
【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#11】翻訳に大きな違いアリ!カジュアルに遊べるアクションRPG『キャットクエスト』
2022-04-17 13:00 投稿
値段で選ぶ? 翻訳で選ぶ?
スマートフォン・タブレットとコンシューマー機の両方で配信されている作品を比較していく企画の第11回目。
今回取り上げるのは、手軽に遊べるオープンワールドアクションRPGの『キャットクエスト』。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像をしていく。
【価格】
iOS:610円(税込)
Android:560円(税込)
プレイステーション4:2200円(税込)
ニンテンドースイッチ:1200円(税込)
Xbox ONE:2900円(税込)
PC(Steam):1280円(税込)
※Steam版は無料体験版あり
『キャットクエスト』とは
・ネコが主人公の2DオープンワールドアクションRPG
・回避を怠るとすぐに死んでしまう緊張感アリ
・広いマップに豊富なサブクエスト、宝箱のある洞窟などオープンワールドのお約束も完備
スマートフォン版とニンテンドースイッチ版の違い
・ニンテンドースイッチ版は翻訳が丁寧(ほかはやや機械的)
・値段はスマートフォン版のほうが安い
・ボタン操作とタッチ操作で戦闘のゲーム性が異なる
カジュアル、だけども油断すれば即死!
『キャットクエスト』は、ネコが主人公のオープンワールドアクションRPG。
かわいらしいビジュアルにシンプルな操作、10時間かからずにクリアーできるボリュームとカジュアルな作品だ。
しかし、敵の攻撃を避けずに戦っていると速攻で死んでしまうため、シンプルながら油断ならないゲーム性を味わえる。
▲仮面を着けた謎の白ネコに妹をさらわれてしまうところからゲームはスタート。
▲戦闘はアクション。敵の攻撃範囲は事前に赤く表示されるため、範囲をよく見て攻撃を避けながら戦うのが基本だ。
主人公は武器を使った通常攻撃のほか、各地で購入できる魔法を使って攻撃ができる。
攻撃をしている最中も敵は攻撃をしてくるので、攻撃予告を見てしっかり避けるのが肝要。
複数の敵と戦うときなど、回避せずに攻撃ばかりしていると瞬殺されてしまうため、見た目のカジュアルさで油断していると驚かされるポイントだ。
▲敵の通常攻撃はまず薄い赤で範囲が表示され、濃い赤が完全に広がると攻撃が発動。
しかし、いわゆる死にゲーかと言えばそんなことはなく、回避のタイミングはそこまでシビアではない。
また、メインクエストやサブクエストで向かうべき方向がつねに矢印で表示されるなど、ゲームとしての作りはかなりカジュアル寄りだ。
▲マップはなかなかに広いが、ガイドのおかげで迷うことはまずない。
▲各地で受けられるサブクエストや宝箱の設置された洞窟など、オープンワールドには欠かせない寄り道要素もしっかり用意されている。
サブクエストや洞窟の探索を進めれば経験値やコインが手に入るだけでなく、装備を獲得できることもある。
装備は武器、頭防具、身体防具の3種類が存在し、装備することでパラメーターだけでなく見た目も変化する。
性能重視で選ぶのもアリだが、着せ換え感覚で装備を選ぶのもいいだろう。
▲頭防具はとくに大きく見た目が変化する。装備は同じものを獲得すると性能が強化されていく。
オープンワールドには珍しく2Dで表現される本作(ダンジョンではロードを挟んでマップが切り換わるので厳密に言えばオープンワールドではないが)。
見た目や操作性はシンプルながら、クエストを無視して遠くに進み、レベル帯のかけ離れた敵と戦って一気にレベルアップを図るなど、RPGらしい楽しみは十分に楽しめる。
値段はデバイスによって異なるが、ゲームボリューム同様に手ごろな価格で購入できるので、気軽に遊ぶゲームを探しているならオススメだ。
ニンテンドースイッチ版は翻訳が丁寧!
スマートフォン版とコンシューマー版の違いだが、まず異なるのは値段だ。
スマートフォン版はiOS、Androidともに1000円足らずで購入できるのに対し、ニンテンドースイッチ版は1200円、プレイステーション4版は2200円となっている。
しかし、本作の違いを語るうえでもっとも重要なのは翻訳、ローカライズの違いだろう。
『キャットクエスト』はニンテンドースイッチ版だけがフライハイワークス社によってローカライズされており、他機種版に比べて翻訳も丁寧になっている。
スマートフォン版の翻訳でもプレイに支障が出るほどではないが、作品の雰囲気を味わいたいのであればニンテンドースイッチ版がオススメだ。
▲こちらがスマートフォン版。ほかの場面でも「~してください」などの機械的な翻訳が多く見られる。
▲同じ場面のニンテンドースイッチ版。セリフ回しにキャラクター性が出ている。
また、スマートフォン版とコンシューマー版では操作性も変わり、戦闘での立ち回りも変化する。
スマートフォン版は移動先や攻撃対象をタップして操作し、長押しすることで使用する魔法を選択できる。
敵をタップすれば攻撃は自動で行えるが、回避アクションがないため移動で敵の攻撃を避ける必要がある。
自動で攻撃をしつつ安全なタイミングやエリアを見極める戦闘は、オンラインRPGのそれに近い。
▲魔法を使う場合は長押しから使用する魔法を選択。移動による回避と併せて、操作タイミングには多少余裕を持たせる必要がある。
一方でコンシューマー版はボタン操作で動かすことができ、攻撃と魔法が行えるほか、回避ですばやく移動することもできる。
魔法はLRのボタン4つに割り当てられるため、攻撃をしながら魔法を放ち、敵が攻撃する直前に回避、といったアクション性の強いバトルが楽しめる。
アクションRPGとして見るならコンシューマー版のボタン操作のほうが快適だが、オンラインRPG的な戦闘として見ればスマートフォン版も不便ではない。
▲コンシューマー版は魔法をボタンひとつで発動できるため、とっさの使用や連打がしやすい。
スイッチがオススメだが翻訳を気にしないならスマホもアリ
翻訳が大きく異なるため、本作をプレイするならオススメしたいのはニンテンドースイッチ版。
しかし、ストーリーよりは戦闘やレベル上げ、装備集めなどを集めるタイトルとも言えるので、そこを気にしないのであればお買い得なスマートフォン版を選ぶのもアリだ。
前述したようにボタン操作とタップ操作で戦闘のゲーム性が変わってくるので、自分好みのバトルを楽しめるデバイスを選ぶといいだろう。
なお、本作の続編『キャットクエスト2』は、ニンテンドースイッチ版のほかPS4版もフライハイワークスがローカライズしている。
『キャットクエスト2』ではふたりプレイもできるようになっているため、こちらは誰かといっしょにプレイするならプレイしやすいデバイスで購入するのがオススメだ。
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