『信長の野望 覇道』公式生放送が6月25日21時より実施決定。アップデート内容や新武将の情報、プレイヤーから募集していた質問への回答が配信
2024-06-18 17:33
2023-02-28 22:30 投稿
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信長の野望 覇道
コーエーテクモゲームスより配信中の『信長の野望 覇道』。
リリースから約3カ月が経ち、シーズン2の開始とともに各種アップデートが行われることが明らかになった。
今回は本作の開発プロデューサーである高林正典氏(文中:高林)にインタビューを実施し、本アップデートに関するお話を伺った。新兵科の鉄砲が持つ特徴や新要素として追加される技術開発、交易などを中心に詳しく話を伺うことができたので、ぜひ最後まで目を通してほしい。
――サービス開始から3カ月が経過というタイミングですが、ユーザーの皆さんの反応はいかがでしょうか。
高林 私自身ゲームをプレイしながら様子を見ているのですが、日夜活発に戦っていただけて、皆さんに楽しんでいただけているなと感じております。
サービス開始直後に比べて武将も揃ってきていて、編制の研究も進んできている気がしますね。
しかしポジティブな反応をいただけている一方で、領土戦のルールやSランク城の攻城戦がいつから開始かわかりにくい、といった厳しいお声をいただくこともあります。ここは我々としても反省している部分ですので、よりよいゲームプレイ環境が整えられるよう、改善を行っていく予定です。
――シーズン1を振り返ってみての総評をお聞かせいただけますでしょうか?
高林 元々目指していた「戦線が動いたときに、動いている人数が多いほうが勝つ」という、シンプルな集団ウォーゲームの実現はできたと考えています。
ただ、サービス開始当初のルールだと休戦時間を用いて一方的に侵攻できてしまう状況も起きていたので、ここは反省点でした。
ここについてはシーズンの途中で仕様変更を加えて対応させていただきました。
――そのほか現状の課題として対応を進めている箇所がありましたら、お教えください。
高林 敵の大名家に利益をもたらすような、いわゆる利敵行為を行うプレイヤーさんがいらっしゃることは把握しています。ここへの対抗策を用意しようと考えています。
現状では、そういったプレイヤーに対して大名家内でできる対抗手段があまりないので、利敵行為への自衛手段となるシステムの実装準備を進めている段階です。3月中の公開を目指して調整しています。
また、トップクラスの一門がお互いに広範囲で不戦協定を結び、形勢が膠着してしまう状況も散見されています。こちらへの対策も検討をしているところです。
――不戦協定についてはある意味で実際の戦国時代の政治を思わせるところもありますが、やはりゲームとしてはあまり望ましくないということですね。
高林 確かにこうしたプレイヤーの動向は戦国時代のIPとしては合っていて、それもまたひとつのロールプレイでありシミュレーションですから、これ自体を問題だとは思っていません。
ただ、その膠着状態がいつまでも続いてしまう状況になってしまうのは、あまり好ましくないと考えています。適度に戦いが起き、戦略がより機能しやすい状態を作っていきたいですね。
――利敵行為を行うプレイヤーに対する対策というのは、具体的にはどういったものになるのでしょうか。
高林 現状で考えているのは、一門や個人に対して大名家から制裁を加えられるような仕組みです。これはAI的に処理するものではなく、大名家に所属している上位プレイヤーの判断によって決定するものです。
具体的には、大名家のトップ5となっている一門の当主たちが話し合い、疑わしいプレイヤーが裏切り者かどうかを判断する投票を行い、その結果によって制裁を加えられるシステムを考えています。
――制裁として、具体的にどのようなペナルティが課せられるのでしょうか。
高林 内容としては、ほかのプレイヤーに影響を与えるような行動が制限されるイメージです。たとえば「一時的に領土が取れなくなる」といった具合ですね。
賊を攻撃するなど、まわりへの影響が少ない部分はそのまま可能ですが、領土侵攻などは一時的に阻害できるように調整します。
――あくまでもプレイヤーたちの自治によって制裁が行われると。
高林 そうですね。そういった自治のカルチャーにも大名家ごとのカラーが出てくることで、戦争もあって自治も出来てという、また違ったゲーム性が出てくるかなと思います。実際の戦国時代でも、仲間内の家臣団だからといって決して仲がいいわけではなかったと思うんですよ。
大名のためにならないことをしていると大名家の役職者が判断すれば制裁を加えることができますし、一見利敵行為に見えてもそれはそれで大名のためになっている、という理解が得られれば制裁は行われない。そういった判断も含めてプレイヤーの皆さんに考えていただく機会になればいいかな、と考えています。
――さすがに大名家から追放ということは出来ないんですね。
高林 現在のゲームシステムでは大名家に属さない状態でもプレイができるような下地が整っていませんので、放逐というのはいまは考えていません。でも、大名家に属さないプレイヤーが国人衆のような存在になり、そうしたカテゴリも活躍できるようなシステムができると、また新しい面白さが生まれそうです。ゲーム性の広がりとともに検討していきたいと思います。
――リリースからの3カ月で、皆さんのプレイ状況を見て何かおもしろい発見はありましたか?
高林 本作を3カ月見てきて思うのは、ゲームの特徴を読み解き、正しく解釈し、それを戦略に落とし込めるインテリジェンスの高いユーザーさんが多い、ということですね。
領土争いや城の奪い合いなど、戦略と戦術の深まる速さには日々驚いています。プレイヤーのみなさんが本気で頭を使って楽しんでくださっているのだと伝わってくるのは、嬉しい限りです。
――ただそこまでゲームへの理解が早いと、コンテンツの消費速度も早くなってきそうですね。
高林 そうですね。武将についての研究の進みは、とくに早いと感じます。一方で本作は編制の幅が比較的広いこともあって、まだいわゆる定番編制の誕生には至っていない印象です。
武将の研究が進み「さぁ、ここから編制の研究が一気に進んでいくぞ!」というタイミングでシーズン2のアップデートが入るので、いいタイミングでより面白く、そして深まっていくかなと思っています。
――理解の進みが速い一方で、まだあまり活用されていないな、という要素はありますか?
高林 それで言うと、敵対大名家を指定できる仕組みですね。敵対大名家を指定することで、その年度中は相手に与えるダメージを上昇させることができます。
こちらは基本的に1位や2位などの上位にいる大名家に対抗しやすくなるようにしよう、という意図から実装しているのですが、まだあまり意識されていないな、と感じています。
――我が北条家がなかなか上に上がれないのはそういった部分の活用が甘いからかもしれません(笑)。
高林 ぜひ活用してみてください(笑)。上位の順位変動が鈍いという点に関しては、さきほど少し触れさせていただいた外交の影響もあると思っているので、ここがより面白くなる形で解決できるよう、調整をしたいです。
――シーズン2で行われるアップデートについてもお伺いしていきたいのですが、まず目玉となる要素がどれになるかをお教えください。
高林 今回のアップデートは鉄砲伝来がテーマになっていて、戦国時代に鉄砲が伝来して技術が発展しく時代、という部分をフィーチャーしています。なので、やはり最大の目玉は新しい兵科として登場する、鉄砲兵科です。
鉄砲は足軽、騎馬、弓が作る三すくみの外にある存在であり、相性に影響されません。また通常攻撃が2部隊に当たるという、特殊な兵科となります。
高林 また技術開発、交易といった新システムもひとつの目玉として用意させていただきました。
技術開発はスキルツリーのようなかたちで、プレイヤー自身が戦闘や内製で強化を得られるものです。そして技術を開放していくために必要になるのが交易品で、それを集めるコマンドが交易です。
交易は部隊とはまた違った形で武将を使う行動です。各地の城や砦に武将を派遣して、しばらくすると交易品を持って帰ってきます。
――鉄砲部隊の攻撃はすべて範囲攻撃である、と考えるとかなり強いように聞こえますね。
高林 三すくみにも影響しないということもあり、かなり強力に聞こえると思います。
しかし三すくみの影響を受けないということは、特定の兵科に対してアドバンテージを得られないということでもあるので、ゲームバランスにとってはユニークな存在です。
また鉄砲兵科は対部隊に特化した存在です。攻城戦などで建物を攻撃する際のダメージはやや低めに設定しています。また、ほかの兵科よりも機動が低く移動が遅いので、攻めでの運用は工夫が必要です。
――当時の鉄砲、いわゆる種子島のような火縄銃ですと連射が効かない印象がありますが、ゲームでも攻撃頻度が遅かったりするのでしょうか。
高林 まさにおっしゃる通りです。そういった点も含め、鉄砲兵科を攻めで使いこなすには工夫が必要です。基本的には待ち伏せなど守りの行動で真価を発揮する兵科になると考えています。
このほかにもシーズン2から入る細かいアップデートがいくつかありまして、そのひとつとして領土戦で登場する守備隊の数にも変更を加えています。
これまでは1部隊しか出てきませんでしたが、一門が付近に城や砦を持っている場合は、守備隊の数が2部隊、3部隊と増えるようになっています。
そういった状況で突破口を開くときになどにも、鉄砲兵科は有効に働いてくれるでしょう。
――これまで膠着しがちだった状況に変化を生み出してくれそうですね。鉄砲兵が追加されるとなると、鉄砲を得意とする新武将も出てくるのでしょうか。
高林 ご想像の通りです。シーズン2からは新武将として雑賀孫市(鈴木重秀)や明智光秀、滝川一益など、「鉄砲が得意!」というイメージ通りの武将たちが登場します。
既存の兵科に関しても、騎馬が得意な井伊直政、足軽が得意な斎藤道三などが追加されるので、こちらも楽しみにしておいてください。
――大名家によって特定の兵科の知略や武勇が上昇するといった効果もありましたが、ここについても変更が加わるのでしょうか。
高林 そこについては、まずシーズン2に登場する大名家の話からさせてください。シーズン2では新たな大名家として松永久秀が登場します。
――これはまた意外な武将がきましたね。
高林 『信長の野望』シリーズでも松永久秀が大名として登場するのは珍しいので、ユーザーの皆さんにも楽しんでいただけると思います。
そして松永家を登場させるにあたって、シーズン2では浅井家と三好家が登場しなくなります。全5大名でシーズンを競っていただく形です。
こうして環境に大きな変化は加わりますが、今回のシーズンでは鉄砲を得意とする大名家は登場させません。新兵科は誰しもが使いたくなると思うので、そこで特定の大名家にアドバンテージを与えてしまうと、バランスが大きく崩れてしまうこともあり得ます。なのでシーズン2ではどの大名家で使っても平等な状態を作ります。
――シーズン1では6大名家がバランスよく騎馬、足軽、弓部隊をそれぞれ得意としていましたが、シーズン2ではどのようなバランスになるのでしょうか?
高林 既存の北条、武田、上杉、織田に関しては変更を加えず、新登場の松永家は弓の知略を得意にする、という形にしています。
シーズン1では弓の武勇にあまり使いどころがなかったので、今回弓に関しては知略のみとしました。
織田家=鉄砲というイメージはあるのですが、先程申し上げた通り大名家単位で鉄砲を優遇させるとバランス崩壊に繋がってしまいます。なので、織田家と鉄砲というイメージは、鉄砲が得意な武将は織田家に縁を持つものが多い、といった形で表現していきたいと思います。
――今後シーズン3、シーズン4と続いていく際にも、大名家の更新は行われていくのでしょうか。
高林 そうですね。各シーズンで何かしらの大名家を更新していく予定です。やはり皆さんが最初に目にする画面でありキャラクターなので、新鮮味を出すためにもそこは変えていきたいなと思っています。
――現在は本州が舞台となっていますが、たとえば島津家が出てくるとなれば九州も必要になってくるかと思います。ゲームのエリアも今後変わってくるのでしょうか。
高林 エリアに関してはシーズン2では変わりませんが、この先どうなるかはまだ検討中です。
――続いて技術開発や交易といった新システムのお話も伺えればと思います。まずはこれらのシステムを実装する意図を教えてください。
高林 まず結論から申し上げますと、シーズンの中での継続プレイを通してプレイヤーごとに個性を出せるようにしたい、という想いから実装したシステムです。構想としては以前からあったものなのですが、シーズン1からこれを実装してしまうと詰め込みすぎになってしまうという判断から、シーズン2で登場させることにしました。
そんな想いから生まれた技術開発ですが、『信長の野望』シリーズをプレイされている方にはイメージしやすいものかと思います。技術を開発していくことで、さまざまな要素に強化が得られるというものです。
『信長の野望 覇道』における技術開発はツリー状になっており、ひとつ技術を開発するごとに次のステップへと進めるようになっています。
開発できる項目は多岐にわたっており、内政や戦闘、各兵科の強化、攻城戦や領土戦で発動する効果など、本当にさまざまです。そしてこの技術開発ツリーはすべて取得できないようになっているので、どう技術開発ツリーを進めていくかはプレイヤー次第です。
こうして、自分のプレイスタイルに合わせて個性を出せるポイントを用意させていただきました。
――技術開発はすべての技術を取得することはできないということでしたが、こちらはシーズンごとにリセットされるのでしょうか。
高林 ふつうにプレイをしていたらすべての技術開発を完成させるのは困難なバランスにしています。1シーズン(約3カ月)という中で、どのように育てていくかを楽しんでもらえればと思います。シーズンごとにプレイスタイルを、そしてどんな技術開発の取得を目指すかを変えていくことで、毎シーズン新鮮なプレイもできると思います。
――「あの人はこの技術開発を進めているから、自分はこっちに進もう」といった役割分担をしていくのもよさそうですね。
高林 プレイヤー個々人の色がより強く出ますから、各プレイヤーが自分の色を活かした活躍もしやすくなると思います。
そして技術開発を進めるために必要な品を集める交易に関しては、たとえば関東出身の武将なら関東で多く交易品を入手できる、といった地域性を入れています。
交易の実装とともに武将の情報として郷(ごう)というものが加わります。これは字のまま、故郷だったりゆかりのある土地をイメージしたものですね。その郷にあたる地域に派遣すれば、より多くの交易品が獲得できます。
――技術開発などの実装のほか、既存武将のバランス調整なども行われるのでしょうか。
高林 各武将の持つ武勇、知略を使った戦法で櫓や里に与えるダメージが減るようになります。
そのなかで、羽柴秀吉の持つ破壊戦法ダメージについては、物体に対しても破壊の部隊能力を100%活かしたダメージを与えられます。ここはひとつの大きな差別化、個性化のポイントになるでしょう。
加えて、編制の組み合わせをより楽しめるように、いくつかの縁のランク引き上げも行います。
――編制面でも大きく変化がありそうですね。それ以外にはどんなアップデートがあるのでしょうか。
高林 ルール面にも調整を加えます。
たとえば「せっかく城を取っても、そのまわりの領土が空白地になって取るのがたいへん」という状況がありました。これを受けてアップデート後は、城を取るとまわりの領土が確保しやすくなるような調整が加わります。
また領土の奪い合いにより戦略性を持たせるため、領土にリバーシのようなルールが加わります。領土の周囲3辺を奪って囲い込むと、囲い込まれた領土が取りやすくなるというシステムです。
1つの領土を硬く守っているところを、周辺から圧をかけて追い出すイメージです。
領土がある程度固まるシーズン終盤では、それほど影響のないシステムになるのですが、序盤~中盤ではさまざまな戦略に使えるシステムだと思うので、ぜひ活用してみてください。
――包囲されないように防衛すべき領土が増えるわけですから、戦況にも変化がありそうですね。
高林 防衛という点で言えば、城や砦の価値を上げる調整も行います。砦の位置や拠点の配置バランスなども見直し、低いランクの城のまわりにも高ランクの拠点を増やすようにして城を持ちたいと思えるような配置にします。
――アップデート以外のことで、注目しておくべきポイントをお教えください。
高林 すでに出ている情報ではあるのですが、フジテレビ系列で3月4日に放送される“R-1グランプリ2023”が、今年はコーエーテクモプレゼンツという形で行われます。
番組自体も『信長の野望』の世界観を反映した内容になりますし、ゲーム内でもコラボキャンペーンを開催する予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。
また今年は『信長の野望』の40周年でもあるので、日本全国で戦国を楽しめるような1年にしていきたい、というのが『信長の野望』関連のアプリに関わっている全員の想いです。
本作についても各地の市町村やお城からお声がけをいただいているので、このあたりもご期待いただければと。
3月30日には“信長の野望の日”に合わせた動きがある予定です。そちらもぜひチェックしていただければと思います。
――お城とのコラボなどが行われると面白くなりそうですね! 最後に、ユーザーの皆さんへのメッセージをお願いします。
高林 まもなくシーズン2がお届けできるタイミングとなりました。これまでにいただいた皆さんのお声をもとに調整を行い、引き続き楽しんでいただけるような鉄砲伝来が起きるように進めていきます。
シーズン2でも激しい戦いをお楽しみいただければと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | シミュレーション |
---|---|
メーカー | コーエーテクモゲームス |
公式サイト | https://www.gamecity.ne.jp/nobunaga_hadou/ |
公式Twitter | https://twitter.com/nobunaga_hadou |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | ©コーエーテクモゲームス All rights reserved. |
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