【いまさら聞けないあのゲーム#5】トランプ遊びのなかでもメジャー!ポーカーの基本ルールとおすすめアプリを紹介
2020-11-06 17:00 投稿
ポーカーフェイスもなんのその
“いまさら聞けないあのゲーム”第5回です。
今回扱うのはポーカー! トランプ遊びのなかでもメジャー中のメジャーでしょう。
さすがにポーカーを知らん人はおらんやろ~、と思うかもしれませんが、ひと口にポーカーと言ってもその種類は多様!
今回はさまざまなポーカーをご紹介していきます! 全部知っていたらけっこうなポーカー好き、かも?
【目次】
・ポーカーとは
・クローズド・ポーカー
・スタッド・ポーカー
・フロップ・ポーカー
・その他のポーカー
・ポーカーが遊べるアプリなど
・あとがき:ポーカーと言えばやっぱり
ポーカーとは
ポーカーとは、複数人がそれぞれトランプ5枚で役を作って競うカードゲーム。なんてのは皆さんご存知ですね!
ワンペア、ツーペア、スリーカードにフォーカード、フルハウスやロイヤルストレートフラッシュなどなど、数字やダイヤなどのスートを揃えて遊ぶアレです。
シンプルかつサクッと遊べる定番のゲームでもありますが、カジノや大会では賭け金の乗せかたによる駆け引きが生まれたりと、カジュアルにもディープにも遊ばれているゲームでしょう。
実際にはお金を賭けないアプリでも、チップの賭けかたによる駆け引きこそがポーカーの醍醐味と言えます。
ベットは全プレイヤーのベット額が同じになるまで行うため、レイズが続けばベット額はどんどん上がっていくことになります(ベット額に天井を設けるルールもあります)。
相手のレイズが本当の強さからくるものなのか、それともブラフ(ハッタリ)なのか、これを判断するのがむずかしく、またおもしろいところ!
さて、ポーカーはのプレイ形式は大きく分けるとクローズド・ポーカー、スタッド・ポーカー、フロップ・ポーカーの3種類と、それらに分類されないその他のポーカーがあります。
それでは、各ポーカーについて順番に見ていきましょう!
クローズド・ポーカー
クローズド・ポーカーは手札をすべて閉ざした状態で行うポーカー、つまり各プレイヤーが自分の手札しか見られないルールのものです。
友だちなんかと遊ぶポーカーは基本的にこのルールなのではないでしょうか!
クローズド・ポーカーの場合、最初に手札が配られた後に一度ベットを行い、各プレイヤーが好きな枚数の手札を交換したら再びベットを行って、その後フォールドしていないプレイヤーが手札を公開して勝負となります。
なお、各プレイヤーに5枚のカードが配られる一般的なポーカーをファイブカード・ドローと言いますが、7枚のカードが配られるセブンカード・ドローのルールも存在します。
セブンカード・ドローでは7枚から5枚を選んで勝負するため、より戦略性が高まります。個人的にはセブンカード・ドローの時点で初見のルールでしたね!
スタッド・ポーカー
スタッド・ポーカーは、配られる手札の一部が公開され、各プレイヤーがお互いに公開された手札を見ることができるルールです。
代表的なスタッド・ポーカーであるセブンカード・スタッドでは、まず各プレイヤーに表向きのカード(アップカード)1枚と裏向きのカード(ホールカード)2枚が配られます。
ホールカードは持ち主のプレイヤーだけが見ることのできるカードです。
この段階で一度ベットが行われ、フォールドしなかったプレイヤーに4枚目の手札となるオープンカードが配られます。
4枚目のカードが配られた後、6枚目までは同様にベットとオープンの追加を行っていきます。
6枚目が配られ、4回目のベットが行われた後に配られる最後の1枚はホールカードとなります。
7枚のカードが揃い、最後のベットが行われた段階でふたり以上のプレイヤーが残っていたら、伏せているカードをすべてオープンし、7枚のカードでもっとも強い5枚の組み合わせで勝負を行います。
役の強さが同じ場合はチップを等分しますが、基本的にはもっとも強い役を作ったプレイヤーの総獲りとなります。
スタッド・ポーカーでは相手の手札がほぼ見えるぶん、ブラフの駆け引きがよりスリリングになるのです。
なお、ファイブカード・スタッドと呼ばれるルールでは、最初にホールカード1枚とオープンカード1枚が配られ、その後はベットを挟みつつ5枚目までオープンカードが配られていきます。
5枚中4枚が公開されているため、相手の役はほぼ推理できますが、そのぶん残り1枚のホールカードが何なのか、というスリルに興奮できる、かも……?
フロップ・ポーカー
世界的なポーカー・トーナメントなどでも多く採用されているのが、自分と手札と全プレイヤーで共有するカードとを使って役を作るフロップ・ポーカーです。
とくに有名なのが、手札2枚と共有カード5枚を使うテキサス・ホールデム。
こちらではまず各プレイヤーに2枚の手札が配られ、最初のベットが行われます。配られた手札は、それぞれ自分のものしか見ることはできません。
ベット終了後、表向きにされたカード3枚が場に出され、再びベットが行われます。
その後、4枚目のカード追加、ベット、5枚目のカード追加、最後のベットを行い、プレイヤーがふたり以上残った場合はカードをオープンして勝負となります。
勝負では手札2枚と共通カード5枚を自由に組み合わせ、もっとも強い役で勝負をします。
このとき、手札2枚は両方使っても片方だけ使っても、あるいは両方使わないでもオーケーです。
ただし、両方使わない、つまり共通カードだけで役を作る場合、ほかのプレイヤーも同じ役を作れる(あるいは手札と合わせてより強い役を作れる)ので、よくて引き分けることとなります。
オマハ・ホールデムと呼ばれるルールでは、同様の流れで4枚の手札と5枚の共通カードを使用します。
手札が多いぶん役を作れる可能性は広がりますが、こちらは手札2枚と共通カード3枚の組み合わせでしか勝負できず、より戦略性が高くなっています。
フロップ・ポーカーは共通カードによってほかのプレイヤーが作りやすい役がわかる(同じスートが多ければフラッシュ、近い数字が多ければストレートなど)ため、ベットで攻めるべきか降りるべきか、そして相手がブラフを張っているのか、といった駆け引きがよりスリリングなのです。
その他のポーカー
上記のルールに当てはまらない特殊なポーカーもいくつか存在します。
各ルールのアレンジ版とも言えるのは、役の強さが逆転したロー・ポーカー(ロー・スタッド)、札をオープンしたときにいちばん強い役といちばん弱い役が同時に勝利するハイロー・スタッドなどです。
特殊なポーカーのルールとして有名なのは、自分の手札1枚、あるいは5枚すべてを自分以外の相手にだけ見えるようにしてプレイするインディアン・ポーカーでしょう。
ほかのルールと違って自分の手札が1枚見えないという特殊なルールのため、ほかのルールとは違った読み合いが楽しめます。
そして、ひとり用という意味で圧倒的に特殊なのが、ポーカー・ソリティアです。
こちらは25枚のカードをプレイヤーが5×5の正方形に並べ、縦5列と横5列の10組の手に含まれる役の総得点を競うというもの。
アメリカ式とイギリス式で役の得点は変わりますが、カードを1枚ずつ並べていくというルールは変わりません。
▼スコア
役 | アメリカ式 | イギリス式 |
---|---|---|
ノーペア | 0 | 0 |
ワンペア | 2 | 1 |
ツーペア | 5 | 3 |
スリーカード | 10 | 6 |
ストレート | 15 | 12 |
フラッシュ | 20 | 5 |
フルハウス | 25 | 10 |
フォーカード | 50 | 16 |
ストレートフラッシュ | 75 | 30 |
ロイヤル・フラッシュ | 100 | 30 |
ポーカーが遊べるアプリなど
配信されているポーカーアプリは、共通カードを使用するテキサス・ホールデムを遊べるものが大部分を占めています。
もちろん国内で定番のファイブカード・ドローを扱うものもあるので、久しぶりにポーカーをやりたいけど人と集まる機会もないし、みたいなときにはアプリで遊んでみるのもいいのでは!
『Pokerrrr 2 – 友だちとポーカー & OFC & オマハ』
『ポーカー plus』
また、ひとり用ポーカーとも言えるポーカー・ソリティアは、ブラウザゲームサイトの“トランプスタジアム”でプレイすることができます。
まずは何となくでプレイすることになると思いますが、高得点を目指すと意外にハマってしまうかも?
あとがき:ポーカーと言えばやっぱり
ってことで、今回はポーカーでした! テキサス・ホールデムとかは何となく聞いたことがありましたが、ポーカー・ソリティアの存在はけっこう驚きでしたね!
個人的には、ポーカーと言えばやはりこれでしょう! 『武装ポーカー』!
そう、『ジョジョの奇妙な冒険』でおなじみ荒木飛呂彦先生のデビュー作品ですね! こちらは荒木先生の短編作品をまとめて収録した『ゴージャス★アイリン』などに収録されております。
西部の賞金首ふたりが互いの持つ拳銃を賭けてポーカーをする短編なのですが、こ~れが1981年掲載の作品ながらにいま読んでもおもしろい!
表題になっている『ゴージャス★アイリン』や『魔少年ビーティー』など、ほかの収録作品も『ジョジョ』以前から発揮される荒木イズムを堪能できるので、未読の方はぜひぜひ!
したらば、アタシャ『メガテン3』で人修羅となってきますので、また次回!
文/しゃれこうべ村田(@SRSWiterM)
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