『Amazon Audible』オーディオブックのおすすめ作品とその魅力をご紹介|有名声優の作品も続々登場中!

2022-08-15 10:00 投稿

無料体験を利用して、オーディオブックを知ろう

Amazonでは現在、『Amazon Audible』というサービスが提供されている。こちらは月額1500円で、対象作品となっているオーディオブックが聴き放題になるというもの。

オーディオブックという新しいアイテムに慣れている人からしてみればオトクなサービスに感じられるものだが、オーディオブックを試したことがない、そもそもどんなものなのかもよく分からないという人も多いだろう。

そこでここでは、オーディオブックとは何かというところから、『Amazon Audible』で聞けるおすすめアイテムの紹介などをしていくぞ。

なお、現在『Amazon Audible』は30日間無料体験ができるようになっているので、気になる人はこちらを利用してみよう。

【『Amazon Audible』公式サイトはこちら】

オーディオブックとは何か?

オーディオブックとは、ナレーターや声優さんなどが書籍を朗読したものを録音したもの。書籍であり、音声データでもあるコンテンツだ。

新しいコンテンツのように思えるが、じつは商品形態としては昔からあるものでドラマCDなどもこの商品形態のひとつとなる。

まだまだ黎明期も迎えていないコンテンツ・市場と思っている人も多いかもしれないが、アメリカではスマートフォンの普及にともない需要が増加し2019年にはオーディオブックの売上が12億ドルに達するなど、市場は確実に成長を続けており、注目度が高まっている。

国内においても需要は少しずつだが高まっているようで、人気声優を起用したオーディオブックなども徐々に増えてきている状況だ。

また2022年の後半にはAppleが独自のオーディオブック専用プラットフォーム(アプリ)を配信するという噂もされており、こうした点からも世界的にその需要の高まりは感じられることだろう。

なお今回紹介する『Amazon Audible』は、そんなオーディオブックを数多く取り揃えたプラットフォーム。オーディオブックを楽しむうえで求められる、さまざまな機能を備えたオーディオブック専用アプリも配信されており、会員になれば12万点以上のオーディオブックが聴き放題になる。まずオーディオブックがどんなものかを手軽に試してみるには、現状最適なサービスになっている。

オーディオブックのメリット / デメリット

注目が集まっているコンテンツだが、既存のコンテンツと比較してどのようなメリット / デメリットがあるのかも気になるところ。

そこで実際にオーディオブックを使用している筆者の観点から、メリット・デメリットをまとめて紹介していく。

■メリット

・“ながら”で本を読める(聴ける)
・クリップ機能で聴き返したいところにすぐ飛べる
・再生速度設定で時短が可能

■デメリット

・単体価格が高い
・作品のイメージが声優・ナレーターに引っ張られることがある
・最新作の登場に時間がかかる

“ながら”で本を読める

オーディオブック最大のメリットは、ほかのことをしながらでも本を読める(聴ける)点にある。たとえば家事や散歩・ランニング中など、通常ならば本を持つことさえ難しい状況であっても、オーディオブックならば読書ができる。ドライブ中、音楽を流す代わりにオーディオブックを流すというのもいいだろう。

忙しくて本が読めないという人であっても、“何かを聞く”という時間は意外とかんたんに確保できるので、「最近なにかとバタバタしていて本が読めていない」という人にこそおすすめのコンテンツなのだ。

クリップ機能で聴き返したいところにすぐ飛べる

「オーディオブックは付箋を貼ったり、マーカーを入れたりできないので、読み返し(聴き返し)が難しい」というデメリットを挙げる人がいるが、その時代はすでに終わっている。

『Amazon Audible』にはクリップ機能というものがあり、これが付箋やマーカーのような役割を果たしてくれる。簡単に機能を紹介すると、再生されているオーディオの特定の箇所を記録し、そこにメモなども追加できるという機能だ。

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この機能を活用すれば、クリップとして保存した箇所のみ(最大2分)をワンタッチで聴き返すこともできるし、その位置に戻って聴き直すこともできる。またクリップにメモを追加すれば、その箇所がどんなシーンなのか、なぜその箇所をクリップしたのかなどを記すこともできる。

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アナログの付箋よりも便利と言ってもいいだろう。

再生速度設定で時短が可能

本のボリュームにもよるが、オーディオブックは収録時間が長いものが多く、1冊9時間を超えるものもある。

実際にはふつうの本と同じく何回かに分けて最後まで読む(聴く)ものなので、9時間という時間は妥当といえば妥当な時間なのだが、これを目にして購入をとどまる、もしくは及び腰になる人も多いだろう。

しかし『Amazon Audible』に限らず、オーディオブックアプリには再生速度を調整できる機能を持っているものが多い。こうした機能を使えば、本来ならば5時間かけて読むような本でも半分の時間で内容をすべて流すことも可能だ。

文字をハイスピードで読んでいくのと同じだが、こちらは大きな集中力を要するし、目が疲れてしまう。そういった負担なく読み手の時間の都合にあわせて短尺化できるというのは、オーディオブックならではのメリットと言えるだろう。

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▲『Amazon Audible』では、再生速度を0.5倍~3.5倍まで設定可能。小刻みな設定ができるので、自分好みのペースを見つけやすい。

デメリットについて

今回挙げたデメリット「単体価格が高い」、「作品のイメージが声優・ナレーターに引っ張られることがある」、「最新作の登場に時間がかかる」の3点は、おそらく今後も特別な理由がない限り、払拭されることはないであろうもの。

とくに後者2点は、どうしても拭えないものだ。

単体価格の高さについては、『Amazon Audible』のように月額読み放題のようなサービスを使えば、ほぼ払拭できる。単価3000円を超えることも多いオーディオブックだが、読み放題のサービス対象となっていれば、それ1冊を読む(聴く)だけで元が取れてしまう。

「作品のイメージが声優・ナレーターに引っ張られることがある」という点は、人によってはべつにデメリットと感じない場合もあるだろう。しかし個人的にはデメリットになり得る要素だと思ったので、挙げさせていただいた。

実際にオーディオブックを楽しんだ後、映像化されたものを見た際に「あれ、なんか違う」と思ってしまったことがあるので、映像化作品にも注目したいという場合は、無闇に手を出さないほうがいいだろう。

「最新作の登場に時間がかかる」というのは、解決しようのない点。通常の書籍刊行作業に加え、声優さん、ナレーターさんに大量のテキストを読み上げてもらい、それを編集し、オーディオブック用のデータにするなどの作業が入るので、オーディオブックとして登場するまでに時間がかかるのは当たり前だ。

最新作をすぐに読みたいという場合は、オーディオブックではなく通常の書籍を購入するのが吉だろう。

おすすめオーディオブック(男性声優編)

それでは、今回の主題である“おすすめオーディオブック”を紹介していこう!

聞き馴染みのある声で読み聞かせてもらったほうがオーディオブックに慣れやすいと思うので、今回は『Amazon Audible』で聴ける、有名声優さんが声を当てているものに焦点を当てて紹介していこう。

幻の動物とその生息地

幻の動物とその生息地

『ハリー・ポッター』シリーズの世界では教科書としても採用されている書籍。現実世界ではJ・Kローリング著となっているが、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公“ニュート・スキャマンダー”が記したという設定になっている。

ナレーターもまた『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公“ニュート・スキャマンダー”役を演じる宮野真守さんとなっており、世界観が徹底されている。

ナレーター:宮野 真守
再生時間:2 時間 52 分
通常価格:1400円
Audible会員価格:980円

【『幻の動物とその生息地』オーディオブックはこちら】

走れメロス

走れメロス

大塚明夫さんの力強い声による「メロスは激怒した」は一聞の価値あり!

言わずとしれた太宰治の名著をオーディオブックにしたもの。この『ききみみ名作文庫』は、数々の著名人が名作を朗読してくれるシリーズとなっており、大塚明夫さんによる作品も複数ラインナップされている。

「名作と言われつつも、じつは読んだことがない」という作品がある人は、これを機に『ききみみ名作文庫』シリーズに触れてみてはいかがだろうか?

ナレーター:大塚 明夫
再生時間:35 分
通常価格:1000円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『走れメロス』オーディオブックはこちら】

侠飯

侠飯

テレビドラマ化、漫画化もされた福澤徹三氏の小説シリーズ『侠飯』の朗読作品。

その内容は6畳ワンルームに暮らす就職活動中の大学生とそこに転がり込んできたヤクザが織りなす、コメディ要素もあるグルメ小説。文芸作品としての評価も高く、スタンダードなオーディオブックとして楽しめる作品になっている。

ナレーター:諏訪部順一
再生時間:5時間15分
通常価格:3000円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『侠飯』オーディオブックはこちら】

おすすめオーディオブック(女性声優編)

猫物語 白

猫物語白

西尾維新が送る人気作品『物語』シリーズの第8巻。

『物語』シリーズはファイナルシーズン『終物語 下』までオーディオブック化されており、モンスターシーズン『死物語 下』まで、そのすべてがオーディオブック化されることが予定されている。

なお、各オーディオブック作品はアニメ作品にもキャストとして出演した有名声優さんがそれぞれナレーターを務めているため、アニメ作品を見たことがある人でも違和感なく楽しめる。

ナレーター:沢城みゆき
再生時間:9時間47分
通常価格:3500円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『猫物語 白』オーディオブックはこちら】

麦本三歩の好きなもの

麦本三歩の好きなもの

累計発行部数300万部を突破した『君の膵臓をたべたい』の著者、住野よるが送る短編小説集。図書館に勤める20代女子、麦本三歩の何気なくも愛おしい日々が描かれる。

主人公“麦本三歩”の主観で送られる小説作品であるため、悠木碧さんによるひとり語りのようなテイストで気軽に聴き進められる。散歩中などにほのぼのと聴く一作としておすすめ。

ナレーター:悠木碧
再生時間:6時間2分
通常価格:3000円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『麦本三歩の好きなもの』オーディオブックはこちら】

[1巻・上] この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま 上

このすば

テレビアニメ化、ゲーム化などで盛り上がる人気ライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』のオーディオブック。

ナレーターを務めるのは、テレビアニメ版でヒロイン“アクア”役を務める雨宮天さん。オーディオブックでは、テレビアニメ版とはまた一味違った声や演技が楽しめるので、そこに注目してみるといいだろう。

ナレーター:雨宮天
再生時間:2時間43分
通常価格:2000円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『この素晴らしい世界に祝福を!』オーディオブックはこちら】

おすすめオーディオブック(複数キャスト編)

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』の日本語訳を、有名声優陣が演じていくオーディオブック。

アリス役など、すべてのキャストが男性声優となっているため違和感を覚える人もいる人もいるかもしれないが、男性声優陣におとぎ話を読み聞かせてもらうという体験をしてみたい人におすすめ。

ナレーター: 梶 裕貴、細谷 佳正、羽田野 渉、下野 紘、阿部 敦、武内 健
再生時間:1時間1分
通常価格:1600円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『不思議の国のアリス』オーディオブックはこちら】

小説 言の葉の庭

言の葉の庭

『秒速5センチメートル』、『君の名は。』、『天気の子』などで知られる、新海誠監督のアニメーション映画作品『言の葉の庭』の小説版。

アニメーション映画と同じオリジナルキャストたちによるオーディオブックとなっているため、オリジナル作品に強い思い入れがある人でも楽しめる内容となっている。それだけでなく、映画では映像として表現されていた箇所が地の文になることにより、新たな発見ができるようにもなっているので、アニメーション映画作品を視聴した人にこそ聞いてみてもらいたい一作だ。

ナレーター: 入野 自由、花澤 香菜、前田 剛、星野 貴紀、小松 未可子、平野 文
再生時間:11時間7分
通常価格:3000円
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『小説 言の葉の庭』オーディオブックはこちら】

おすすめオーディオ作品(番外編)

『Amazon Audible』では、オーディオブックのほかポッドキャストなども配信されている。

HIDEO KOJIMA’S RADIOVERSE

小島秀夫

『Amazon Audible』でしか配信されていないポッドキャスト。

世界が認めるゲームクリエイター小島秀夫氏が、ゲストを迎えて他では聞けないトークを展開してくれる。ゲームファンならば、このコンテンツのためだけにAudible会員になっても損はしないだろう。

キャスト:小島 秀夫
再生時間:各回による
通常価格:会員限定コンテンツのため提供なし
Audible会員価格:聴き放題対象(無料)

【『HIDEO KOJIMA’S RADIOVERSE』はこちら】

以上が『Amazon Audible』で聴けるおすすめオーディオブック&ポッドキャストとなる。

くり返しになるが、Audible会員は30日間無料体験ができる。オーディオブックを快適に聴くための機能が詰まったスマホ用アプリもリリースされているので、「とりあえずオーディオブックを試してみたい」という人は、まず『Amazon Audible』から始めるといいだろう。

【『Amazon Audible』公式サイトはこちら】

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