セガ『シン・クロニクル』が2023年5月31日をもって運営サービス終了を発表
2023-03-14 18:40
2021-10-14 18:00 投稿
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シン・クロニクル
2021年10月1日、セガは新作スマホ向けRPG『シン・クロニクル』(以下、『シンクロ』)の事前登録受付を開始。さらに配信開始日が、2021年12月15日となることも発表されている。
『シンクロ』は、タイトルに“クロニクル”という名称を冠している通り、セガから配信中の『チェインクロニクル』シリーズの後継作だ。
『チェインクロニクル』が持つRPGとしての楽しさをそのままに、『シンクロ』では一新された世界観をもとに、新たなキャラクターたちによる物語が繰り広げられる。
そのうえで“一本道ではない、一度きりの物語を。”というコンセプトが掲げられており、シナリオにおけるプレイヤーの選択が登場人物の運命を左右していく。
そんな『シンクロ』の事前登録受付開始にあたって先行プレイの機会を得たので、そこから判明したストーリーに関するシステムなど、本作ならではの要素を紹介していこう。
『シンクロ』の見どころ
・やり直しの効かない選択肢が提示されるメインストーリー
・敵との距離に応じた駆け引きが生まれるターン制バトル
・戦闘経験値が重視される骨太のキャラクター育成
本作では、“一本道ではない、一度きりの物語を。”というコンセプトの通り、プレイヤーの選択によって、まったく異なるストーリーが展開していく。
章仕立てで進行するメインストーリー中には、数多くの選択肢が提示され、ひとつひとつの選択肢が物語の行く末を左右することになる。
そんな物語の舞台となるのは、“黒の軍勢”と呼ばれる化け物たちによって、人間の生活が脅かされ続けている世界。
“黒の軍勢”は、人々が暮らす街ひとつよりも余程大きい“奈落”と呼ばれる穴から無限に湧き出し続けていた。
そこで、人類は“奈落”と“黒の軍勢”に対して、軍事拠点や街としても機能する“大障壁”を建立。
プレイヤーは、“大障壁”内で組織された人類を守るために戦う、境界騎士団の一員。探査騎士隊の隊長として”奈落”を探索し、”黒の軍勢”へ立ち向かっていくことになる。
そういったシビアな世界観の中、“奈落”を探索して“黒の軍勢”と対峙する過程でやり直しが効かない数多くの選択肢が発生。プレイヤーは自身の命に加えて、同行した“探査騎士隊”の仲間の命運を左右する選択を取っていくことに。
メインストーリーが進行したときには選択肢だけではなく、物語の展開を大きく左右するキーワードが発生することも。
とくに“クロニクル”という不思議な書物に記された“鍵の言葉”は、メインストーリーの展開に加えて、ストーリーを進行できるかどうかにも関係していく。
序盤の“鍵の言葉”はネガティブな単語が多く、“鍵の言葉”を書き換えずに物語を読み進めていくと、メインストーリー上で待ち構える強敵を倒せずに、進行不能となってしまう。
メインストーリーを進めるためには、そういったネガティブな“鍵の言葉”を前向きな単語に書き換えていく必要がある。
“鍵の言葉”は、味方キャラクターたちが持つ“隊の絆”を上昇させることで、自動的にポジティブな言葉に書き換わっていく。
“隊の絆”は、“奈落”を始めとしたダンジョンを一回クリアーするごとに発生することがある会話イベントの“キャンプ”で、仲間たちと交流することによって上昇する。
そして章ごとの最終局面にたどり着くと、味方キャラクターの命運を左右する重要な選択肢が出現。
この選択肢は、その後のメインストーリーにおいて、どの登場人物の人間像に深く迫り、活躍を見届けていくのか、といったことに深く関係している。
もちろん、それまでのストーリー中に登場してきた数々の選択肢を同じく、二度と選び直すことができない選択肢となっている。
本作では、複数の道が分かれたフィールドマップで構成されたダンジョンを、ワールドマップから選んで挑戦していくことになる。
マップ上には、キャラクターに装備する武器を獲得可能な宝箱や、回復できる薬草が点在。回収しながら先へと進んでいく。
フィールド上には数多くの敵もさまよい歩いており、プレイヤーが彼らの視界に入った時点で襲い掛かってくる。
そうして襲い来る敵のシンボルと接触すると戦闘開始。味方キャラクターと敵がステータスのすばやさに応じて、交互に行動しながらバトルが進行していく。
なお、戦闘では事前に編成した最大6体のキャラクターによるパーティーで敵と戦うことになる。
戦闘時には、4体のキャラクターがバトルフィールドに出現。バトルフィールドでは、行動ターンを迎えたキャラクターが自由に移動できる。そして、敵への攻撃や味方への回復、待機などの選択を取った後にターンが進行する。
この行動について詳しく説明すると、各キャラクターには、行動するためのポイントがそれぞれ3ポイントずつ割り振られている。
たとえば、通常攻撃には1ポイント、スキル発動には2ポイントといったようにポイントを消費することで、各種の選択を実行可能だ。
ポイントを使い尽くすか、あるいは待機を選ぶまで、プレイヤーは行動ターンが訪れたキャラクターを操作することができる。
敵味方全体のキャラクターが行動を終えて一巡すると、再びポイントが付与され、つぎの行動を選択することが可能だ。
また、各キャラクターの通常攻撃やスキルには、それぞれ異なる攻撃範囲が設定されている。
自身を中心として円状の範囲に攻撃し、複数の敵にダメージを与えるスキルや、与えるダメージが大きくとも攻撃範囲が狭いスキルなど、スキルによってその種類はさまざまだ。
また、行動順も重要な要素。画面左下に表示される行動順を見て攻撃する敵の順番やスキルを使うタイミングを見極めるなど、戦いを有利に運ぶためのヒントにもなっている。
プレイヤーはこうした要素を考慮しながら戦っていく。たとえば、攻撃範囲が狭い代わりに強力なスキルを持つ敵がいた場合、事前に防御力の高い味方を接近させて、ほかのキャラクターには遠距離から攻撃させる、といった具合だ。
ほかにも敵の攻撃範囲を見極めて防御力の低い味方キャラクターを接近させないようにするなど、さまざまなケースが考えられる。
こうした距離や攻撃範囲、行動順をうまく活用することで、より戦略的で奥の深いバトルを楽しむことが可能となっている。
本作のキャラクターは、アイテムによってレベルを伸ばすことができない。おもに戦闘クリアー時の経験値によって、レベルが上昇していく。
そして、レベルアップ時には、それぞれのキャラクターが“パネルpt”というポイントを獲得する。
“パネルpt”を消費することで、各キャラクターが持つ“アビリティパネル”に配置された攻撃スキルやステータス上昇が記されたパネルを開放し、強化していくことが可能だ。
また、全キャラクターのレベル上限はメインストーリーの進行によって解放され、物語を読み進めていくことで、キャラクターをより強くしていける。
メインストーリーに登場する重要なキャラクターは、物語の進行時に手に入るが、それ以外のキャラクターは、おもにガチャから獲得することができる。
ガチャを引くと、キャラクター以外にも精霊を入手することもあり、直接戦闘に参加することはないものの、パーティーに入れることで、編成キャラクターのステータスを上昇させることが可能だ。
精霊は、強化アイテムによってレベルを上昇させることができ、一定のレベルまで育った場合は、強化効果を付与する“加護効果”が発動する。
編成キャラクターに影響を及ぼす“加護効果“は、精霊ごとにまったく違う効果となっている。
本作では、キャラクターのレベルをアイテムで伸ばせない代わりに、アイテムで強化可能な精霊の“加護効果”によって、強敵に勝ちやすくなるようなシステムが構築されている。
以上の要素が本作の先行プレイで明らかになった情報だ。
作り込まれた背景や敵キャラクターに彩られた“奈落”の探索は、RPGの基本であるダンジョン踏破のおもしろさをしっかりと体現していた。
一般的にスマホRPGにようにアイテムでキャラを一気に強化できない点や、やり直しが効かないメインストーリーは、スマホ向けゲームにおいて斬新であると同時に、“一本道ではない、一度きりの物語を。”というコンセプトを確実に表現することができている。
そんな本作のクローズドβテストは、2021年10月14日より開始。
参加者の募集は締め切られているが、同日21時からクローズドβテストの開始を記念した公式生放送が実施される。
放送の詳しい情報は公式Twitterで告知されるので、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG |
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メーカー | セガ |
公式サイト | https://sin-chronicle.sega.jp/ |
公式Twitter | https://twitter.com/sin_chronicle |
配信日 | 配信終了 |
コピーライト | ©SEGA |
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