【角満の『ウマ娘』日記 第15回】ハルウララ、晴れて連敗を脱出す(涙)

2021-03-20 18:41 投稿

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ウマ娘 プリティーダービー

第15回 ハルウララ、晴れて連敗を脱出す(涙)

◆113連敗のあの馬が……

「さあ今日からふたり目のウマ娘の育成ですよ!!」

と啖呵を切っておきながら、すでに……間に4話も記事を挟んでしまったんですが(((( ;゚Д゚)))

なんでこんなことになったんだろう……?

俺も頭では、とっとと2番手として発表してあった“ハルウララ”について書こう書こうと思っていたんだけど……あふれる競馬愛が止められず、前回に至っては『ウマ娘 プリティーダービー』に実装すらされていないホワイトフォンテンやエリモジョージについてまで言及しちまったという!!!

まあ、でも……。

世に『ウマ娘 プリティーダービー』の攻略記事はゴマンとあれど、馬とウマ娘を絡めた“馬ウマエッセイ”はここくらいしかないと思うので、今後も同じようなペースで書いていければと考えている。

というのも、前回の記事でもちょっとだけ触れたんだけど、いまでも俺が読み返す本に、故・寺山修司の名著『旅路の果て』がある。

↓これです。1979年初版の、俺のバイブルのひとつ。

1

“競馬ノンフィクション”というサブタイトルが付いている通り、中身は、超競馬通として知られた寺山修司が、競走馬たちについて綴った渾身のエッセイである。もちろん、古い本なので、この本に取り上げられている馬は『ウマ娘 プリティーダービー』にはまったく登場していないんだけど、愛と悲哀を込めて記された馬に捧げる文章は、何度読んでも心に刺さる。

なので俺も、この連載では、馬とウマ娘に寄せる心からの愛情を、寺山修司には遠く及ばないまでも丁寧に、そして時に感情的にしたためていきたいと思っている。

「いつか、『旅路の果て』のような文章を書いてみたいなぁ……」

と思い続けていた俺に格別の機会を与えてくれた『ウマ娘 プリティーダービー』に、これ以上ない感謝を込めながら……!

◆やっと登場!w

……と、自分で毎回、

「バリバリの萌え絵が躍動する『ウマ娘』と、俺の暑苦しい文章のテンションがまるで噛み合っていない……w」

そう苦笑いしてしまうのだが、マジメな解説や思い出話と、ゲームプレイ日記ならではのズッコケシーンを絶妙に織り交ぜながら今後も書いていこうと思っている。

そういう意味では、ふたりめの育成ウマ娘に選んだ↓この子は、格好の材料になってくれるはずや!!

2

やっと出てきた!!w 高知競馬で存外な連敗記録を樹立!!

あまりの弱さと、それでもめげずに走り続ける姿が話題を呼び、いつしか社会現象にまでなってしまった“奇跡の馬”、“ハルウララ”を育てるぞウォォォォオオオオ!!!w

競馬をまったく知らない人でも、このハルウララの名前だけは聞いたことがあるんじゃなかろうか。

彼女の全盛期(1回も勝てなかったので違和感があるがw)は2000年~2003年あたりで、俺の記憶だと60連敗を達成したころから徐々にメディアで取り上げられるようになり、気付いたときには連日連夜、テレビのニュースやワイドショーで、

「連戦連敗でも健気にがんばる“負け組の星”、ハルウララがまた負けた!!」

なんて報じられるようになっていた。

潰れる寸前と言われていた地方競馬の高知競馬場には競馬ファンだけじゃなく、

「“当たらない馬券”を交通安全のお守りにしたい」

「失敗してもクビにならないから、リストラ防止になる」

なんて理由で一般の人が大挙して押し寄せ、ハルウララの単勝馬券を買い求めていたことをよく覚えているわ。

ちなみにこのころ、中央競馬で無敵の強さを誇り、“最弱”のハルウララの真逆のところに存在したのが↓こちらのウマ娘!

3

そう! テイエムオペラオーですよ!!

シンボリルドルフ以来のGIレース7勝馬で、ハルウララの育成時のストーリーにちょいちょい顔を出し、さらには最大のライバルだった“メイショウドトウ”とのからみもたくさん見せてくれるテイエムオペラオー。このウマ娘については……また機会をみて書きたいと思う。じゃないと、ハルウララのことが書けなくなってしまうから^^;

育成方法については、ひとりめのサクラバクシンオーでなんとなくのコツがつかめてきていたので、とりあえず応援が多いトレーニングを目ざとく見つけてそれをこなし、少しずつ力を蓄えていった。一応の方針として、スピードを鍛えることをメインに据えて……。

そして迎えた、運命のデビュー戦。

俺のハルウララは……!

4

うおおおおお!!! 堂々の一番人気!!!

当然、能力的には発展途上もいいところなんだけど、やる気も“絶好調”だし、これはもしや……デビュー戦でいきなり、連敗記録を止められるのでは!!?

……って、いま書いてて思ったけど、

“デビュー戦で連敗を止める”

って、これ以上ないくらいムジュンした表現なんだけど……www なんかもう、馬とウマ、時間も時空もネジ曲がっていて、たまに書く手が止まるときがあるわ(苦笑)。

そんなハルウララの最初のレース!

5

あの時代のハルウララを知っている者からしたら、冷やかしやゲン担ぎではなく、実力が評価されての一番人気に涙を禁じ得ない……>< こういうシーンが見られるだけでも、『ウマ娘 プリティーダービー』を始めてよかったと思うわ……。

でも、喜ぶのはまだ早い。

あの、ハルウララのこと……。もしかしたら、レースでとんでもないポカをやらかすかもしれんし!!

そんなトレーナーの不安を一蹴するかのように……我らがハルウララは躍動してくれた!!

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必死の表情で、“遠かった1勝”を手にするために懸命に駆けるハルウララ……。このあたりも時空がひん曲がった表現になっているが、どうか気にせずに読み進めてくれw

けっきょく……!

ハルウララの脚は最後の直線でもいっさい衰えず、そのままライバルたちを引きちぎって……!!!

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うおおおおおお!!!>< あ、あのハルウララが!! 負けることしか知らなかった、ドン臭い小さな馬(ウマ)が!!>< 2着に2バ身も差をつけてゴールに飛び込んでくれたよぉぉおおお!!!><

ゲームの出来事とはわかっちゃいるけど、あのハルウララに↓こんなことを言われたら、目が潤むのも仕方がないよねぇ……(;ω;)。

8

よかったな。ハルウララ。

リアルでは一度もトップの風景を見られなかったけど、いまこうして、ウマ娘となって、てっぺんの景色を見ることができてさ……><

でも、育成は始まったばかりなのだ。

ここから、

9

中央競馬の重賞……それもGIにまで打って出ないといけないのだよ!!

はたしてどうなるか……。

続く!

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大塚角満

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。

ウマ娘 プリティーダービー

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
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メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/uma_musu
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