『アリスギア』『フレームアームズ・ガール with 創彩少女庭園』復刻コラボスタート!6月25にはコラボ生放送も
2024-06-20 15:23
2021-03-03 18:00 投稿
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アリス・ギア・アイギス
2021年2月25日より、コロプラより配信中のアプリゲーム『アリス・ギア・アイギス』(以下、『アリスギア』)にて『ダライアス コズミックリベレーション』(以下、『コズリベ』)コラボイベントが開催される。
今回のコラボは『Gダライアス』(以下、『Gダラ』)や『ダライアスバースト アナザークロニクルEX+』(以下、『ACEX+』)が収録された『ダライアス』シリーズ最新作『ダライアス コズミック リベレーション』(以下、『コズリべ』)の発売を記念したもので、『アリスギア』内に『ダライアス』シリーズのキャラクターが登場するイベントとなっている。
ちなみに『アリスギア』を開発している開発チーム・ピラミッドは『ダライアス』の開発チームでもあり、今回のコラボは同じ開発チームが手掛けるという、稀に見る特殊なコラボとなっている。
今回ファミ通Appでは、両作品の制作陣にインタビューを実施。インタビューには、タイトーの外山雄一氏、針谷真氏に加え、ピラミッドの柏木准一氏らの3名に応じていただいた。
それぞれの目線から見る作品の魅力や、コラボに関する話を本記事でお届けしていこう。
──『コズリベ』の発売と同時に『アリスギア』とのコラボも開始されます。今回、こちらのコラボはどのような経緯で立ち上がったのでしょうか?
外山 『コズリべ』の開発は、一昨年くらいから話をし始めた案件なのですが、そこで柏木さんと「リリースのタイミングで、何かしらとコラボをやりたいね」という話になり、そこがすべてのスタート地点となります。最初はただの雑談の中で出てきた話なのですが、今回それが形になったので不思議な感じですね(笑)。
柏木 コラボに関しては、もともと「10周年を迎えたら、そこに合わせてやりたいね」という話が出ていたので、そこまで突発的な決定ではありません。今回『ダライアスバースト アナザークロニクルEX』(以下、『ACEX』)の10周年と、『コズリベ』発売記念が重なり、いいタイミングだったので、ここでやりましょうとなりました。
──では、ある程度は既定路線のような感じだったのですね。
柏木 既定路線というほど、以前からしっかり話を固めてというものではないのですが、じつはコラボの想定は13年ほど前にはすでにありまして。
──それって、『ACEX』が発売されるよりも前ですよね? どういうことでしょう?
柏木 そうですね。先ほど雑談レベルでコラボの話が出ていたというお話をさせていただきましたが、じつは企画段階、13年くらい前にはすでに企画書に「コラボをやりたい」というようなこと書かれていたんです。
──アプリゲームのコラボが盛んになるよりも前、家庭用機時代からコラボのアイデアがあったと。
柏木 なので、『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』(以下、『ダラバーCS』)では、タイトーさんの社内コラボを皮切りに、セガさん、ケイヴさん、エイティングさん、カプコンさんと、各社様と多様なコラボをさせていただきました。
──各社から発売されているシューティング作品の機体が登場したうえに、音楽もしっかりとしたアレンジ曲が実装されていて、いまでも当時のインパクトを覚えています。
柏木 現在では、他社とのコラボというのは珍しいものではなくなりましたが、PSP時代にライバル作品とコラボしようという企画は衝撃的でした。当時『ダラバー』プロデューサーを務めていたアオキヒロシさんの案は、かなり時代を先取りした発想だったと思います。そういった背景もあるので、今回『ダラバー』要素を『アリスギア』に登場させることができたのは、10年越しの企画の実現とも言えますね。
──今回のコラボではTi2がキャラクターとして登場するとのことですが、どういった経緯でTi2が採用されたのでしょうか?
柏木 どのキャラクター登場させようというところでは悩みがありませんでした。コラボをするのであれば、Ti2をプレイアブルキャラクターにしたいというのは、ほとんどの開発者が思っていたかと思います。『ダラバー』といえばTi2になりますし、今回新しく登場するイア・レトナについては、島田フミカネさんのラフデザインが以前からありましたので、どのキャラクターを登場させるかという点については、すんなり話が進んでいきましたね。
──では、ストーリーという面ではいかがでしょうか? 今回のコラボでは、『ダライアスバースト』シリーズで焦点の当たることが少なかったストーリーが語られると聞きました。
柏木 いままでの『ダライアスバースト』はキャラクターそのものや、その背景に焦点を当てた内容は作ってこなかったので、今回のコラボでは、初めてそこに焦点が当たる形になります。なので、『ダライアス』シリーズとしては、すごく大きな出来事になったと思います。ぜひ楽しみにしていただければと!
──PSP版で初登場したTi2のストーリーが10年越しに語られるということですね。そんなTi2ですが、基本的なデザインは当時のイラストをベースにしているのでしょうか。
柏木 Ti2は、アプリ『アルカノイドvsインベーダー』や、コミックで出ていたりするので、そうしたコンテンツに触れたユーザーさんの中には、ぼんやりとしたキャラクター像が出来ていると思っています。なので今回はそうしたイメージを崩さないようにタイトーさんと打ち合わせをして、ボイスなども収録していきました。あとは“基地で運用されているAI端末のテストパイロット”という設定を大切にしつつ、デザインしています。
──キャラクターを単純にグラフィックとして表現するだけでなく、設定も大切にされているのですね。
針谷 はい。これまでにTi2が培ってきたイメージや、ユーザーの皆さんが抱えるイメージを大切にしながら作成しています。なので、ボイス収録には弊社のサウンドチーム“ZUNTATA”の石川に監修として立ち会ってもらい、そこにも力を入れているので、サウンド関連も注目していただきたいですね。
──コラボでは『ダライアス外伝』の女性パイロット衣装をモチーフとしたコスチュームも登場するということですが、これを採用すると決定した経緯をお聞かせいただけますか?
柏木 じつは当初は『Gダラ』のコスチュームが候補に上がっていたのですが、時系列に開きが出来てしまうので、『ダライアス外伝』衣装をモチーフにすることになりました。『ダラバーCS』では“ジェネシスという”。という伝説を一部再現した機体というものが出てくるので、それを採用しようと思っていたのですが「機体が残っているのはわかるが、服まで残っているものか?」という考えですね
──今回、『コズリベ』には『ACEX+』と『Gダライアス』が収録されていますが、時代背景や時系列を優先したということですね。
柏木 基本的にはそうなります。
──★4アナザーのイア・レトナですが、こちらはどのようなキャラクターになるのでしょうか?
柏木 このイア・レトナは、島田さんがTi2を描いてる途中に描かれていた、いわばプロトタイプを元にしたキャラクターです。
『ダライアスバースト アナザークロニクル』(以下、『AC』)は、名もなき戦士たちが戦うという設定になっていたのですが、企画当初はキャラクターを設定しようと考えていました。4人プレイの際に、各プレイヤーにそれぞれキャラクターを付けて顔を出すという案があったのですが、この作品では戦いだけを描いていこうとなり、そこでボツになってしまった案をベースにしたのが、このイア・レトナというキャラクターとなります。
──当時あった構想がそのまま進んでいたら、このキャラクターもオリジナル作品中に登場していたんですね。
柏木 そういうことになりますね。ちなみにこのキャラクターは、“レジェンド”と付く機体を操縦していたという設定もありました。
──Ti2、イア・レトナ、それぞれの性能についてもお聞かせいただけますか?
柏木 装備や武器、攻撃方法というのは『ダラバー』をモチーフにしているので、その雰囲気が味わえるようにしてあります。Ti2とイア・レトナで大きく異なるのは、“SP”がTi2の場合、ふつうの“バーストビーム”になっていますが、イア・レトナは『ACEX+』の“ムラクモ”に似た“コンプレッションバースト”という新規装備になっているという点です。
──『アリスギア』でイア・レトナを使ってから、『コズリベ』で“ムラクモ”を使ってみると、共通点が見えて楽しそうですね。
柏木 エフェクトは『ACEX+』のサイドビューと『アリスギア』の3D視点で少し違いますが、見比べれば似ていると思います。
外山 ちょっと話がそれてしまいますが、“ムラクモ”は『スクランブルフォーメーション』(タイトー社製・アーケードゲーム)をイメージした機体になっているので、これを見た『アリスギア』ファンが『スクランブルフォーメーション』を遊んでくれるとうれしいですね(笑)。
針谷 『スクランブルフォーメーション』って、いまでも遊べるんでしたっけ……?
外山 PlayStation 2の『タイトーメモリーズ』で遊べるので、入手していただければプレイできるかなと。ちょっと、ハムスターさんに移植してもらえるか相談してみますか(笑)。
──それぞれの専用ギアも『ダライアス』らしさを感じるものになっていますが、やはりその点は意識してデザインされているのでしょうか。
柏木 それはもう、シルバーホークをもとにデザインされているので! でもじつはデザインを海老川さんに依頼するにあたって、こちらからいくつか提案をさせていただいていたのですが「こっちのほうがいいだろう」と海老川さんから逆にご提案をいただきました。それが本当にしっくり来たので、ギアはそれをベースにデザインしたものとなります。
──ちなみにTi2の専用ギアは、どういった性能になっているのでしょうか。
柏木 特徴的なのは、背中にあるバーストパーツのような箇所を分離し、“設置バースト”のように使える点ですね。
──“設置バースト”というと、『ダラバー』で登場したシステムのひとつですよね。
柏木 まさしくそれです。弾を撃ったり回転したりはできませんが、オリジナルの持っている雰囲気を再現しようとして作っています。
──今回コラボに登場する敵としては、『ダライアス』のS・ゾイドと魚群タイプのワ・カビエといった代表的な敵が登場しますが、この2体が採用された経緯もお聞かせいただけますか?
柏木 敵に関しては、S・ゾイドは外せないものだと思い、登場させることにしました。また雑魚キャラとして、『ダラバーAC』といえば魚群だろうという話があったので、どちらもすんなりと決まった印象があります。
──『ダラバーAC』では画面を埋め尽くすほどの魚群が現れますが、『アリスギア』のコラボでもその迫力は再現されているのでしょうか。
柏木 3Dなので、埋め尽くすのは難しいのですが、似た雰囲気を味わえる作りにはなっていると思います。
──ボス敵として、サウザンドナイブズが登場するとお聞きしました。『ダライアス』のボスキャラはシーラカンスのイメージが強く持たれているかと思うのですが、どういった背景からサウザンドナイブズを採用することになったのでしょうか?
柏木 これは実際、我々も非常に悩みました。試しにクジラやシーラカンスのボスも正面から確認したのですが、サウザンドナイブズがズバ抜けてかっこよく見えたから、これを採用したという具合です。ヒレが左右に突き出していて、正面から見ても横から見てもかっこよかったんですよ(笑)。またサウザンドナイブズは、ヒレを発射して全方位からプレイヤーを囲むように攻撃するアクションがあるのですが、これが非常に3Dゲーム向きの作りだったから、というのもありますね。
針谷 『ダライアス』は横スクロールを基準としたデザインになっていました。横からの視点だけで見ると魚型巨大戦艦のボスは見栄えがいいのですが、3Dになってみると角度によっては見た目がよろしくなってしまうんですよね。
──たしかに、サウザンドナイブズは正面から見ても立体的に見えますね。それに『ダラバー』から登場した敵でもありますし、ちょうどよかったんですね。
柏木 そうですね。ボス敵として何を出すかを選ぶときに『ダラバー』のラスボスの中からという基準があったので、それもまたひとつの理由ではあります。ミラージュキャッスルを出したいというプログラマーもいたのですが、いざミラージュキャッスルのデータを見てみたら2Dでは見えない反対側が作られていなかったという裏話もあります(笑)。
──なるほど(笑)。でも、ミラーリングして反対側を作るという手もあったのでは?
柏木 たしかにその案もありましたが、やはりシンプルにサウザンドナイブズのほうが3Dにおいてはカッコイイだろうということで、そこが決め手になりました。
──ちなみに『ダライアス』といえばボスが出現するときの“WARNING”メッセージの演出がおなじみですが、『アリスギア』でもこれは再現されているのでしょうか。
柏木 そこはしっかり再現しています。『ダラバー』に合わせて“WARNING”が表示されてからボス空間が展開されるので、ぜひそこも楽しんでください。
──『アリスギア』のホーム画面が『コズリベ』仕様になるとお聞きしましたが、ここでのこだわりをお聞かせいただけますか?
柏木 先ほど、ボス敵としては出しにくいという話をしたシーラカンス型のボス“アイアンフォスル”が、ホーム画面にいます!
外山 なんの説明もなくいるんですか?
柏木 なんの説明もなくいますね(笑)。やはり、『ダライアス』を語る上で“アイアンフォスル”は外せない要素ですから、これをどうにか出したいと思い、ホーム画面で泳がせることにしました。ここもしっかり作っているので、ぜひしっかり見ていただけるとうれしいです!
──イメージ画像を見させていただくと、作品パッケージがさりげなく置かれているのも気になりますね!
柏木 ありがとうございます。『コズリベ』とのコラボなので、収録作品である『Gダラ』のポスターも展示しています。
──ホーム画面にも細かいこだわりが散りばめられているのが伺えますね。では最後に『コズリベ』を楽しみにしているファンと『アリスギア』のファンに向けて、ひと言ずつメッセージをお願いします。
針谷 今回のコラボはいままで『ダライアス』で触れられていなかったストーリーにも、しっかり重点を置いて作っています。位置付け的にはパラレルワールドのIFストーリーになりますが、公式の出来事といってもいいくらいに設定やストーリーが練り込まれています。とくに『ダラバー』や『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』を遊んだ人にとっては、ニヤリとできるようなストーリーや設定になっていると思いますので、ぜひそういった点を楽しんでいただけるとうれしいです。また今回のコラボで『ダライアス』を知ったという方には、ぜひ『コズリベ』にも興味を持っていただけると幸いです。
外山 『アリスギア』ファンの中には、『ダライアス』を知らない若いユーザーさんも多くいらっしゃるかと思います。そういった方々が今回のコラボでちょっとでも『ダライアス』に興味を持っていただけたらと願っています。今回の『コズリベ』はもちろん、2019年にリリースした『ダライアス コズミックコレクション』もあり、シリーズ作品を遊びやすい環境を整えておりますので、そこから『ダライアス』に入門ししていただければうれしいです。
柏木 『アリスギア』は長く遊べるゲームを目指して作ってきたのですが、今年で無事3周年を迎えることができました。ただ実際にどんなゲームなのかは、まだあまり知られていないと思っていますので、ぜひ一度手にとってプレイしていただけると幸いです。スマホで遊べる3Dアクションシューティングですが、手触り感だったりプレイ感覚だったり、スマホアプリの枠に囚われない“ゲームらしいゲーム”になるよう、力を入れて作っていますので、ゲーム好きの方にぜひ遊んでいただければと思います。『コズリベ』ともどもよろしくお願いいたします。
──本日はありがとうございました。
対応機種 | iOS/Android/ブラウザ |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アクションRPG |
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メーカー | コロプラ |
公式サイト | http://colopl.co.jp/alicegearaegis/ |
公式Twitter | https://twitter.com/colopl_alice |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | © 2017-2019 Pyramid, Inc. / COLOPL, Inc. |
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