『ユグドラ・レゾナンス』リアルの天気&時間とリンク!かわいさのなかに戦術性も見えたCBTリポート

2022-01-31 12:00 投稿

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ユグドラ・レゾナンス

オートでも手動でも楽しめるファンタジーRPG

2022年1月12日から1月29日まで、Nuverseは今春配信を予定しているスマホ向け新作RPG『ユグドラ・レゾナンス』(以下、『ユグレゾ』)のクローズドベータテストを実施した。

本記事では、クローズドベータテストにて確認できた本作の内容や実際にプレイした所感をお届けする。

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本作の見どころ
・画面がリアルの天気&時間に合わせて変化
・敵味方の行動順が鍵を握るバトル
・長く遊ぶほど強くなれる育成システム

画面がリアルの天気&時間に合わせて変化

『ユグレゾ』は、現実世界とゲーム内の時間・天気がシンクロするという“タイム・ウェザーシンクロシステム”を採用したRPG。

神族と巨人族による“ラグナロク”と呼ばれる戦いの後、人間たちの歴史が紡がれていくが争いは絶えず……、という北欧神話を思わせる要素を持つプロローグから幕を開ける。

このプロローグや本作の舞台となる世界・幻想大陸“ミドガルド”など、北欧神話に関連するワードが散りばめられているが、ゲーム本編に登場するキャラクターは特別神話ベースというわけではなく、本作オリジナルの世界が展開する。

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▲巨人族が世界樹を守るために戦った、など神話時代の出来事も北欧神話のラグナロクとは少し異なる。

記憶喪失の主人公は、異能者と呼ばれる特殊な能力を持つ少女たちとともに魔物などの外敵に立ち向かっていくことになる。

敵味方ともに主人公以外のキャラクターはかわいらしい少女たちになっており、女の子たちに囲まれながらファンタジー世界での冒険に挑みたい人は要注目だ。

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▲会話シーンの立ち絵はやや位置が高く、太もものあたりまで見える。ニーソックス/絶対領域好きにはポイントの高い部分、かもしれない。

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▲一部の専門用語などは用語説明を読むことができるなど、世界観を伝えようという姿勢も伝わってくる。

RPGとあって戦いが主軸となる物語ではあるものの、主要キャラクターが学院の生徒ということもあり、基本的には明るい雰囲気での会話が展開する。

場面ごとに一枚絵の演出なども多いため、キャラクターなどの雰囲気が肌に合えばストーリー部分だけでも楽しめるだろう。

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また、演出という点で言えばタイトル画面はロゴをバックにアニメーションが展開する仕様となっており、こちらも目を引いた。

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そして本作の特徴のひとつが、冒頭にも触れた現実世界とのシンクロ要素だ。

ホーム画面やSDキャラクターたちを眺められる部室画面には現実世界の時間と天気が反映され、時間帯などによって画面表示やキャラクターのメッセージなどが変化。

朝にはおはよう、夜にはおやすみの挨拶を、といった具合にそのときそのときの反応を見ることができる。

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▲同じ背景でも時間帯によってまた違った印象になる。

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▲家具やキャラクターたちを配置できる部室でも外の明るさやメッセージが変化。

敵味方の行動順が鍵を握るバトル

本作のバトルは敵と味方が交互に行動するターン制を採用しているが、味方のターン中に誰をどの順番で行動させるかはプレイヤーに委ねられているのが特徴だ。

キャラクターはそれぞれ2種類の通常スキルと、必殺技のようなエーテルブラスト1種類を持っており、バトルではこれらを使い分けて戦っていくことになる。

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▲スキルやエーテルブラストは画面下部にカードとして表示され、画面下から上にスワイプすることで発動する。バトルはかなりスムーズに進む。

通常スキルには1から3までのレベルがあり、ターン終了時のカードドローで同じ種類のカードを引くとレベルが上昇する。

レベルによってスキルの威力上昇、追加効果の発生など効果が強化されるが、カードのレベル合計はパーティー人数の3倍と決まっている。

そのため、強化したいスキルがある場合は先にレベルの高いカードを使用してレベルアップの余地を生み出さなければいけない。

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▲手札のレベル管理も本作のバトルにおける肝のひとつだ。

エーテルブラストは通常スキルよりも強力だが、使用するにはエーテルゲージを貯める必要がある。

エーテルゲージは使用した通常スキルのレベルに応じて増加するため、カードのレベルはエーテルブラストにつなげるうえでも重要だ。

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▲エーテルブラストは強力なだけでなく、キャラクターを★3まで育成するとアニメーション演出も見ることができる(設定で省略も可能)。

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▲味方のエーテルゲージを増加させる通常スキルを持つキャラクターも存在する。

1ターンに使用できる通常スキルやエーテルブラストの数には限りがあり、パーティー人数(最大5人)がそのまま行動回数の上限となる。

味方が倒れるとそれ以降のターンでの行動回数も減ってしまうため、いかに仲間の数を保つかが戦いの鍵だ。

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▲画面上部に表示されているのが行動回数。ひとり倒れるだけでも手数が減ってしまい苦しくなる。

カードのレベルやエーテルゲージを管理しつつ味方を動かしていくのが肝となるわけだが、もうひとつ見逃せないのは敵の行動予定だ。

敵は1体が複数行動することもあれば、ターンによっては1回も行動しない敵もいる。

本作はオートでもそれなりに戦えるが、行動回数が多い敵を優先して叩くなど、敵の行動を意識して手動で戦うと戦術面の楽しさも味わえる。

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▲敵の上に表示されているカードのようなアイコンを見れば行動回数がわかる。

ホーム画面などの天気・時間が現実世界とリンクしているのは先にも触れた通りだが、現実世界とのリンクこそないものの、天気と時間の概念はバトルにも存在する。

各ステージには天気と時間が設定されており、敵味方に回復効果ダウンや確率での状態異常付与などの効果をもたらす。

同じ敵が登場する場合でも、ステージの天気によって微妙に戦況が変わってくるというわけだ。

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▲プレイした印象ではそこまで極端な影響はなかったが、状態異常ダメージが上昇する天気などもあるため、活用すれば有利に戦えそうだ。

また、パーティーは敵味方ともに前列、中列、後列のポジションに分かれている。

一部のスキルを除いて前にいるキャラクターを無視して奥の相手に攻撃することはできないので、アタッカーや回復役などの役割分担だけでなく、ポジションのバランスも重要だ。

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▲アサシンと呼ばれるタイプのキャラクターはポジションを無視して攻撃するスキルを持っている。このモラナはストーリーで加入するキャラながら、かなりの火力を発揮してくれる。

長く遊ぶほど強くなれる育成システム

本作における育成要素は、レベル、スキル、装備の3つが基本となる。

そのなかでもスキルの強化は影響が大きく、通常スキルやエーテルブラストの効果が直に強化されるため、レベルだけ上げるのとスキルも強化するのとではかなりの差が出る。

しかし、キャラクターのレベルはプレイヤーのレベルまで、スキルのレベルはキャラクターのレベルまでしか上げられない。

クエストやミッションをこなしてプレイヤーのレベルを上げ、キャラクター強化の上限をアップさせていくことが戦力向上につながるようになっている。

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▲レベル1から25までスキルを強化した際の変化。序盤はパーティー全体のスキルを1段階強化するだけでもかなり勝手が変わってくる。

装備はキャラクターごとに決められたアイテムを集めて装備させることで能力が上昇する。

6種類の装備をコンプリートすると熟練度を上げて能力を上昇させられ、新たな装備を着けることが可能になる。

序盤はレベルアップが連続してスタミナが飽和しがちなので、周回機能を使って素材を集め、プレイヤーレベルの上昇と装備集めを進めるのが得策だろう。

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▲強化画面から装備や装備の取得に必要なアイテムが手に入るクエストにもアクセスできる。高確率ドロップのステージが明示されるのも便利。

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▲ステージごとのミッションをコンプリートすれば、以降はスタミナを使うだけで自由に周回可能。

追憶と呼ばれるキャラクターごとの欠片を集めれば、共鳴を行ってキャラクターの★を引き上げ、能力をさらに高められる。

初期の★はキャラクターごとに異なるが、初期が★1でも追憶さえ集めれば★5まで育成できるので、好みのキャラクターで自由に戦うことが可能だ。

ストーリー序盤で加入するキャラクターの追憶はストーリーを進めることで入手でき、最低限ある程度の戦力は整えていける。

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▲追憶はガチャの被りなどで獲得できる素材を使い、ショップで交換して手に入れる。

本作に登場するキャラクターはそれぞれ陣営と呼ばれるグループに所属しており、同じ陣営のキャラクターを獲得、育成することで強化効果を得ることもできる。

長く遊べば遊ぶだけ戦力が底上げされていくというわけだ。

ガチャはややきびしいがまったり遊べそう!

本作はストーリー上で仲間になる、全プレイヤーが入手できるキャラクターが高い攻撃力や優秀な妨害効果を持つこともあり、非常に遊びやすくなっている印象だ。

キャラクターのレベルが上がればある程度ゴリ押しできないこともないので、プレイヤーレベルの上昇(キャラクター成長上限の引き上げ)を待ちながらオートで進めていくことも、手動操作でギリギリの戦いに挑むこともできる。

緩く楽しみたい人も、変則型コマンドRPGとしてガッツリプレイしたい人も満足できる戦闘になっていると言えるだろう。

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▲ログインボーナスのスタミナ配布が2種類とも翌日4時59分まで獲得可能なのも親切。

ストーリーやステージ攻略以外にも、ほかのプレイヤーのデータと戦う闘技場や、放置して経験値などを獲得する遺跡探索などの要素もあり、そちらも楽しめるようになっている。

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▲闘技場は1パーティーで戦うものと、3組のパーティーで2本先取の試合に挑む団体闘技場が存在。

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▲遺跡探索はいわゆる放置コンテンツだが、定期的に出現する敵と戦い、経験値などの取得を加速させるアイテムを集めて配置する要素もある。

ガチャに関しては★3の出現率がやや低く感じたものの、そのぶんガチャに使用するエーテル結晶はミッションなどで豊富に手に入る印象だ。

また、チュートリアル後の10連ガチャは30回まで引き直しができ、1回ぶんの結果を保存したまま引き直しができるため、少なくとも★3が1体も入手できないような事態は避けられる。

そのほか、クローズドベータテスト期間中には★3キャラが入手できるイベントも開催され、さらにそのキャラクターは盾役、アタッカー、回復役の3種から選択可能になっていた。

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▲キャラクターの入手までにもエーテル結晶などの報酬が得られ、イベントはかなり気前よく感じられた。

リリース後もこういったイベントが開催されるのであれば、全キャラクターが★5まで育成できることを考えても、ガチャのきびしさはそこまで問題ではなさそうだ。

プレイヤーレベルがキャラクターの成長上限ということもあり、長く遊べば遊ぶほどキャラクターは強化できる。

長く遊べるタイトルを探しており、ビジュアルなどの雰囲気が気に入ったのであれば本作を覚えておくのもアリだろう。

ユグドラ・レゾナンス

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG
メーカーNuverse
公式Twitterhttps://twitter.com/norne_yggreso
配信日配信終了

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