターズ
18.Tracing Defender:ストレイライト
19.Fly and Fly:シーズ
20.VERY BERRY LOVE:アルストロメリア
21.今しかない瞬間を:ノクチル

“ストレイライト”の“Hide & Attack”では、尺八や三味線、和太鼓などの生演奏のロングイントロからスタート。一体何が始まるのかと“プロデューサー”が戸惑う中、3人がステージに登場すると会場から大きな歓声が上がる。恐らく『シャニマス』では初となる生演奏を交えたパフォーマンスだ。

 
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▲Hide & Attack

可愛らしい猫の鳴き声で始まった“放課後クライマックスガールズ”の“キャットスクワッド”は、賑やさ全開の1曲。バラエティ感たっぷりのパフォーマンスとアウトロで2回のストップ&ゴーというフェイントも楽しい。

 
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▲キャットスクワッド

“シーズ”の“Fashionable”は、全身黒いスーツに身を包んだ男性ダンサーを従えて強者の風格といった感じのクールなステージ。これまでのアイマスブランドでは珍しい演出で“プロデューサー”を圧倒。“ノクチル”は、デビュー曲“いつだって僕らは”を披露する。ライブでは何度も歌われた曲で、いつもの4人の明るいパフォーマンスにホッとさせられる。

 
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▲Fashionable

 
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▲いつだって僕らは

ステージが暗転すると、“アルストロメリア”のボイスドラマがスタート。ここでも思い出を振り返りつつ、終わりを匂わせるような3人の会話が交わされ、しんみりした空気に包まれる。そこからの、“Anniversary”は、まさに“プロデューサー”泣かせだ。切ない歌詞とアイドルたちの震える歌声に目頭が熱くなる。続く、“放課後クライマックスガールズ”も思い出を忘れないようにと、力強い語り口調のボイスドラマから“拝啓タイムカプセル”に繋がる。2曲続けて、思い出がテーマに含まれるセットリストで、さらに涙腺が刺激された。

 
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▲Anniversary

 
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▲拝啓タイムカプセル

“イルミネーションスターズ”の“FELICE”は、シンフォニックな優しい曲調と穏やかな歌声で癒される曲…のはずなのだが、前の2曲の流れからどうしても切なさまで感じられるようになり、違った印象になった。

 
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▲FELICE

“アンティーカ”の“Black Reverie”の前にも“最後”を匂わせるボイスドラマが流れ、その思いをすべてぶつけるようなパフォーマンスとなった。八巻さんが大きな旗を肩に担ぎさっそうと登場する演出もあり、その力強いステージに圧倒された。一転して“イルミネーションスターズ”は明るく爽やかな“PRISISM”だ。パワフルな1曲の後の優しい1曲が会場を癒してくれる。

 
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▲Black Reverie

 
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▲PRISISM

一旦小休止したテンションは、“ストレイライト”による“Tracing Defender”の力強いステージで再び最高潮に。3人の熱い歌声で、テンションが一気に引き戻される。立て続けに披露されたのは“シーズ”の“Fly and Fly”。K-POP調の独特なサウンドとキレキレのダンスに目を奪われる。

 
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▲Tracing Defender

 
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▲Fly and Fly

“アルストロメリア”の“VERY BERRY LOVE”は、切なげ曲調が印象的なジャズバラード。甘い歌声とセクシーな雰囲気たっぷりで、“プロデューサー”を魅了する。

 
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▲VERY BERRY LOVE

“ノクチル”の“今しかない瞬間を”では、なんと、ゲーム中に観られる制服と同じ衣装に着替えてのステージだ。セットで用意されて机をドラムにしてみたり箒を使ったエアギターなど、“ノクチル”らしい青春感のあるパフォーマンスを見せる。

 
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▲今しかない瞬間を

MCでは、“ノクチル”の特殊演出やその他のユニット衣装にも触れられ、ライブでは恒例となっているキャスト陣がくるりと回る衣装アピールで盛り上がる。そのほか“Hide & Attack”の和楽器の生演奏や旗を掲げた“Black Reverie”などを振り返って盛り上がり、つぎのパートへ。セットリストは以下の通りだ。

22.アスファルトを鳴らして:ノクチル
23.夢咲きAfter school:放課後クライマックスガールズ
24.愚者の独白:アンティーカ
25.OH MY GOD:シーズ
26.Wandering Dream Chaser:ストレイライト
27.ダブル・イフェクト:アルストロメリア
28.Twinkle way:イルミネーションスターズ
29.Resonance⁺:シャイニーカラーズ

“ノクチル”は“福丸小糸”の小さい頃の回想から始まり、“また4人いっしょになったのに”と語る寂しげなボイスドラマから“アスファルトを鳴らして”へ繋がる。切ない歌声と優しい曲調が印象的な1曲に会場がノスタルジックな空気に包まれる。

 
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▲アスファルトを鳴らして

続いては“放課後クライマックスガールズ”のデビュー曲“夢咲き After school”。同ユニットの原点ともいえる青春感漂うノリノリの楽曲が、再び会場の空気を明るくする。

 
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▲夢咲き After school

“アンティーカ”の“愚者の独白”では、優雅さとともに艶っぽさも感じられる歌声とスタンドマイクを使った魅惑的なダンスで“プロデューサー”を虜に。“シーズ”も負けじとデビュー曲の“OH MY GOD”で続き、激しいダンスにセクシーな歌声のパワフルなステージでさらに会場を盛り上げる。

 
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▲愚者の独白

 
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▲OH MY GOD

パワフルさでは“ストレイライト”は“Wandering Dream Chaser”も負けていない。イントロが流れた瞬間に会場からは大きな歓声が上がり、曲中の台詞「諦めない、絶対」を3人が力強く叫ぶと会場の盛り上がりは最高潮に。

 
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▲Wandering Dream Chaser

ここで、再び“アルストロメリア”のボイスドラマがスタート。またまた終わりを匂わせる不穏な会話からの“ダブル・イフェクト”。ここでも直前の会話によって切なさを感じる歌詞がより強調され、楽曲がまた違って見えてきた。

 
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▲ダグル・イフェクト

このパートの最後を締めるのは“イルミネーションスターズ”の“Twinkle Way”。疾走感溢れる曲調と希望が感じられる曲が、重たくなった心を再び癒してくれた。

 
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▲Twinkle Way

アンコール前のラストの1曲は、“Resonance⁺”。ここまでの不穏な空気を吹き飛ばすような全員の結束が感じられる1曲で、少し希望が見えた気がしたところでキャスト陣が一旦退場する。

 
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▲Resonance⁺

30.いつか Shiny Days:シャイニーカラーズ
31.Multicolored Sky:シャイニーカラーズ

アンコールの1曲目は、全員が今回のライブのキービジュアルのイメージに近い純白の白いワンピース衣装で登場。エンディングに相応しいやさしくも切ない1曲“いつか Shiny Days”を情感たっぷりに歌い上げた。

 
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▲いつか Shiny Days

各キャスト陣の挨拶では、5周年を直前にしての祝福のメッセージとともに、ここでも何やら終わりを感じさせるような雰囲気が流れる。明日のライブに向けた意気込みが聞かれたものの何とも心が苦しくなる。そんな中、“放課後クライマックスガールズ”の河野さんや丸岡さんはコール&レスポンスで“プロデューサー”のテンションを引っ張り上げてくれてホッとさせてくれた。

しかし、トリとなった“Multicolored Sky”では、曲の終盤に1ユニットずつステージを後にするという特殊なアウトロが差し込まれる。明るく歌っていたはずが、暗い表情をしながら退場するという思わせぶりな演出で最後まで翻弄された。いつものような締めの挨拶もなく、暗転したままの会場という状況に、会場ではまさかのダブルアンコールが巻き起こったが、そのまま1日目は終了となった。

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▲Multicolored Sky

2日目は希望に満ちたボイスドラマでホッとひと息…驚きの新情報で沸き上がる。

2日目のオープニングも“七草はづき”と“天井努”社長のボイスドラマからスタート。1日目と違い、希望や新たな始まりという雰囲気が感じらる内容で、会場からも歓声と拍手が上がる。そのあとに続く、“櫻木真乃”の言葉も明るさが含まれており、ホッとした気持ちでライブが始まった。

1曲目は昨日と同じく、“放課後クライマックスガールズ”の“一閃は君が導く”。前述のオープニングのおかげで、昨日よりも全力で楽しめるスタートだ。最初のブロックのセットリストは以下の通り。

01.一閃は君が導く:放課後クライマックスガールズ
02.Give me some more…:アルストロメリア
03.Overdrive Emotion:ストレイライト
04.Catch the Breeze:ノクチル
05.浮動性イノセンス:アンティーカ
06.Bouncy Girl:シーズ
07.ヒカリのdestination:イルミネーションスターズ

セットリストの内容は1日目と同じく、最新のCDシリーズ『THE IDOLM@STER SHINY COLORS PANOR@MA WING』の各ユニット曲が並ぶ。昨日と同じ内容ではあるものの、キャスト陣の表情やパフォーマンスにも、明るさが混じっているような気がするのは筆者の気のせいだろうか。

“イルミネーションスターズ”は2日目から近藤さんが参加するということで、パフォーマンスの前にボイスドラマが展開。3人が“プロデューサー”に対する感謝を述べ、「もしかしたらマイクを置く道もあったかも」というifを語る。ここから、1日目は“プロデューサー”に出会わなかった“if”の展開だったことが示唆されており、ライブの内容がさらに希望的なものになった。初めて出会ったころのことを回想したところで、“イルミネーションスターズ”のデビュー曲“ヒカリのdestination”という流れは、涙腺に来るドラマチックな展開だ。

 
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▲ヒカリのdestination

MCでのキャラクターたちからのひと言挨拶についても、1日とは違いこれからの展望や“プロデューサー”に対する感謝の言葉が含まれた内容だ。各キャストの挨拶に対する会場の歓声もより一層明るく大きいものになった。

続いてのパートは、“放課後クライマックスガールズ”のボイスドラマからスタート。海辺で楽しむ5人の会話から“ビーチブレイバー”へ。待ってましたとばかりの歓声が上がり、会場が揺れるようなコールやウェーブ、ステージにシャボン玉が舞う演出など一気にテンションが上がる。セットリストは以下の通り。

 
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▲ビーチブレイバー

08.ビーチブレイバー:放課後クライマックスガールズ
09.NEO THEORY FANTASY:アンティーカ
10.Fly and Fly:シーズ
11.Transcending The World:ストレイライト
12.僕らだけの未来の空:ノクチル
13.FELICE:イルミネーションスターズ
14.愚者の独白:アンティーカ
15.VERY BERRY LOVE:アルストロメリア
16.あの花のように:ノクチル
17.Love Addiction:アルストロメリア
18.Another Rampage:ストレイライト
19.OH MY GOD:シーズ
20.キャットスクワッド:放課後クライマックスガールズ

“アンティーカ”による“NEO THEORY FANTASY”は、一昨年の3rdライブ以来久々の歌唱だ。“三峰結華”役の後任が希水さんになってからは初めての歌唱で、個人的には冒頭の台詞の「ていあーん!」が聞けたのもポイントが高い。

 
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▲NEO THEORY FANTASY

“シーズ”の“Fly and Fly”に続いては、“ストレイライト”の“Transcending The World”。いつも以上に疾走感と力強さが感じられるスステージだった。疾走感を感じると言えばつぎの“ノクチル”の“僕らだけの未来の空”も負けていないが、こちらは爽やかさ全開。清涼な風が会場を包むようだ。

続いては、“イルミネーションスターズ”と“アンティーカ”がいっしょに登場するボイスドラマ。練習スタジオでの何気ないやり取りだが、ふたつのユニットの関係性が見られるのも楽しい。そのまま“イルミネーションスターズ”の“FELICE”が披露されるが、近藤さんの生の歌声が加わり楽曲の完成形を感じ取ることができた。

 
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▲FELICE

“アンティーカ”の“愚者の告白”、“アルストロメリア”の“VERY BERRY LOVE”に続いては、“ノクチル”の“あの花のように”。ステージ後方のスクリーンに花火が打ちあがる美しい演出と4人の透き通るような歌声が会場を華々しく彩る。

 
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▲あの花のように

“アルストロメリア”の3人が仲良く会話するボイスドラマからの“Love Addiction”では、白いテーブルにスイーツと紅茶が置かれたセットが登場。ヘッドセットマイクを付けた3人がティータイムをしながらパフォーマンスするという可愛らしい演出だ。“プロデューサー”にカメラ目線を送りながら歌う姿にメロメロにされる。

 
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▲Love Addiction

一転して、“ストレイライト”はハイスピードなサイバーサウンドの“Another Rampage”をぶつけてくる。クールでパワフルなラップパートやダイナミックなダンスに圧倒される。

 
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▲Another Rampage

“シーズ”の“OH MY GOD”、“放課後クライマックスガールズ”の“キャットスクワッド”に続くMCでは、昨日同じくここまでのパフォーマンスを振り返る。“ビーチブレイバー”でのシャボン玉の演出や“Love Addiction”のオシャレな小道具など、楽しい演出を思い出しつつ最後のパートへ。

MC明けのボイスドラマでは、もしも“ストレイライト”が解散したら、という昨日と同じような若干不穏な会話が行われたものの、“芹沢あさひ”の明るいテンションが一気に吹き飛ばす。一方“シーズ”のふたりはトレーニングを行ってると思われる会話で、風を感じながら気持ちよく走る“緋田美琴”の声から“Fashionable”へ。ドラマと同じくふたりが気持ちよさそうにパフォーマンスする姿にこちらのテンションも上がる。セットリストは以下の通り。

21.Fashionable:シーズ
22.イルミネイトコンサート:イルミネーションスターズ
23.太陽キッス:放課後クライマックスガールズ
24.Tracing Defender:ストレイライト
25.アルストロメリア:アルストロメリア
26.アスファルトを鳴らして:ノクチル
27.純白トロイメライ:アンティーカ
28.スマイルシンフォニア:イルミネーションスターズ
29.Spread the Wings!!:シャイニーカラーズ

“イルミネーションスターズ”の“イルミネイトコンサート”も3人が揃っての完璧なパフォーマンス。関根さん、峯田さんの表情も楽し気な様子で、こちらも聞いているだけでワクワクしてくる。

 
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▲イルミネイトコンサート

“放課後クライマックスガールズ”の“太陽キッス”は、『シャニマス』の中でもトップクラスにコールが楽しいコール。フルメンバーで久々の声出し解禁パフォーマンスということで、これまでのフラストレーションをぶつけるように、“プロデューサー”の全力のコールとタオルを回す熱気で会場が熱く燃え上がった。

 
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▲太陽キッス

“ストレイライト”の“Tracing Defender”に続いては、“アルストロメリア”のデビュー曲“アルストロメリア”。イントロが流れた瞬間に会場には歓声が沸き上がり、可愛らしさ全開の楽曲とパフォーマンスに魅了される。

 
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▲アルストロメリア

“ノクチル”の“アスファルトを鳴らして”の爽やかなステージから一転、“アンティーカ”の“純白トロイメライ”で会場はミステリアスな雰囲気に。妖艶な歌声と優雅なパフォーマンスには思わず鳥肌が立ってしまう。

 
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▲純白トロイメライ

“イルミネーションスターズ”のボイスドラマでは、これからも3人でずっといっしょにいられるようにと願いを込める様子が描かれ、“スマイルシンフォニア”へと繋がる。『シャニマス』のイベントで歌われたのはリリースイベント以来。イントロの3人のアカペラのハモりが気持ちよく、生で聞けただけでも感動ものだ。

 
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▲スマイルシンフォニア

アンコール前のラストを飾る“Spread the Wings!!”は、全7ユニットフルメンバーが揃ってのライブ初披露という歴史的瞬間でもある。始まりの全体曲がいよいよ完成となった。

 
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▲Spread the Wings!!

恒例となっている最新情報の発表では、なんと“シーズ”のライバルキャラとして登場した“斑鳩ルカ”が283プロダクションに加入するという大きな発表が行われた。詳細は以下を参照して欲しい。

30.Dye the sky.:シャイニーカラーズ
31.Multicolored Sky:シャイニーカラーズ

アンコール1曲目では“斑鳩ルカ”役の川口莉奈さんがサプライズ登場し、全メンバーといっしょに“Dye the sky.”を歌う熱い展開だ。イントロとともにスクリーンには川口さんのシルエットがアップになり、会場には怒号のような歓声が轟く。

 
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▲Dye the sky.

最後の挨拶でトップバッターとなった川口さんは、冒頭から感極まった様子で“283プロダクション”に加われる喜びや感謝を真摯に語り、会場から暖かい拍手が送られる。また、ほかのメンバーの挨拶では1日目とは違った笑顔と未来を感じられるコメントで、会場からも安堵と希望に満ちた歓声が溢れた。

ラストは1日目と同じく“Multicolored Sky”が飾る。ラスサビ前には川口さんのソロパートが盛り込まれる歌割もあり、最高のエンディングだ。恒例となった「アイマスですよ、アイマス!」では、いつも以上に“プロデューサー”たちの声が力強く響き渡る。終了かと思いきや、『シャニマス』のアニメ化と2024年春の放映開始というサプライズ情報も発表され、興奮冷めやらぬ中、ライブが幕を閉じた。

 
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▲Multicolored Sky

5周年直前に控えた記念すべきライブは、1日目であえて不穏な演出を行い、2日目で払拭するという全日程を通しての仕掛けに翻弄された。ライブ自体にifストーリーのバッドエンディング要素を組み込むという演出は、アイマスブランド全体を見てもなかなかないだろう。今回に限っては、オンライン視聴のアーカイブを終了から1時間後に最速公開することが発表されていたが、まさにこの構成の意図を汲んでの措置だったわけだ。これまでも挑戦的な取り組みを行っている『シャニマス』だが、こんな企画を盛り込んでくることには本当に驚かされた。
ゲーム内では“斑鳩ルカ”の正式加入の決定し、TVアニメ化の発表も行われるなど、これからの『シャニマス』の未来に希望が感じられるイベントだったと言えるだろう。

 
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なお、こちらのライブの配信チケットが2023年3月27日12時まで販売中となっており、2023年3月27日23時59分までアーカイブ視聴が可能だ。5周年を飾る記念すべきライブをぜひチェックしていただきたい。

配信チケットの情報はこちら

【Day1セットリスト】
01.一閃は君が導く:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
02.Give me some more…:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
03.Overdrive Emotion:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
04.Catch the Breeze:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
05.浮動性イノセンス:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
06.Bouncy Girl:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
07.イルミネイトコンサート:イルミネーションスターズ(関根 瞳、峯田茉優)
08.バベルシティ・グレイス:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
09.Hide & Attack:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
10.キャットスクワッド:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
11.Fashionable:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
12.いつだって僕らは:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
13.Anniversary:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
14.拝啓タイムカプセル:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
15.FELICE:イルミネーションスターズ(関根 瞳、峯田茉優)
16.Black Reverie:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
17.PRISISM:イルミネーションスターズ(関根 瞳、峯田茉優)
18.Tracing Defender:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
19.Fly and Fly:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
20.VERY BERRY LOVE:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
21.今しかない瞬間を:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
22.アスファルトを鳴らして:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
23.夢咲きAfter school:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
24.愚者の独白:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
25.OH MY GOD:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
26.Wandering Dream Chaser:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
27.ダブル・イフェクト:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
28.Twinkle way:イルミネーションスターズ(関根 瞳、峯田茉優)
29.Resonance⁺:シャイニーカラーズ
30.いつか Shiny Days:シャイニーカラーズ
31.Multicolored Sky:シャイニーカラーズ

【Day2セットリスト】
01.一閃は君が導く:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
02.Give me some more…:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
03.Overdrive Emotion:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
04.Catch the Breeze:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
05.浮動性イノセンス:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
06.Bouncy Girl:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
07.イルミネイトコンサート:イルミネーションスターズ(関根 瞳、近藤玲奈、峯田茉優)
08.ビーチブレイバー:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
09.NEO THEORY FANTASY:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
10.Fly and Fly:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
11.Transcending The World:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
12.僕らだけの未来の空:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
13.FELICE:イルミネーションスターズ(関根 瞳、近藤玲奈、峯田茉優)
14.愚者の独白:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
15.VERY BERRY LOVE:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
16.あの花のように:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
17.Love Addiction:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
18.Another Rampage:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
19.OH MY GOD:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
20.キャットスクワッド:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
21.Fashionable:シーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)
22.イルミネイトコンサート:イルミネーションスターズ(関根 瞳、近藤玲奈、峯田茉優)
23.太陽キッス:放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、永井真里子、丸岡和佳奈、涼本あきほ)
24.Tracing Defender:ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)
25.アルストロメリア:アルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)
26.アスファルトを鳴らして:ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)
27.純白トロイメライ:アンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)
28.スマイルシンフォニア:イルミネーションスターズ(関根 瞳、近藤玲奈、峯田茉優)
29.Spread the Wings!!:シャイニーカラーズ
30.Dye the sky.:シャイニーカラーズ
31.Multicolored Sky:シャイニーカラーズ

THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

アイドルマスター シャイニーカラーズ

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
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メーカーバンダイナムコエンターテインメント
公式サイトhttps://idolmaster-shinycolors.bxd.co.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/imassc_official
配信日配信中
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