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『三国志ヒーローズ』至高のAIと最高の軍師体験! ディープなファンも納得のストーリーにも注目

2020-03-05 12:00 投稿

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三国志ヒーローズ

“三国志”の老舗と“AIサービス”の第一人者が手を組んだ!

コーエーテクモゲームスが、AIサービス開発で知られるHEROZとタッグを組んで放つ“AIバトルボードゲーム”『三国志ヒーローズ』。2020年2月4日よりオープンβテストが開始されており、本記事ではゲームの概要やプレイ所感などをお届けする。

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盤面知的遊戯(大人のための逃げ道もあるよ)

“脳ミソ沸騰! ガチバトル!!”のキャッチコピーで売り出している『三国志ヒーローズ』。コーエーテクモゲームスの『三国志』ゲームというと、コツコツ内政をしたり戦闘をシミュレーションするものだとか、一騎当千の爽快バトルといったものが思い浮かぶのだが、本作はまったくの別モノ。メインとなるのは、5×5マスのフィールドを舞台にした将棋やチェスのような“盤面遊戯”なのだ。

シミュレーションゲームの『三國志』シリーズが君主(武将プレイものは指揮官)体験、アクションゲームの『真・三國無双』が武将体験なら、『三国志ヒーローズ』は軍師体験ができる作品だと言えよう。

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▲『三国志』をベースにしたストーリーと、ボードゲーム形式の戦略性豊かなバトルが柱となっている。

ただ、将棋やチェスのような……と言ってしまうと、駒の動かしかたに加え定跡だとか成り駒がどうだとか、覚えなければならないことが多くて、未経験者にとってはハードルが高いように思われるかもしれない。しかし、本作のバトルはどちらかというと盤面の初期配置から解法を考えていく、パズル(詰め将棋)に近いものとなっている。

ゆえに、頭は使う。物量と金銭にものを言わせて押し潰す、という資本主義の正義は成り立たず、その代わりコツさえ掴めばいくらでも快適に遊べてしまうのである。おお、なんとすばらしい。

では、実際のバトルを見てみよう。勝利条件は至ってシンプル。“先に敵のリーダーを撃破する”、それだけだ。進行はターン制となっており、将棋などと同様、自軍のユニットを動かしたり、遊軍(援軍)ユニットを新たに投入するなど、交互に1行動ずつ進めていくことになる。

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▲一度にひとつのユニットにしか命令を下せないので、どのユニットをどういった順番で動かすかが重要。また、最大ターン数も決まっている。

特徴的なのは、各ユニットに体力や攻撃力、防御力といった要素が存在しないこと。敵ユニットがいるマスに味方ユニットをぶつければ、たとえ呂布相手に名も無き兵士を当てたとしても、一撃で倒せるのだ。もっとも、特定の方向からの攻撃を受け付けない“盾兵将”ユニットだとか、後述する“計略”を使って盾効果が付いたユニット(なお、呂布はその計略が使える)は例外となるが。

また“覚醒”をすることで、移動範囲や攻撃範囲が変化するといった要素もある。

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▲将棋で言う“成り”状態になる覚醒。1ターンごとに溜まっていく“士気”を消費して、移動範囲が増えるシステムになっている。ただし、斜め後ろに攻撃できるユニット(将棋で言う“銀”)の場合、その能力が失われることもあるので、覚醒後の移動範囲はしっかりチェックしておこう。

そういったルールや、ユニットの動かしかたなどは将棋と共通するところであるが、一方で将棋とは異なる要素もある。
・各ユニットの“向き”を上下左右、4方向に変えられる。そのときの向きによって攻撃できる方向も変化する
・敵ユニットを撃破しても“撃破”となるだけで、こちらの持ち駒にはできない
・“士気”を消費して特殊な“計略(スキル)”が使用可能
・ユニットの初期配置が1パターンで固定されていない

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▲“士気”がある限り毎ターン敵ユニットを1体ずつ確実に葬り去れるものや、持ち駒を増やせるものなど、計略には将棋にはない“裏技”的なものが多い。

本作のバトルのコツとしては“自軍ユニットが倒されることは気にするな”というのが一番大事かもしれない。

見た目がよく似ている戦略シミュレーションゲームだと、いかに味方の犠牲を少なくして(無傷ならなおよし)敵を倒すかを目指すことが多いのだが、本作では最後に敵リーダーを撃破できればいいので、基本的にはバンバン味方を犠牲にして問題ないのである。このあたりも将棋的思考と言えよう。

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▲よくあるパターン。丸で囲んだユニットを敵リーダーが攻撃してきたら、次のターンで下方にいるこちらのユニットの攻撃が突き刺さる形になっている。

しかもうれしいことに、コンピューターを相手にするシングルプレイのバトルでは最大3回、“臥龍指南(AI)”を使って“次の一手”を教えてもらうことができる。どうしてもクリアーできないときは、1ターン目から連続で3回使い、リタイア。次は3ターン目まで教えてもらった手を指し、4ターン目からまた3回臥龍指南を使う……というやり方をすればだいたいのバトルは突破できるはず!? それでも勝てないときは初期配置を見直してみるといいだろう。

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▲AI“臥龍(GARYU)”が必殺の一手を教えてくれる。1回のバトルにつき3回までしか使えないので、使い所を見極めよう。

ちなみに、この“臥龍指南(AI)”は、今後導入が予定されている大型アップデートで使用回数を増やすことも出来るようになるようだ。

なお、AIはもちろん敵にも使われている。優秀なAIというのは、ただ強いだけではなく負けかたもうまいもので、さりげなく最善手ではない行動を取ってくれる。本作の敵も、基本的にはヌルい行動は取ってくれないのだが、中終盤のいいところでさりげなく隙を作ってくれたりする。これが重要で、こちらも自尊心を傷付けられることなく気持ちよく勝てるのでうれしい!

筆者は将棋や麻雀などでうまく接待プレイができずに接待相手を怒らせたことが何度もあるので、ぜひコツを教えていただきたいところだ。

なお、“待った”機能(その名の通り、直前の行動を取り消せる機能。有料)や“ターン延長”機能(アイテムを使って制限ターン数を追加する)なども用意されており、実際のところ大人のための逃げ道はいくらでもあったりする。そんなさり気ないやさしさも……嫌いじゃない。

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“老舗”コーエーテクモゲームスならではのストーリー

『三国志ヒーローズ』には、おもに3つのモードがある。

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・ストーリー
『三国志』の戦いを追体験するモード。各話をプレイするごとに“気力(一定時間ごとに回復する)”を消費する。

・ヒーローズマッチ
いわゆる“対人戦”モード。自分で編制した部隊を使って、ほかのプレイヤーとオンライン対戦を行える。勝敗によって“名声”が変動し、対戦は名声の近いプレイヤーどうしでマッチングされる。相手が見付からなかった場合はAIとのバトルに。戦いに勝って“宝箱Pt”や“シーズンPt”を溜めていくと、さまざまな報酬がもらえる。

・おまかせ遠征
AIにすべてをおまかせした対戦モード。オープンβテストでは未実装。

“ストーリー”モードでは、“魏”、“呉”、“蜀”の3国に“他”の諸武将たちを加えた4勢力の物語が、それぞれの軍師や副官の目線中心に描かれていく。魏では曹操の副官夏侯惇、呉では孫策、孫権の参謀周瑜、蜀では稀代の軍師諸葛亮、他では貂蝉といった具合だ。

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これまで35年以上に渡って『三国志』関連の作品を手掛けてきたコーエーテクモゲームスだけあって、ストーリー部分は質、量ともにさすがのデキ。それでいて、バトルを含めて1話あたりのボリュームは細かく区切られており、だいたい1プレイ3~5分程度でこなせる。

また、基本の流れは『三国志演義』などでおなじみのエピソードに基づきながら、独自のアレンジも盛り込まれており、ディープな三国志ファンでもきちんと楽しめる内容になっている。これまで、曹操や孫策の雌伏期のストーリーにはそれほどスポットが当てられてこなかったが、本作ではそれらもバッチリ描かれる。

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▲“周瑜伝”より。孫策たちが江東制覇の道中で配下を集めていく過程も、ていねいに描かれていく。そして、厳白虎や王朗が誰かに操られているというまさかの展開も……。

その曹操など、他のコーエーテクモゲームス作品でのイメージに近いビジュアルで登場するキャラクターもいれば、孫策の妻大喬と小喬の姉妹のように、本作ならではの姿になっているキャラクターもいる(むしろこちらがほとんどか)。そんな個性溢れる武将たちによる群像劇も、本作の見どころのひとつだ。

シナリオ中は流れないが、バトルでは豪華声優陣によるボイスも楽しめる。声優には、HEROZと将棋が繋ぐ縁もあってか、ファミ通でもおなじみの女流棋士・香川愛生女流三段がセクシー美女の貂蝉役で参加している。

一方、オープンβテストでは対人戦モードの“ヒーローズマッチ”もプレイ可能となっている。対人戦、ということを考慮してか、ストーリーモードと異なり1ターンごとに考慮時間が設定されており、あたかも将棋の秒読み状態のような緊張感が味わえる。

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ヒーローズマッチは、ストーリーモードを楽しみ尽くした後のエンドコンテンツとしてユーザーに長く遊ばれることになるであろうモードだ。自分の実力が如実に表れてしまう、ある意味シビアなモードではあるが、これをコツコツ遊ぶことでのごほうびがなかなか豪華。将棋も実戦に勝る修行なしと言われるが、本作でもオンラインの荒波に揉まれることで成長できるはずである。

まとめ

遊んでみて感じたのは、「かなり骨太な対戦ボードゲームだな」ということ。

とくに、パズルだとか将棋が好きな人にはかなり楽しめるはず。ただ、将棋しか知らない人だとプラスαのルールがけっこう多いので最初はたいへんかも。それだけに、やや難しいところがあるので、とくにそういったゲームの経験がなく遊ぶ人は“臥龍指南”だとか“ターン延長”のような逃げ道をうまく使うことを念頭に置いて触ってみてほしい。

シナリオはかなりよくできているし、ボリュームも申し分ない。ゲームとしてはかなり長く遊べる作りになっているようなので、これをいっしょに遊んでくれる全国のユーザーたちが多く現れてくれることを期待したい!

なお、2020年3月5日20時からは、『三国志ヒーローズ』が協賛している将棋の“叡王戦”盤外企画として、香川愛生女流三段と糸谷哲郎八段が出演する生放送が行われる。気になる人はこちらもチェックしてみるといいだろう。

“【盤外企画】香川愛生、糸谷哲郎 出演『三国志ヒーローズ』指南生放送”はこちら!

三国志ヒーローズ

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルボードゲーム
メーカーコーエーテクモゲームス
公式サイトhttps://www.gamecity.ne.jp/sangokushi-heroes/
配信日配信中
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