【リモート取材】XFLAGに『コトダマン』事業部が設立!中村Pがセガから完全移籍

2020-04-16 12:00 投稿

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共闘ことばRPG コトダマン

『コトダマン』のさらなる拡大を目指して

2019年10月、共闘ことばRPG『コトダマン』がセガ (当時はセガゲームス)からXFLAGへサービス移籍。事業だけでなく開発チームも移籍するという形は業界でも非常に珍しく話題となったが、テレビCMや大規模キャンペーンなどXFLAGらしい大型プロモーションを展開し、サービス移籍後も大きな成長を見せている。

そんな本作の生みの親でありプロデューサーの中村たいら氏が、4月16日のサービス開始2周年を目前にセガからXFLAGへ完全移籍し、XFLAGに『コトダマン』事業部が新たに設立された。

事業部化されたことで『コトダマン』が今後どうなっていくのか、『コトダマン』事業部の部長に就任した中村氏に話を聞いた。

 
たいらさん

■XFLAG コトダマン事業部部長 中村たいら氏
※本インタビューは2020年4月6日に実施したものです。コロナウィルスの影響を考慮しビデオチャットツールを使用して実施しています。(写真はキャプチャーしたものです)

『コトダマン』に全力を注ぐための完全移籍

――まずは中村さんの完全移籍についてお聞かせください。これは当初から予定されていたことなのでしょうか?

中村:正直に言えば、サービス移籍発表当時はまだわからなかったですね。『コトダマン』以外にも複数のタイトルを持っていたのですぐに決められる状況ではありませんでした。

――何か決め手があったのでしょうか?

中村:やっぱり『コトダマン』をもっと大きくしたいという1点に尽きます。セガでは複数のタイトルをやっていましたが、『コトダマン』は自分で生み出したオリジナルタイトルですし、まだまだいけるという実感もありました。

―――それが完全移籍することで実現できると。

中村:そうですね。僕は、ゲームのいちばん楽しい部分は“ゲームを通じたコミュニケ―ション”だと考えていて、その点がXFLAGの方針とマッチしていましたし、ベースの思想を同じくするXFLAG で『コトダマン』を大きくしつつ、新しいものを作っていきたいという気持ちから最終的には決めましたね。

―――完全移籍したことで組織的な変化はあるのでしょうか?

中村:『コトダマン』事業部ができて、僕が部長として就任することになりました。『コトダマン』ってじつはけっこう大きなプロジェクトでメンバーも100人ほどいます。まだいろいろ変化の途中ですが、目の前の短期的な施策だけではなく、長期的に『コトダマン』をどうしていくかというところに開発の手を割けるようになったが大きな変化だと思います。もちろんすぐに全部出せるわけではないのですが、今後少しずつ皆さんにお見せできると思います。

―――単独での事業部化はXFLAGの本気度合が伺えますね。事業部はXFLAGの社内に構える形なのでしょうか?

中村:そうです。すごくいい渋谷直結のビルにいれてもらっていて(笑)

―――――事業部として掲げている目標というのはどんなものですか?

まずは『コトダマン』をさらに大きくすることを目標にしていますが、僕としては新しいものを生み出すことが得意分野でもあるので、世界に向けて新しいタイトルを作ることも目標のひとつではありますね。

――では今後、中村さんがXFLAGで全く別のタイトルを作る可能性は十分にあるということでしょうか?

中村:はい、可能性があるというか絶対にやります。

――さきほど部長に就任されるとの話がありましたが、中村さんご自身の役割にも変化はあるのでしょうか?

中村:いちプロデューサーから『コトダマン』事業部の部長になったので、『コトダマン』をやりつつも、事業部としてどう成長していくか、どう利益をあげていくかをちょっと広い目で見ていく必要があるとは思っています。そういう意味では『コトダマン』における役目や役割が変わる場合もあるかとは思いますね。ただ、根本的に『コトダマン』をやるために移籍したので、『コトダマン』から離れることや手を抜くことは絶対にないのでご安心ください。

――そのコメントでプレイヤーのみなさんも安心したと思います。中村さんと一緒に移籍した人はほかにもいらっしゃるのですか?

中村:コトダマン運営チームの主要メンバーの多くが一緒に移籍しています。その中にAPのナメカタという者がいましてですね。彼にもそろそろプロデューサーとして独り立ちもしてほしいので、ナメカタがこれからどうなるか!?みたいな部分も楽しみにしていただければと思います。

2周年アンバサダーは村西とおるさん

事業部もできたということはビジネス的にも非常に好調なのでしょうか?

中村:伸びていますね。昨年末ぐらいに不具合が続く事態がありましたが、そのあたり体制も整いまして、1月から連続で実施したコラボも結果に結びついていますし、いますごくいい状態で2周年を迎えられる実感があります。

――コラボも頻繁に実施しているイメージがありますが、これは移籍による影響でしょうか?

中村:移籍の影響というよりも今までいろいろな施策を積み重ねてきて、みんなが喜んでくれることがより明確になった形ですね。そのひとつがコラボで、それをしっかり強化してやっていくことを決断した感じです。ここまで短期間でいろいろなIPとコラボするタイトルもないので、今は“コラボ日本一”のタイトルを目指そうと思っています。

――『モンスターストライク』(以下、モンスト)コラボ第2弾も進めているという発言もありましたが進捗はいかがでしょうか?

中村:『モンスト』コラボは5月に実施予定です。

――おお! 意外と近い!

中村:ボリューム、内容ともにかなりパワーアップしています。詳しくは言えませんが、第1弾を逃した人もコラボキャラを入手しやすいように調整をいれているので、ご安心ください。

――第2弾から参加しても十分に楽しめそうですね。

中村:『モンスト』をはじめ、6つのIPと6連続コラボを予定しています。いまのご時世や版元様との調整もあるので予定が変わる可能性はありますし、詳細は言えませんが、楽しみに待っていてください。

 
コラボ

――4月16日に2周年を迎えますが、そこでのイベントやキャンペーンについてはいかがでしょうか?

中村:まず、『モンスト』と違って僕らはまだまだチャレンジャーだと思っているので、今回村西とおるさんを起用した大規模なプロモーションを仕掛けていきます。キャッチコピーは“『コトダマン』2周年ナイスですね!”です。

コトダマン2周年KV

――まさかの人選ですね(笑)

中村:これは結構社内でもざわつきましたね。ただ、普通のことをしていても普通の結果しか返ってこないので、勝負すべきところは勝負しないといけない。『コトダマン』は“ことば”で攻めるタイトルなので、村西さんの言葉が持つ力みたいなものがマッチしたのも起用理由のひとつです。『コトダマン』のアイデンティティでもある大盤振る舞いというところをさらに盛り上げるという意味で“『コトダマン』2周年ナイスですね!”という村西さん風のコピーを使ったプロモーションを展開予定です。そして、コピーの通り、“あげすぎ”なイベントを実施予定です。

――具体的にはどういった内容なのでしょうか?

中村:多すぎてここで説明するのは難しいのですが、まず虹のコトダマのプレゼント個数で言えば約10000個、これは『コトダマン』ではガチャ100連分に相当します。あとはセレクトガチャという欲しいキャラを自分で6体選んで、その中から1体確実にゲットできるというガチャを実装します。このガチャは1回限りですが無料でも引くことができます。

 
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――まさに大盤振る舞いという感じですね。

中村:あとは新規ユーザーさん向けに、ゲーム開始後1週間はずっと“言霊祭”が開催されていて、つまりフェス限キャラが引きやすいガチャを実施しているので、キャンペーン報酬と合わせてぜひ楽しんでいただければと。

“ことば”のゲームであることの意味を強化

――2周年の先のロードマップについてはどこまで考えてらっしゃいますか?

中村:大まかには3年目までくらい。具体化されているという意味ですと半年先ぐらいまでは引いてあります。短期的には降臨追加など、現状の運営サイクルを強化していきますが、中長期的には“ことば”遊びの本質、“ことば”のゲームであることの意味を強化していきたいと思っています。破滅級の追加といったコアな方向けの遊びも大事ですが、もっとライトに友だちとワイワイ遊べたり、もう少し気楽な気持ちで“ことば”遊びみたいなことが楽しめたりする、新しい部分を追加していければと考えています。

――それらが具体的にゲームに落とし込まれるタイミングはいつ頃を予定されていますか?

中村:2.5周年ぐらいのタイミングではそこを少し出せるかなというイメージはありますね。こういったアップデートや新要素の追加に終わりはないと思っているので、本当に徐々に徐々に皆さんに出していければと。

――最後に個人的な興味なのですが、今後、中村さんがXFLAGでコンシューマーゲームを手掛けることはあるのでしょうか?

中村:いままで僕はスマホゲーム市場で何が売れていて、だからいまこういうものを作ったら売れそうだよねという考えをベースにゲームを作ってきたのですが、いまは市場も凄く厳しい状態になり、それが通用しなくなってきました。またこれからはスマホとかコンシューマーとかPCとかの垣根が無くなっていくのかなとも思っています。実際『フォートナイト』などはどのプラットフォームからでも楽しめるようになっていますからね。そういった意味でプラットフォームすら関係なく、“おもしろいもの”をつくる、という原点に立ち戻って勝負しなきゃいけない時期に来ているのかなと。移籍したもうひとつの目的は、日本の市場も頭打ちのなか、ワールドワイドでヒットできるタイトル、すごく大きい規模のタイトルを仕込むためでもあるので期待していてください。

――『コトダマン』の今後とともに新作も楽しみにしています。ありがとうございました。

2周年の超お得なキャンペーン、そしてその後にある6連続コラボなど、さらに精力的な動きを見せる共闘ことばRPG『コトダマン』。まだプレイしてことがないという人は友だちと“ことば“を繋ぐ楽しさをこの機会に体験してみてはいかがだろうか?

共闘ことばRPG コトダマン

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG
メーカーMIXI
公式サイトhttps://kotodaman.jp/
配信日配信中
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