【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#14】ローグライト×メトロイドヴァニアの探索アクション『Dead Cells』

2022-05-08 13:00 投稿

死んで潜ってまた死んで

スマートフォン・タブレットとコンシューマー機の両方で配信されている作品を比較していく企画の第14回。

今回は、ローグライトのランダム性とメトロイドヴァニアの探索アクションが楽しめる『Dead Cells』を取り上げる。

比較に使用したのはiOS版とプレイステーション4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像をしていく。

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【価格】
iOS:1100円(税込)
Android:1080円(税込)
プレイステーション4:2526円(税込)
ニンテンドースイッチ:2480円(税込)
Xbox ONE:2900円(税込)
PC(Steam):2480円(税込)

【『Dead Cells』公式サイトはこちら(英語)】

『Dead Cells』とは
・死んだらリセットのローグライト×2D探索アクションのメトロイドヴァニア
・スピーディーなアクションと容赦ない難度
・ヌルヌル動くドット絵表現も魅力

スマートフォン版とコンシューマー版の違い
・価格はスマートフォン版のほうが安い
・操作はコンシューマー版のほうが快適
※スマートフォン版もコントローラ操作に対応
・スマートフォン版は操作ボタンの配置を編集可能

スリルと爽快感に満ちた2Dアクション

『Dead Cells』は、ダンジョンの自動生成や死ねばいちからやり直しといったローグライクの特徴と、2Dで縦横に広がるダンジョンを探索しながら攻略するメトロイドヴァニアの特徴を兼ね備えた、いわゆるローグヴァニアの作品。

ヌルヌル動くドット絵と軽快な操作感、そして油断すれば即死亡なスリル満点のアクションが楽しめる一本だ。

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▲敵と罠に満ちたダンジョンを右へ左へ、上へ下へと走り回って宝や出口を探していく。

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▲宝箱部屋やワープポイントも用意されているほか、ゲームが進行することで利用できるオブジェクトが増えて探索範囲が広がる要素も存在。

スタート地点やダンジョンの各所には武器が落ちており、ふたつのスロットに装備した武器を駆使して攻略を進めていくこととなる。

入手できる武器やその性能はランダムになっており、プレイごとに異なる戦いが楽しめる、というローグライトの醍醐味は本作でもたっぷりと堪能できる。

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▲武器は基本的に新しいものを拾う際には手持ちの装備と入れ換えになる。どんな組み合わせが有効なのか試していくのもおもしろい。

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▲道中で入手できるスクロールで対応した色の武器とHPの強化が可能。装備している武器の色を優先するかHPの上昇量を優先するかも迷いどころだ。

入手できる武器などはランダム性が強いが、攻略中に獲得できる“セル”を使えば回復回数の増加や初期装備の変更など、プレイを楽にする要素が開放できる。

各種要素をアンロックするためにはくり返しプレイする必要があるが、何度も攻略していくなかで次第に敵の動きも把握でき、ダメージを受けずにステージを突破することも可能となる。

ゲームシステム的な強化とプレイヤーの上達、この2方向での成長を実感でき、攻略を楽しめる作品だ。

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▲セルを使ったアンロックはステージを抜けた後の休憩ポイントで行う。セルは死亡時にすべてロストしてしまうので、探索を欲張りすぎずにすぐ進んでしまうのも手。

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▲アンロックした要素はスタート地点でギャラリーのような形で表示される。セルを使うアンロック以外にもさまざまな種類があるので、ある種のコレクション要素としても楽しめる。

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▲一定時間以内でのステージ突破やノーダメージで敵を一定数撃破など、条件を満たせば休憩ポイントでボーナスが獲得可能。ここでもセルが大量にゲットできるので、アンロックの助けとなる。

最初からプレイできるステージの攻略だけでもかなりの歯応えが楽しめる本作だが、DLCで追加されたステージも複数存在する。

2Dアクションをガッツリ遊びたい人にはぜひともチャレンジしてみてほしい作品だ。

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▲ステージ攻略には複数のルートが存在。DLCの追加ステージもあるが、初期状態でも一本道ではない。

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▲ステージによっては強力なボスとの戦闘も発生。通常のステージ同様、強化を重ねてくり返し挑むことで光明が見えてくるだろう。

価格と操作性に差アリ

『Dead Cells』のスマートフォン版とコンシューマー版を比べると、まず異なるのは価格。

スマートフォン版が1000円程度なのに対し、コンシューマー版は2500円前後とそれなりの差がある。

ゲーム内容に違いはないため、値段を見ればお買い得なのはスマートフォン版だ。

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▲スマートフォン版には自動攻撃モードが実装され、アクションに使用するボタンの配置が変更できるなど操作性への配慮がなされている。

自動攻撃を有効にすれば敵に近づくだけで勝手に攻撃してくれるので楽だが、一方で敵をスルーしたい場合にも攻撃が発動して動きが止まるのはややネック。

また、空中での落下攻撃がやや暴発しやすい印象があるなど、触っていて気になる点がないわけではないが、タッチ操作でもアクション性は楽しめる。

とは言え本作のスピーディーなアクションを堪能したいのであれば、やはり物理コントローラでの操作がオススメ。

スマートフォン版もコントローラ操作に対応しているが、必要なデバイスがない場合や接続の設定が面倒な場合はコンシューマー版でプレイするといいだろう。

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▲こちらはプレイステーション4版の画面。HPバーや装備がまとめて左下に表示され、マップは右下に表示されている。

コントローラが使えるならスマホ版がお得

『Dead Cells』のスマートフォン版とコンシューマー版の大きな違いは、販売価格と操作性。

筆者がコントローラでプレイすることに慣れていることもあるが、コンシューマー版での操作の快適さはその差額を払うだけの価値があると言える。

スマートフォンにコントローラを接続している、あるいはむしろタッチ操作でのアクションゲームに慣れているのであれば、お手頃価格で楽しめるスマートフォン版でプレイするのもアリだ。

なお、DLCの値段に関してもiOS版が各490円(税込)に対しPS4版は各550円(税込)と、若干ではあるが値段は異なる。

とは言え本体価格に比べれば小さい差であることや、DLC抜きでもしっかりとしたボリュームがあることを考えれば、この差はそこまで気にしなくてもいいだろう。

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