【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#37】スマホ版はDLC入り、PS4版は操作性ヨシ!ローグライト2Dサバイバルゲーム『Don’t Starve』

2022-10-09 13:00 投稿

ダークな世界でサバイバル

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第37回。

今回扱うのは、プレイするたびに変化する2D世界でクラフトやサバイバルを楽しむ『Don’t Starve』。

比較に使用したのはiOS版の『Don’t Starve: Pocket Edition』とPS4版の『Don’t Starve: Console Edition』。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:610円(税込)
Android:520円(税込)
プレイステーション4:1605円(税込)
PC(Steam):1010円(税込)

『Don’t Starve』とは
・ダークな世界を舞台にした2Dサバイバルゲーム
・素材を集めてアイテムをクラフトして探索範囲を拡大していく
・プレイを重ねることで異なる能力を持つキャラクターが使用可能に

スマートフォン版と他機種版の違い
・スマートフォン版は死んでも同じ世界でやり直せる
・PS4版はコントローラ操作で動かしやすい
・PC版はDLCも導入でき、コントローラ操作にも対応

ダークな世界でローグライトサバイバル

『Don’t Starve』は、死亡すればゼロからやり直し、プレイするたびに世界の構造が変化、といったローグライトの要素と、『マインクラフト』のような素材回収&アイテム制作の要素が合体したゲームだ。

“Don’t Starve(飢えるな)”というタイトルの通り空腹度の概念もあり、そのほかに体力やいわゆるSAN値に当たる正気度も存在。

明確なゴールはなく、探索とクラフトを通してサバイバルを行うなかで拠点を作り上げたりボスに挑んだり、と自由に楽しめる作品となっている。

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▲舞台は2D世界となっており、高さの概念はない。ダークな雰囲気も特徴的だ。

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▲時間の概念もあり、夜は明かりを確保しないと正気度が低下していく。

ゲーム開始時に世界の広さなどは設定可能だが、基本的には広大なマップが広がっており、各種素材が点在している。

序盤は採集、作成できるアイテムも少ないが、素材を集めてクラフトを重ねていけば回収可能なアイテムも増え、野生動物を倒して素材を得ることも可能になっていく。

プレイを進めれば進めるほどやれることが増えていく、というのはいわゆるサンドボックス型ゲームのお約束通りだ。

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▲落ちている素材からアイテムを作成し、採集できるアイテムの種類を増やしてさらにクラフトを……、という定番の流れで遊ぶ。

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▲クラフト可能なアイテムを増やす装置もあり、その近くにいればより上位の装備などが作れる。

夜は明かりのそばにいる必要があるため探索はむずかしく、昼間に素材を集め、夜は火のそばで集めた素材をクラフトしたり料理をして食料を確保したり、といった流れでプレイが展開していく。

武器や防具を用意しないと野生動物に返り討ちにされてしまうこともあり、死ぬときはサクッと死んでしまうが、コツを掴んで適切な準備ができるようになれば、生き延びれる日数も増えていく。

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▲ハチやカエルに手を出した結果集団リンチに遭ってあえなく死亡、というケースも珍しくない。

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▲地下空間に広がる世界などもあり、探索できる場所はかなり多い。

最初はウィルソンというキャラクターしか使用できないが、プレイを重ねることで使用可能なキャラクターも増えていく。

ウィルソンであれば日数の経過によってヒゲが伸び、伸ばしたままにしておけば防寒性能がアップし、ヒゲを剃れば素材として利用可能、などキャラクターごとに異なる特徴もあるため、それぞれ微妙に異なるプレイ感が楽しめる。

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▲死亡すると集めたアイテムなどはすべて失ってしまうが、生き延びた日数に応じてポイントが手に入り、使用可能なキャラクターが増えていく。

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▲キャラクターごとの特徴を活かしてサバイバルに挑もう。

ゲーム内でプレイに関する説明がとくになく、日本語訳がところどころ怪しいため、ゲーム内情報のみでプレイするのはやや骨が折れるが、理解が進めば進むほどたっぷりと遊べるようになる本作。

独特のアートスタイルが気に入った人や、2Dでサンドボックスを遊んでみたい人も要チェックだ。

スマホ版は初心者向けモード搭載

『Don’t Starve』はPC用ゲームとしてリリースされ、その後スマホ向けの『Don’t Starve: Pocket Edition』とPS4向けの『Don’t Starve: Console Edition』が登場した。

スマホ版はDLCとしてリリースされた『Reign og Giants』が収録されており、初心者向けの設定である楽勝モードが選択可能だ。

こちらは被ダメージ軽減などの難度緩和要素が入っているほか、死亡してもゲーム開始地点の石像から復活できるようになっており、セーブデータも消えないため安心してプレイできる。

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また、『Reign og Giants』ではアイテムの種類も増えているため、クラフト可能なアイテムなども違ってくる。

本稿執筆時点で、PS4版ではDLCでの配信も行われていないため、プレイボリュームの面ではスマホ版に軍配が上がるだろう。

一方で操作性については好みもあるが、筆者としてはPS4版のコントローラ操作が触りやすく感じた。

タッチ操作でも移動や採集などではそこまで困らないのだが、所持アイテムを捨てる際の長押しからのドラッグ操作などが思うようにいかないことがあり、ややストレスを感じた。

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▲PS4版では右スティックでインベントリ内のカーソルを移動でき、十字キーで各種アクションを実行。どのアイテムで何ができるのか見えるのも便利だ。

プレイボリュームや操作性はスマホ版とPS4版とで一長一短だが、PC版であればDLCも導入でき、コントローラによる操作もできる。

元がPCゲームということもあるが、ベストな環境で遊べるのはPC版だろう。

PC版は日本向けのローカライズが行われていないため、非公式の日本語化MODを導入するかそのまま英語でプレイするかの二択となるが、テキストによる説明はそこまで多くないので、いっそ英語版でプレイしてみるのもいいだろう。

ガッツリ遊ぶならPC版で!

前述の通り、スマホ版とPS4版は一長一短となっており、両方のいいところを押さえているのがPC版だ。

スマホ版はApple Arcadeでも配信されているので、本サービスに加入しているのであれば手軽にプレイできるのも魅力と言えるだろう。

また、スマホではDLC第2弾の『Shipwrecked』も別アプリとして配信されているので、スマホ版をプレイして気に入ったらこちらも要チェックだ。

なお、本作をマルチプレイヤーで楽しめる『Don’t Starve Together』はPC版とニンテンドースイッチ版が配信されている。

友人といっしょに楽しみたいのであれば、こちらのバージョンもチェックしてみよう。

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