『アイドルマスター』4年半ぶりとなる765プロAS単独ライブ『SUNRICH COLORFUL』開催！伝説となった2日間の模様をレポート

765プロオールスターズ全メンバーが終結！これぞアイマスブランドの最強のステージ

2022年7月9日~10日の2日間にかけて、千葉県・幕張メッセで『アイドルマスター』のライブイベント『THE IDOLM＠STER 765PRO ALLSTARS LIVE SUNRICH COLORFUL』が開催された。

本イベントは、2005年にスタートした『アイドルマスター』シリーズにおいて、中心的メンバーとなっている13人のアイドル、“765プロオールスターズ”の単独ライブ。単独ライブとしては、2018年の年始に開催された『THE IDOLM@STER ニューイヤーライブ!! 初星宴舞』からじつに4年半ぶりの開催。しかも、今回はキャスト全員が揃うということで、フルメンバーでの有観客イベントは2017年に行われた『THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2017 765PRO ALLSTARS -Fun to the new vision!!-』以来だ。本来ならば、2020年にも単独ライブが開催予定だったが、新型コロナウィルスの影響を受けて中止となっており、約2年を経ての待望のライブ開催となった。

【出演者】
中村繪里子(天海春香役)／今井麻美(如月千早役)／浅倉杏美(萩原雪歩役)／仁後真耶子(高槻やよい役)／若林直美(秋月律子役)／たかはし智秋(三浦あずさ役)／釘宮理恵(水瀬伊織役)／平田宏美(菊地真役)／下田麻美(双海亜美・真美役)／長谷川明子(星井美希役)／原由実(四条貴音役)／沼倉愛美(我那覇響役)／滝田樹里（音無小鳥役）

伝説となった2日間のライブの模様をまとめてお届けしよう。

ホームに帰ってきたような懐かしい曲から最新曲まで、歴史を感じるセットリスト

4年半ぶりの公演は、ライブ開始前からテンションMAX。開演前の会場には『アイドルマスター』関連の楽曲が流れているが、大きな手拍子や拍手など、“プロデューサー”の熱量は最高潮だ。協賛の中には、“高槻市観光協会”も名を連ねており、ライブ冒頭の定番の提供コールにて“高槻やよい”の声で読み上げられた際には、会場からも拍手が送られる。“高木順二朗”社長からの言葉や、ひさびさの“音無小鳥”による注意事項の読み上げを聞くだけで感慨深い。

オープニングを飾るのは、“We Have A Dream”。アップテンポの曲調と早口言葉のように歌詞が詰め込まれたハイテンションな曲で熱くスタートする。MCでは、リーダーの中村さんの声が終始うれしそうで、いつも以上に声が大きくなっている印象だ。

01.We Have A Dream：765PRO ALLSTARS

最初のブロックのセットリストは以下の通り。

02.サニー：中村繪里子・若林直美・たかはし智秋・下田麻美・沼倉愛美
03.スマイル体操：仁後真耶子
04.アプデ：長谷川明子
05.自転車：平田宏美

“サニー”はメンバーがうちわを持って登場して季節感を演出。“スマイル体操”では、仁後さんがヘッドセットマイクを使ったパフォーマンスを行い、“やよい”らしい元気いっぱいのパフォーマンスで、思わず「頑張れ！」と声をかけたくなった。

長谷川さんの可愛らしさ全開のポップなナンバー“アプデ”に続いて、平田さんは“菊地 真”の中でも屈指の人気ナンバー“自転車”を披露。イントロが流れた瞬間には「おお！」というどよめきが漏れるほどだ。前半2曲は熱く、後半2曲はさわやかなイメージの絶妙なセットリストだ。

MCでは、新人“プロデューサー”もいるかもしれないということで、くじを引いてメンバー同士で他己紹介を行う企画が行われる。原さんがいっしょにデビューした沼倉さんの紹介を担当したり、浅倉さんの紹介ではキャラクター同士で関りが深い平田さんが担当し、“菊地 真”のイケメンなセリフで盛り上げるなど、笑いに包まれる楽しいコーナーだった。

続いてのパートで披露されたのは以下の曲である。

06.Slapp Happy!!!：今井麻美・仁後真耶子・釘宮理恵
07.恋するミカタ：若林直美
08.芽吹の季：浅倉杏美
09.セクシータイフーン：下田麻美
10.マジで…！？：中村繪里子・長谷川明子・仁後真耶子・若林直美・たかはし智秋・釘宮理恵

仁後さんのホイッスルで始まった“Slapp Happy!!!”は、2013年に行われた8thライブ大阪公演以来。当時は仁後さんのソロだったが、今回はオリジナルメンバー3人が揃って聞けたのは感動である。片手に旗を持って登場した若林さんが“恋するミカタ”で見せるダイナミックなパフォーマンスは流石のひと言。全力のステージは会場のテンションをグイグイ引っ張っていた。

続いては浅倉さんの“芽吹の季”、下田さんの“セクシータイフーン”は最新のソロ楽曲を立て続けに披露。優しい歌声のポップな曲から、タイトル通りのセクシー（？）なダンスが光る曲という、テンションの上下が激しいセットリストである。

『太鼓の達人』とのコラボ曲“マジで…!?”は、2015年の発表からじつに7年を経てのライブ初披露である。6人のメンバーも衣装の上に法被を纏って登場し、ライブ中盤を盛り上げていた。

MCでは、先ほどに引き続き他己紹介のコーナーでは、釘宮さんが自分自身の名前を引いてしまう。名前を名乗るだけの自己紹介という展開になったが、メンバーや会場に向かって「大好きー！」と叫ぶ姿に会場からは大きな拍手が上がる。さらに、中村さんも自分の名前も引いてしまうが、釘宮さんに天丼する形で会場に「大好きー！」と呼びかけ、さらに会場を盛り上げる。

そして、下田さんを紹介するはずだった今井さんは、若林さんがこっちのほうがおもしろいと、くじを無理やり交換され自己紹介をする羽目に。本来は、今井さんの他己紹介を仁後さんがしてくれるはずで、二重の意味でがっかりする今井さんだったが、おかげで2日目にうれしいことも起きる。そのあたりは後述させていただこう。

後半戦のスタートは以下の通り。

11.99 Nights：浅倉杏美・平田宏美・原 由実
12.VELVET QUIET：たかはし智秋
13.翼：滝田樹里
14.空：滝田樹里

人気のEDM楽曲“99 Nitghts”からスタートし、たかはしさんのセクシーなダンスナンバー“VELVET QUIET ”へ。とくに“VELVET QUIET”は、たかはしさんの美しいプロポーションが魅せる挑発的で力強いダンスパフォーマンスは圧巻。ダンサーとシンクロしたしなやかな動きに、艶っぽい歌声の完璧なステージに思わず言葉を失ってしまった。

サプライズゲストで滝田樹里さん（音無小鳥役）が登場し、“翼”と“空”を2曲続けて披露。『アイドルマスター』では屈指の人気曲“空”については、イントロが流れた瞬間、会場からは待ってましたとばかりに歓声が漏れていた。滝田さんのライブ出演は2015年に行われた『THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015』以来、じつに7年ぶりだったが、アイドルに負けない高い歌唱力は健在。最後のメンバーが揃い、“765プロオールスターズ＋”となった真のステージが開幕した瞬間だ。

MCでは、配信のアンケートを使って、ある質問に対し“プロデューサー”がAとBの2択の回答でどちらを選ぶか、キャスト陣が予想するという企画が行われる。全メンバー13人がステージに揃ってのトークで、長年の付き合いがあるだけに和気あいあいとしたやりとりは、ホームに帰ってきたように楽しかった。

最終ブロックは以下の通り。

15.KisS（Long Intro Ver.）：長谷川明子・沼倉愛美・原 由実
16.inferno：今井麻美・浅倉杏美
17.ソナー：釘宮理恵
18.月ノ桜：原 由実
19.HUG：沼倉愛美
20.笑って！：中村繪里子
21.Coming Smile：今井麻美
22.New Me, Continued：765PRO ALLSTARS

MC明けは、なんと“プロジェクトフェアリー”の“KisS”である。もうひとつの代表曲“オーバーマスター”も期待していたが、これはこれで嬉しい不意打ち。イントロが流れた瞬間は、おそらく初日でいちばん歓声が上がっていたのはないだろうか。そこからの“inferno”のコンボという、初期の名曲が続き古参の“プロデューサー”にはたまらないセットリスト。“inferno”はオリジナルメンバー初披露ということで、リリースから考えると14年越しという歴史的瞬間でもあった。

釘宮さんは最新曲“ソナー”では、切ない歌声で“プロデューサー”を魅了して会場をクールダウン。着物衣装に着替えた原さんは、華やかな和テイストのバラード“月ノ桜”で、美しく艶のある歌声に浄化されていくような感覚だ。

沼倉さんは最新曲“HUG”、そして中村さんの“笑って！”と優しいメロディと懐かしさを感じさせる歌詞の曲が続いて、郷愁にかられるセットリストである。

今井さんは最新曲“Coming Smile”を披露。年々、やさしい曲調や前向きな歌詞が増えていく“如月千早”の楽曲だが、今井さんの力強い歌声と“神”スマイルで、明るく疾走感のあるステージとなった。ここでは、中村さんの“笑って！”から、今井さんの“Coming Smile”という心にくい演出にも感動する。

そして、アンコール前を飾ったのは“New Me, Continued”。まさに、ここからさらに一歩先へ、まだまだ続いていく“765プロオールスターズ”の一丸となった思いが込められた1曲で、1日目のライブはいよいよ終盤へ。

23.なんどでも笑おう（Long Intro Ver.）：765PRO ALLSTARS+
24.READY!!：765PRO ALLSTARS+

アンコール1曲目は“なんどでも笑おう”ということで、滝田さんも参加した“765プロオールスターズ＋”による歌唱は、まさに“最高の奇跡”に立ち会った瞬間だ。中村さんの呼びかけで行われた手拍子で、会場とアイドルが一体となる熱いステージだった。しつこいようだが、アンコール前の“New Me, Continued”を挟んで、“笑って！”、“Coming Smile”、そして“なんどでも笑おう”という完璧な流れは鳥肌ものである。

最後の挨拶では、それぞれが久しぶりのステージで緊張したことや、“プロデューサー”の応援で頑張れたこと、今回のライブで挑戦したことなどを語り、最高にライブを楽しめた様子だった。たかはしさんの恒例のパフォーマンスとなっている“ご参パイ”は、衣装の関係で美脚に向かって手を合わせる“ご参脚”となり、1日目の成功祝福と今後の765プロの発展を祈願。若林さんは、“プロデューサー”に向かって、マイクを使わない生声で「ありがとう！」と感謝を叫ぶ熱い演出を見せた。

中村さんが、この先もずっと『アイドルマスター』を続けて行きたいと意気込みを見せ、“プロデューサー”に向かって「準備はいいですか？」と呼びかけると、アニメ『アイドルマスター』のオープニングの“READY!!”がラストを飾る。まだまだ“765プロオールスターズ”は始まったばかりとアピールするような熱い演出を見せ、中村さんの「アイマスですよ、アイマス！」で1日目が幕を閉じる。

次のステージを見据えて、まだまだ終わらない“765プロAS+”の伝説

2日目のオープニングを飾ったのは、“IDOL☆HEART”。家庭用最新作『アイドルマスター スターリットシーズン』にて登場した765プロオールスターズの新曲だ。『アイドルマスター』の今と未来に向けた楽曲ということで、熱いスタートとなった。最初の挨拶では、千秋楽ということもあり各キャスト陣も気合が入っている様子だった。

01.IDOL☆HEART：765PRO ALLSTARS

最初のパートで披露された楽曲は以下の通り。

02.ラムネ色 青春：長谷川明子・若林直美・釘宮理恵・平田宏美・原由実
03.zone of fortune：たかはし智秋
04.ポジティブシンカー！：下田麻美
05.Pon De Beach（Long Ver.）：中村繪里子・仁後真耶子・平田宏美・沼倉愛美

“ラムネ色 青春”から、たかはしさんのキュートなラブソング“zone of fortune”と、最初のパートは1日目にと同じく季節感たっぷりの曲から。どちらも夏の曲だが、外の暑さを和らげてくれるようなさわやかさを感じる。

一転して、下田さんは新曲の“ポジティブシンカー！”で、“プロデューサー”にいっしょにダンスをするように促すなど、会場を盛り上げるパフォーマンス力はさすがである。さらに、4人で披露された“我那覇響”のソロ曲“Pon De Beach”では、会場にウェーブや手拍子を起こし、“プロデューサー”とアイドルが一体となるステージだ。この曲も、本来はコールが楽しい曲で、声を出せないのは残念だが全員で手拍子を行う形をとって“プロデューサー”を楽しませてくれた。

そして、MCでももう一度ウェーブを行い、さらに会場は大盛り上がり。中村さんから取材陣や関係者用の席が並ぶブロックに向けて「関係者もやって！」と呼びかけられたときには、正直ドキッとさせられた。また、今後の各自の目標を語るコーナーでは、若林さんから来年もまた皆とライブがしたいという熱い思いが語られ、会場が盛り上がる。原さんは、『アイドルマスター ミリオンライブ！』のユニット“夜想令嬢”がやっているようなミュージカルをやってみたいと語り、“プロデューサー”からも賛同の拍手が送られていた。

続いてのパートは以下の通り。

06.LEMONADE（Long Intro Ver.）：浅倉杏美・たかはし智秋
07.リゾラ：釘宮理恵
08.ピピカ・リリカ：仁後真耶子
09.マジで…！？：今井麻美・浅倉杏美・平田宏美・下田麻美・沼倉愛美・原由実

“LEMONADE”が、ライブで初披露となったのは4年半前の“初星宴舞”でのこと。しかし、浅倉さんは当時こちらの公演には参加しておらず、ついにオリジナルメンバーが揃った形で、待望していた“プロデューサー”も多いのではないだろうか。

釘宮さんの夏にぴったりな1曲“リゾラ”では、トロピカルで可愛らしい歌声に会場が癒される。仁後さんの“ピピカ・リリカ”は、ステッキを持って登場し、仁後さんの動きに合わせてステージに音と光が流れる、魔法のようなメルヘンチックなパフォーマンスになった。

昨日に続いて“マジで…!?”がライブ中盤を盛り上げてくれるが、昨日とメンバーが入れ替わったので、また違った味わいを感じられる1曲だ。法被を身にまとったキレのある力強いダンスは素晴らしく、思わずこちらも体を動かしたくなる。

2日目もステージに上がった滝田さんは、“想い出は永遠に”を披露。“音無小鳥”を主人公にしたスピンオフ作品『朝焼けは黄金色』からの1曲で、漫画では描かれていない、アイドルとして成長を遂げた彼女のステージを観られたような不思議な感覚になる。MCでも、滝田さんが自己紹介と共に「今回はアイドル・“音無小鳥”として」と語り、思わず目頭が熱くなった。

千秋楽もいよいよ後半戦。つぎのパートは以下の通り。

11.Ever Sunny：平田宏美
12.Miracle Night：今井麻美・長谷川明子・沼倉愛美
13.光：滝田樹里
14.灯：若林直美

平田さんの“Ever Sunny”では、ポップでさわやかな曲調に力強い歌声が、全世界の“プロデューサー”を魅了。『アイドルマスター』の中でも人気を誇るEDMナンバー“Miracle Night”は、あえてオリジナルメンバーを使わない演出で、3人の美しいハーモニーが楽曲にいつもと違った表情を与えている。本来の『アイドルマスター』は、登場する楽曲すべてに13人のアイドルの歌い分けが存在しており、すべての楽曲と組み合わせ楽しめるのが醍醐味。そういった本作の特徴が表現されてるともいえる。

一転して、滝田さんの“光”では、やさしく温かい歌声が会場を包み、アイドル“音無小鳥”のステージを“プロデューサー”たちが見守る。最後に“プロデューサー”に向けられた「いってらっしゃい！」の声に、感動の拍手が送られる。

滝田さんに続いて、こちらもバラード曲となっている若林さんの新曲“灯”。途中、涙で声を詰まらせる瞬間もあり、『アイドルマスター』の初期からガチ“プロデューサー”でもある熱い思いを込めた歌声に、こちらも涙を誘われる。

MCでは、序盤でもあった各自の今後の目標を語るコーナーへ。仁後さんは、ステージのパフォーマンスで納得いかないところがあったようで、体力をもっとつけたいと語る。ライブまでハードなレッスンをこなし、2日間のライブでも激しいパフォーマンスを見せている仁後さんの目標に、メンバーは「まだ（体力）つけるの！？」と驚いている様子だ。今井さんは、目標ではないが1日目の他己紹介企画で仁後さんに紹介して欲しかったと語ると、急遽、他己紹介コーナーが行われた。テンションが上がってはしゃいでいる今井さんの姿にニヤニヤしてしまう。

いよいよライブも終りに近いづいてきた。最後のブロックは以下の通りだ。

15.Honey Heartbeat（Long Intro Ver.）：中村繪里子・仁後真耶子・若林直美・たかはし智秋・釘宮理恵・下田麻美
16.Nostalgia：長谷川明子
17.炎ノ鳥：原由実
18.Kosmos, Cosmos：浅倉杏美
19.スタ→トスタ→：下田麻美
20.目が逢う瞬間：今井麻美
21.I’m yours：中村繪里子
22.New Me, Continued：765PRO ALLSTARS

ノリノリなラップとダンスが特徴的な“Honey Heartbeat”で、会場のボルテージは一気にMAXになると、長谷川さんの熱いロックナンバー“Nostalgia”ではクールな表情と歌声で圧倒される。畳みかけるように披露された原さんの“炎ノ鳥”は、1日目と同じく和服衣装で、扇子を手にした妖艶なパフォーマンスと松明が灯る華やかなステージに魅了された。

浅倉さんが歌う“Kosmos, Cosmos”がリリースされたのは2015年の10月で、以降イベントで歌う機会がなかったために、今回、7年越しでの初披露だ。下田さんの“スタ→トスタ→”では、ダンサーが“双海真美”に扮し、下田さんの歌の音源を巧みに織り交ぜて双子のステージを再現する。

今井さんの“目が逢う瞬間”では、歌いだしとともに会場がどよめく。こちらもラジオのイベント以来、9年ぶりでクールな歌声にしびれる。浅倉さん、下田さん、今井さんと、それぞれが『アイドルマスター』初期の楽曲を立て続けに披露するセットリストに“プロデューサー”たちのテンションはMAX。

そして、疾走感のあるポップナンバーと熱い歌声で魅せる中村さんの新曲“I’m yours”で会場の熱気は最高潮に。1日目では、最後が中村さんから今井さんという流れだったが、2日目は今井さんから中村さんという繋ぎになっているのも熱い展開だ。

アンコール前は1日目と同じく、“New Me, Continued”が披露されるが、2日間のパフォーマンスを全部見たうえで聞くと、1日目よりもさらに感慨深い気持ちになり、また続きが見たいという気持ちが溢れてくる。

23.M@STERPIECE：765PRO ALLSTARS+
24.THE IDOLM＠STER：765PRO ALLSTARS+

アンコール1曲目は、劇場版『アイドルマスター』の主題歌でもある“M@STERPIECE”。イントロが流れた瞬間は、2日間で一番の大きなどよめきが起きていた。まさに2日間の奇跡の祭典を締めくくる、アンコールにふさわしい楽曲。会場にはペンライトのV（ピース）サインが広がり、力強い手拍子が鳴り響く。アウトロでメンバーが互いの顔を見合わせながら、満面の笑みを浮かべる姿には涙腺が崩壊する。

最後の挨拶では、それぞれが2日間のパフォーマンスを振り返り、ライブの演出に関することや、スタッフと“プロデューサー”への感謝の思いを語る。また、次のライブの展望も語られており、“プロデューサー”の期待感も高まった。

ラストを飾るのはもちろん“THE IDOLM@STER”。これを聞かなければやはり“765プロオールスターズ”のライブに来たとは言えないだろう。“プロデューサー”を前にして、滝田さんを含めた“765プロオールスターズ+”が揃って歌う姿を見てさらに感動が込み上げてくる。そして、中村さんが「ここから17周年を始めていこう！」という力強い言葉と共に、「アイマスですよ、アイマス！」をコールし、伝説のライブが幕を閉じた。

『アイドルマスター』の初期の頃の曲から、TVアニメの楽曲、最新曲までさまざまな世代の“プロデューサー”をフォローするセットリスト。そして、長年培われてきたチームワークが見せる安定のMCと、4年半のブランクを感じさせない熱いステージに魅せられた。また、2日間を経て、まだやる気十分なアイドルたちの姿に、『アイドルマスター』はこれからも続いていくという強いメッセージが感じられ、“765プロオールスターズ+”が進む先にますます期待が膨らむライブだった。

【セットリスト1日目】
01.We Have A Dream：765PRO ALLSTARS
02.サニー：中村繪里子・若林直美・たかはし智秋・下田麻美・沼倉愛美
03.スマイル体操：仁後真耶子
04.アプデ：長谷川明子
05.自転車：平田宏美
06.Slapp Happy!!!：今井麻美・仁後真耶子・釘宮理恵
07.恋するミカタ：若林直美
08.芽吹の季：浅倉杏美
09.セクシータイフーン：下田麻美
10.マジで…！？：中村繪里子・長谷川明子・仁後真耶子・若林直美・たかはし智秋・釘宮理恵
11.99 Nights：浅倉杏美・平田宏美・原由実
12.VELVET QUIET：たかはし智秋
13.翼：滝田樹里
14.空：滝田樹里
15.KisS（Long Intro Ver.）：長谷川明子・沼倉愛美・原由実
16.inferno：今井麻美・浅倉杏美
17.ソナー：釘宮理恵
18.月ノ桜：原由実
19.HUG：沼倉愛美
20.笑って！：中村繪里子
21.Coming Smile：今井麻美
22.New Me, Continued：765PRO ALLSTARS
23.なんどでも笑おう（Long Intro Ver.）：765PRO ALLSTARS+
24.READY!!：765PRO ALLSTARS+

【セットリスト2日目】
01.IDOL☆HEART：765PRO ALLSTARS
02.ラムネ色 青春：長谷川明子・若林直美・釘宮理恵・平田宏美・原由実
03.zone of fortune：たかはし智秋
04.ポジティブシンカー！：下田麻美
05.Pon De Beach（Long Ver.）：中村繪里子・仁後真耶子・平田宏美・沼倉愛美
06.LEMONADE（Long Intro Ver.）：浅倉杏美・たかはし智秋
07.リゾラ：釘宮理恵
08.ピピカ・リリカ：仁後真耶子
09.マジで…！？：今井麻美・浅倉杏美・平田宏美・下田麻美・沼倉愛美・原由実
10.想い出は永遠に（Long Intro Ver.）：滝田樹里
11.Ever Sunny：平田宏美
12.Miracle Night：今井麻美・長谷川明子・沼倉愛美
13.光：滝田樹里
14.灯：若林直美
15.Honey Heartbeat（Long Intro Ver.）：中村繪里子・仁後真耶子・若林直美・たかはし智秋・釘宮理恵・下田麻美
16.Nostalgia：長谷川明子
17.炎ノ鳥：原由実
18.Kosmos, Cosmos：浅倉杏美
19.スタ→トスタ→：下田麻美
20.目が逢う瞬間：今井麻美
21.I’m yours：中村繪里子
22.New Me, Continued：765PRO ALLSTARS
23.M@STERPIECE：765PRO ALLSTARS+
24.THE IDOLM＠STER：765PRO ALLSTARS+

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