【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ？#34】スマホは無料、他機種には追加要素！DNAを組み合わせて声明を創る『World for Two』

滅びゆく世界に咲かせる生命

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第34回。

今回扱うのは、ドット絵で描かれる荒廃した世界のなかで生命を創り出す『World for Two』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

ドット絵の美麗さが注目のポイント

『World for Two』は、荒廃した世界に生み出されたアンドロイドとして、DNAを組み合わせて生命を創り出していくゲーム。

ゲームとしては生命を生み出すためのDNAの組み合わせを探すものだが、ドット絵と美しい音色で描かれる世界そのものを楽しむ作品とも言える。

序盤の流れとしては、フィールド上にある装置から自然エネルギーを集め、それを元にDNAを作成し、そこから生命の始まりとなるアメーバを生み出す。

アメーバなどの生命からもDNAは取り出すことができ、取り出したDNAと自然エネルギーから作りだしたDNAを組み合わせることで、新たな生命を創り出していく。

DNAの解析を済ませた生命からは、DNAが採取可能になる。

同じ生命から3回DNAを採取するとその生命は消滅してしまうが、同じDNAふたつをかけ合わせれば再び同じ生命を生み出せるため、DNAはいくらでも増やすことが可能だ。

エネルギーはDNAの作成以外に研究所の施設をアップデートするのにも使用し、アップデートを重ねることでより多彩な生命を創り出せるようになっていく。

アクションやRPGのような爽快感よりも、静かな世界で生命を増やしていくという雰囲気が魅力のタイトルだ。

他機種版は有料になったぶん追加要素アリ

『World for Two』のスマホ版と他機種版の大きな違いとしてまず挙げられるのは、スマホ版は無料であるという点。

ゲーム内で開発者を支援するための課金は可能だが、それによる特典は用意されていないため、純粋な開発者支援の要素になっている。

一方有料になっている他機種版では、創り出せる生命が追加され、既存の生命もアニメーションがリニューアルされている。

また、本編クリアー後に楽しめる追加シナリオの前日譚も追加され、クリアー特典としてBGMをピアノ五重奏に変更することも可能。

BGMも魅力な作品なので、本作の雰囲気が好きならBGM変更も注目のポイントと言えるだろう。

また、両者では操作感も異なってくる。

スマホ版はタップ操作で、進みたい方向にスワイプするか、移動したいポイントや調べたいポイントをタップして操作していく。

一方で他機種版はコントローラ操作になり、アナログスティックなどを使って操作を行う。

基本的には差はないが、レスポンスに関しては若干コントローラ操作のほうが快適な印象だ。

とくに、DNA解析で適合するDNAをスライドさせて選ぶシーンでは、コントローラ操作のほうがスムーズに操作できた（タッチ操作も問題はないが、思うように動かないことがたまにあった）。

ただし、本作は複雑な操作を要求するゲームではないので、操作性の違いをそこまで気にする必要はない。

まずはスマホ、雰囲気が気に入ったら他機種版を購入

『World for Two』はスマホ版が無料なので、まずはこちらでどんな作品なのかを試してみるといいだろう。

前述の通り課金はできるがそれによる恩恵はないので、作品を気に入って開発者を支援したいと思ったのであれば、追加要素が入っているスイッチ版やSteam版を購入するといいだろう。

もちろん、移動時間などの隙間時間に遊ぶスタイルであればスマホ版で最後まで遊ぶのもアリだ。

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